2001年度支援事業の報告


2001年度、Think the Earthプロジェクトからの支援は『ミャンマーでのワクチン接種活動』に活用されました。

ミャンマーは、ポリオ撲滅のために、以下の4つのアプローチを用いています。
● 定期的予防接種サービスの強化
● 全国予防接種デーなどの補助予防接種サービス
● AFPサーベイランス*・システムの強化
● 戸別モップアップ(ハイリスクエリアへの追加接種)活動


* AFPサーベイランス
誰でも判別できるようなポリオの特徴的な症状である、「急性の脱力性マヒをおこした患者(AFP患者)」の報告を奨励することで、ポリオの発見確率を上げる。

野生ポリオの感染患者が最後に報告されたのは、2000年2月です。ポリオの免疫を持っていない子ども全員に定期的予防接種の継続を促していることや、追加接種、早期発見のシステムをつくることで、成果があがっています。

1995年から始まった全国予防接種デーには、国を挙げて取り組んでいるので、各地区で接種デーのセレモニーが行われ、接種率を上げています。2001年12月9日と2002年1月13日には、通算7回目の全国予防接種デーが実施され、約600万人の子どもたちが、2回のポリオワクチン接種を受けました。1回目、2回目とも97ー98%の高い接種率でした。

WHOとユニセフ、ミャンマー当局によって行われた調査では、現在ミャンマーには野生ポリオウイルスはないらしいこと、今後ミャンマーでハイリスクエリアへの追加接種活動は必要ないとの勧告が出されました。けれども、ミャンマーは2005年までにポリオを撲滅するという目標実現のために、今後も予防接種デーを実施する予定です。
というのも、ポリオなどのウイルスは、発症していない状態で、だれかがウイルスを持っていることも考えられるので、その地域でポリオが完全に撲滅されたというまでには、5年ほどの猶予が必要なのです。
「世界の子どもにワクチンを」日本委員会では、2002年11月に、特定非営利活動法人(NPO法人)を取得し、ミャンマーをはじめとして、アジア地域のポリオ、はしか、破傷風のワクチン供与もする予定。

2001年度会計

¥30,000,000-
パキスタンへの緊急ポリオワクチン220万回分、ミャンマーへ全国予防接種デーのためのポリオワクチン90万回分を購入して送付。


活動のようす


NID (全国一斉予防接種デー) において、ポリオワクチン2滴を、口から投与されるミャンマーの子ども。


ワクチン募金活動で活躍する群馬県から参加した子どもボランティア(中学2年生) が、ミャンマーNIDに参加し、ポリオワクチン投与を経験。


NIDは、フェスティバルでもあり、国民は踊り、楽器を演奏する等、お祝いをします。
ミャンマーの舞踏者と共に踊る、日本から参加した中学2年生のボランティア。


群馬県から参加した子どもボランティアが、得意の音楽をミャンマーの小学校で、子ども達に披露。ミャンマーの子どもたちもミャンマーの舞踊を紹介し、とても素敵な交流となりました。


ミャンマーマンダレーでのある朝の光景



「世界の子どもにワクチンを」 日本委員会 へもどる