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毎月の雲
自然災害支援リポート

2006年08月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
8月は北半球の偏西風の大蛇行は徐々に解消しましたが、雲の動きには、まだ例年とは異なる様子が見られました。
日本の南の海上は太平洋高気圧に覆われることが少なく、20日頃まで雲の発生しやすい状況が続きました。これらの雲の中で台風が次々に発生し、8日・9日は日本列島に7号・8号・9号の3個の台風が接近しました。お盆休みには10号・11号が相次いで発生、10号は18日未明に宮崎県に上陸し、丸一日かけて九州を南から北へ縦断しました。
7月に猛暑に見舞われたヨーロッパは天気が一転、ほぼ一カ月を通して雲に覆われる日が多くなりました。大きな気圧の谷が居座ったため、雲がしばしばヨーロッパの上で左まわりに回転し、東欧を中心に広い範囲で大雨が降りました。
20日にハワイの南で発生した熱帯暴風雨は急激に発達、ちょうど一年前のカトリーナ並みの巨大ハリケーンになりました。中部太平洋を西進し、27日に東経180度(日付変更線)を越えて、「台風12号」と呼び名が変わりました。日付変更線を越えた熱帯暴風雨(ハリケーンを含む)は、1951年以降、16個目ですが、そのうち10個が平成になってからです。近年の増加の原因は、北太平洋の北部で高気圧が発達することが多くなり、低緯度で東風が吹きやすくなっているなど、大気の流れが変化してきたためと考えることもできそうです。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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