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毎月の雲
自然災害支援リポート

2006年07月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
今年は九州から北で梅雨けが大幅に遅れましたが、7月は北半球全域で異常な天候が続きました。上空を吹いている偏西風が大きく蛇行したことが原因です。
雲の動きで、その異変の様子を見てみましょう。まず、ヨーロッパでは偏西風が大きく北へ蛇行したため、大西洋を進んできた雲のほとんどがイギリスからスカンディナビア半島へと北上しました。広い範囲が勢力の強い高気圧に覆われ、フランスやスペインなど各地で、03年8月以来の猛暑に見舞われました。
一方、日本付近は偏西風が大きく南へ蛇行したため、太平洋高気圧に覆われる日が少なく、西からやってくる梅雨前線の雨雲が次々と九州から本州の上を通りました。九州や長野などで記録的な大雨が降り、大きな災害が発生しました。韓国や中国中南部も梅雨前線や台風3号・4号・5号の影響で大雨になり、大きな被害が出ました。
南半球では偏西風の大きな蛇行はありませんでしたが、南米中部が高気圧の通り道になり、晴天が続きました。この高気圧から暖かい北風が吹き込んだウルグアイ周辺は、ほぼ1ヶ月を通して異常高温になりました。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。