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地震データはどこから?〜アメリカ地質研究所

 今回のアースリウムでプロットしている地震の位置や大きさは、アメリカ地質研究所(USGS)が公開しているデータを使っています。USGSは、1879年に設立された政府機関で、当初は鉱物資源の研究をしていました。現在は水、生物、エネルギー、地質などの天然資源の科学調査や、自然災害の研究を行っています。1969年にアポロで月に降り立った宇宙飛行士達は、USGSで地質学のトレーニングを受けたのだそうです。
 地震の研究は、USGSの地震情報センター(NEIC)が行っており、地震発生の初期情報を常に公開しています。左の地球儀で見ることができるプロットデータは、このNEICのデータを使用しています。

 「2005年の地震」は、2005年1月1日〜12月31日までに発生したM4以上の地震の位置が表示されます。震源の深さが100kmを超える地震は赤色で示されています。震源が深い地震は、プレートが潜り込んでいるところで起きることが多いので、発生位置がプレートの内側に入っているのがわかると思います。M4以上でも、2005年は1年間に16000近い数の地震が発生しています(読み込みに少々時間がかかりますのでご容赦ください)。これを見ると、ホントに地球は地震だらけ。「地震の星」というのも言い過ぎではないように思えてきます。

 このデータベースは誰でも利用することができるので、ぜひ皆さんもアクセスしてみてください。

→地震データベース検索


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