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2004年度支援事業の報告
Think the Earthプロジェクトからの支援は、2002年度に引き続きカンボジア・日本間で実施されている『レインボー事業』に活用されました。
2000年度から実施してきたレインボー事業では、国際理解教育に焦点をあて、文房具の寄贈、絵のワークショップ開催、カンボジアと日本の子ども達の絵の交換を行ってきました。
1970年代から90年代はじめまで続くポル・ポト政権による政治的混乱の際に多くの教師が処刑されたため、カンボジアでは文化・伝統を担う教員養成が急務となっています。事業地域であるカンダール州ルックダイク地区は、州の中でも比較的貧しく、親の教育に対する理解不足から、女子の就学率や退学・留年率が高くなっています。
2003年度までの4年間で、日本からはのべ520の小中学校が参加し、総計930箱の文房具と作品が送られました。カンボジアではのべ65校の小中学校が箱を受け取り、のべ49校の生徒を対象に絵のワークショップが開かれ、約1,850人の生徒が参加しました。
また、2004年7月、ケア・ジャパンから名称を変更し、現在はケア・インターナショナル ジャパンとして活動を続けています。
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2004年度(2004年7月〜2005年6月)
活動成果と今後の課題
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日本からの文房具・絵の材料、作品の贈呈
全国から128校・団体・個人の参加がありました。生徒の作品1,656点ほか、絵の具2,107本、ノート9,186冊など、送った箱(レインボー箱)は前年度の193箱を上回る230箱でした。送られた文房具は生徒に配られ、絵の資材は図工・美術の授業で活用されています。
また、基金や書き損じはがきによる協力も寄せられました。 |
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絵のワークショップ
前年度に実施した、現地の先生が生徒を指導する力を身につけるためのワークショップをうけて、今年度は現地の先生が子どもたちに絵を教えました。また、The PASS(「児童画の国際交流を進める画塾協会」)から絵の先生3名を招き、フロッタージュやブラッシングなど、道具がなくても絵を楽しむ方法を現地の先生に指導し、先生方も夢中になりました。今年度は、地区内全部の小学校の参加が実現しました。 |
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日本とカンボジアの生徒による絵の交換
レインボー箱で送られた日本の生徒の絵は、ワークショップの時に紹介され、その後各学校の校内で展示されました。ワークショップや授業でカンボジアの生徒が描いた約980枚の絵は手紙と共に日本に送られ、その後、以下のウェブや展示会で掲載・展示されました。
2003年6月:
ケア・ジャパンのホームページやWEB上での展覧会
2003年11月:
中央三井信託銀行本店ロビーにて「カンボジア子ども作品展」開催(11/15-19)
2004年3月:
The PASS主催の児童画国際交流展(京都)(3/25〜28) |
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「学校とコミュニティの図書館」の開設
昨年秋に提案された「学校とコミュニティの図書館」が、東食(株)の資金支援によって、サンダール中学校にオープンしました。子どもたちの勉強に役立てるだけでなく、絵の教室・展示場のほか、村人も活用し、文化教育活動を支える場になることが期待されています。
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今後の課題など
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事業活動成果の集約
2005年度をもって6年間にわたる事業が終了となります。子どもたち、先生、両親、村の教育関係者に対し、これまでの成果を集約し、今後の活動に活かして行く予定です。
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各校での展示会や講演会
カンボジアの子どもたちが描いた絵の学校文化祭での展示や、小中学校の生徒を対象とした講演会を希望校に対して行う予定です。
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活動のモニタリング
「教育文化学習センター」「学校とコミュニティの図書館」が地区の文化教育の発展に貢献できるか、積極的に活動状況や成果をフォローしていきます。
===次年度で当地区でのレインボー事業は終了し、2006年7月からは形を変えて、発展途上国に国際協力の現場を持つケア・インターナショナル ジャパンならではの国際理解教育プログラムを推進していきます。
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ワークショップに参加した先生と子どもたちの声
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ボンルー小学校の先生
今回ワークショップに参加した子どもは絵を描きたいと希望した子どもたちです。みんな、絵を描きたいと思っていますが、家が遠い、親が行かせたくないなどの理由で参加できなかった子どもも大勢います。月に2回くらい、絵の時間はあるのですが、道具は十分でなく、絵の具筆は2人で1本を使っています。もっと絵の時間がたくさん持てればよいと思います。
ボンクロム小学校の先生
月に4回くらい絵の時間を持ちたいと思っています。今は主に色鉛筆などで描いていて、絵の具を使うのは5年生からです。道具も十分ではありませんが、問題なのはむしろ先生の力がまだ十分でないことです。昨年のような先生のためのワークショップはありがたかったので、もっとやって欲しいと思います。参加できなかった先生もまだ大勢いいます。
スア レックナー君
ダンカダウン小学校 2年
今日の絵の教室はすごく楽しかったです。僕は絵を描くのが大好きです。学校では一ヶ月に一回ぐらい絵を描く授業がありますが、もっと時間があればいいなーと思います。
日本の皆さんからの絵を見て楽しかったです。皆さんもがんばって勉強してください。
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チョ ナンチーウさん
ダンカダウン小学校 2年
今日はいろいろな色を使って初めて絵を描きました。私はお花が大好きなので、お花を描きました。
今日みたいな楽しい授業がもっとたくさんあればいいなと思います。日本の皆さんは元気ですか?皆さんがずっと健康でいることを願っています。
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2004年度レインボー事業事業費
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活動のようす
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夢中になって絵を描くのに取り組んでいます |
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女子奨学生たちが絵のワークショップで子どもたちをサポート |
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寄贈されたレインボー箱をオートバイの荷台に載せて、学校まで運びます 舗装されていない道路を行くので一仕事 |
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絵のワークショップが終わって家へ向かいます 30人の子どもが乗っています |
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サンダール中学校に新設された「学校とコミュニティの図書館」開所式に参加 |
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