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毎月の雲
自然災害支援リポート

2006年10月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
9月末からフィリピンの東にあった大きな積乱雲の集団の中で、10月3日に台風16号・17号が相次いで発生しました。16号は本州の南まで北上して弱まりましたが、台風の北、四国沖に発生した低気圧が猛烈に発達しながら6日から8日にかけて本州の太平洋岸を北上、関東地方や北日本は大雨と強風に見舞われました。台風が運んできた暖かく湿った熱帯の空気と、大陸から南下してきた寒気が激しくぶつかったことが、低気圧が発達した原因です。
一方、西日本から中国大陸東岸にかけては雲がかかることが少なく、異常少雨になりました。南から高気圧に覆われる日が多かったためです。北からの寒気も高気圧に阻まれて大きく南下することが少なく、西日本各地は記録的な高温になりました。東日本も気温が高く、北日本を除いて2年連続の暖秋でした。
オーストラリア南部は5月以降、異常少雨が続いています。10月も時折、雲が通りましたが、まとまった雨は降らず、6年続きの干ばつは過去100年間で最悪と言われています。
エーゲ海周辺(ギリシャやトルコ)では雨雲が発達することが多く、異常な大雨が続きました。トルコでは一日で、ひと月分の3倍の雨が降った所もあり、10月18日には強雨が原因によるバスの横転事故で日本人の犠牲者も出ました。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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