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毎月の雲
自然災害支援リポート

2007年11月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
12日から16日にかけて、インドの東のベンガル湾を白く輝く丸い雲が北上しました。サイクロン(台風と同じ強い熱帯低気圧)「シドル」です。雲が真っ白く見えるのは、雨雲が非常に発達していることを示しています。15日にシドルが上陸したバングラデシュでは、大雨や洪水により、死者が3000人を超えたと報じられました。
20日夜と21日早朝(日本時間)には、フィリピンを挟んで、ふたつの台風23号・24号が相次いで発生しました。この時期に、台風が比較的近い所に並ぶのは珍しいことです。同じ頃、日本付近は冬型気圧配置になることが多く、真冬並みの強い寒気が流れ込んで、日本列島の周辺にはすじ状の雲(小さい雲の集団)が広がりました。夏の雲(台風)と冬の雲がおよそ2000キロを隔てて、アジアの東部で季節のコントラストを描きました。
月の前半、米国の東岸では雲が北上し、ヨーロッパでは北西から南東方向へ動きました。大西洋に勢力の強い高気圧が腰を据え、偏西風が大きく蛇行したためです。高気圧の中心に近いアイルランドやイギリス南部、スペイン、ポルトガルでは半月間、雨らしい雨が降らず、気温も高めでした。オーストラリアの南東部も高気圧に覆われて雨雲がかかることが少なく、依然として異常少雨が続いています。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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