2002年度支援事業の報告


Think the Earthプロジェクトからの支援は、2001年度に引き続き『ミャンマーでのワクチン接種活動』に活用されました。

ミャンマーでのワクチン供与は1996年度から続けられており、すでに発症例はゼロになっています。ただし、ポリオの場合は発症事例が報告されなくなってから3年間は観察期間とし、完全に病気が根絶されたかを確認するため、ミャンマーでの全国一斉接種は、2002年まで行われました。今後は国境地帯など、特定地域での発症を防ぐための予防接種や定期的な予防接種が行われるものの、国を上げての取り組みは終了しています。JCVがミャンマーでのポリオ根絶に果たした役割は非常に大きいのです。
2002年11月に特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受け、よりいっそう継続した活動ができるような体制になりました。


2002年度活動実績

2002年12月4日〜11日、ミャンマーのNID(全国一斉予防接種日)に、中学生から大人まで、23名のボランティアが参加してツアーを行いました。ワクチン接種の現場視察、学校や病院施設の見学、現地関係者や子どもたちとの交流の機会を持ちました。 ミャンマーでは既に8回目のNIDなので、特に都市部ではほとんどの人にNIDの意義が伝わってスムーズに予防接種が行われていたようです。

2002年12月8日〜14日、ユニセフ主催の『東アジア及び太平洋地域子どもと若者フォーラム』にJCVから4名の子ども代表が参加しました。これは『国連子ども特別総会』フォローアップ事業として、総会で採択された「子どもにふさわしい世界を」という21の具体的な活動目標に関するその後の進ちょく状況の確認とアジア地域の行動計画ドラフト作成を目的に、ユニセフとNGO委員会の主催で開催されました。(日本をふくめ、15ヶ国から54名の子ども・若者が参加。) 将来の日本社会で活躍する世代に、地球的視点でものごとを見る機会をつくり、ボランティア精神を育てていくため、JCVでは、子どもボランティアを積極的に巻き込んで活動しています。


今後の課題

JCVのようなNGOや国連機関、各国の努力によって、今後、2005年までに、ポリオ根絶を、という目標達成まであと一歩となりました。JCVとしては、その他の感染症や伝染病について、国連機関や他のNGOなどと協力して調査・研究を行い、必要なところに支援が行き届く活動をしていきたいと考えています。


2002年度事業費

拠出金合計 ¥30,000,000-
310万回分のポリオワクチン購入費に充てられました。


活動のようす

ミャンマーの伝統的な踊り
ミャンマーの伝統的な踊りを披露してくれているところ。日本の獅子舞に似ていました
予防接種会場
ミャンマーで、全国一斉予防接種会場に来た親子。子どもの手には、ご褒美のお菓子が握られています。全国一斉予防接種日は、お祭りのようにどの子もきれいな服に身をまとって参加します
インレイ湖
インレイ湖で、船に乗っている子ども。ミャンマー北部の大きな湖インレイ地方は、川沿いに水上生活をしている民族の地域です。川沿いの部落まで、船に乗って予防接種会場を視察に行きました
看護婦さんたち
JCVが送ったクーラーバッグとロゴマークを持っている看護婦さんたち
ミャンマーの子ども
予防接種会場に来た、ミャンマーの子ども。顔に白く塗っているものは、タナカといって日焼け止めです
原動機つきバイクとクーラーバッグ
JCVが過去に送った原動機つきバイクとクーラーバッグ。現地の看護婦さん。送ったのは、2002年度ではありません



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