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クラスター爆弾

 クラスター爆弾とは、ひとつの親爆弾の中に、たくさんの子爆弾が入った爆弾です。飛行機から落とされたり、地上から大砲などで発射されると、空中で爆弾の蓋が開いて、中に入っている子爆弾をばらまく仕掛けになっています。民間人に対しても無差別に攻撃が及ぶだけでなく、不発弾が多く残るため、地雷と同じような被害が広がっています。左の地球儀では、クラスター爆弾の被害を受けた国を示しています。

クラスター爆弾

クラスター爆弾(提供:JCBL)

クラスター爆弾の子爆弾

クラスター爆弾の子爆弾(米国製)(写真提供:JCBL)

クラスター爆弾のイメージ図

クラスター爆弾のイメージ図(提供:JCBL)

 JCBL(地雷廃絶日本キャンペーン)の資料によれば、クラスター爆弾が初めて使われたのは第二次世界大戦。ベトナム戦争で米国が大量に使ったクラスター爆弾の不発弾は、30年以上経った今も犠牲者を出しているといいます。最近では2006年8月に南レバノンで、イスラエルとヒズボラとの戦闘で大量に使われ、一般市民に大きな被害をもたらしました。いまでも世界70カ国以上が数十億個の子爆弾を保有しています。

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