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自然災害支援リポート

2007年12月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
日本付近では雲が西から東へ進みました。“超暖冬”だった前年ほどではありませんが、強い寒気の南下がなく、冬型気圧配置が続かなかったためです。月末にはオホーツク海で低気圧が発達し、冬型が強まって年末寒波がやってきました。
日本の東の北太平洋でも寒気が大きく南下することがありませんでした。13日頃と24日頃には、低気圧の雲が列を作るように4000キロ前後の間隔で次々と東へ進みました。
一方、ヨーロッパでは中旬になって偏西風の蛇行が現われました。イギリス付近を通る雲は北上し、19日から24日にかけては雲の渦巻きがイベリア半島から地中海をゆっくり東へ動きました。渦を巻いた雲の正体は上空の強い寒気です。この影響でフランス東部やギリシャ周辺では異常低温に見舞われました。
北米でも9日から13日頃に偏西風が蛇行し、雲がメキシコの西から米国中部へ北上しました。暖かな高気圧に覆われたメキシコ北部や米国南部は夏のような暑さになりました。
史上最悪の水不足が続いたオーストラリアには恵みの雨を降らせる雲がかかるようになりました。月の半ばから下旬にかけては南部で、月末には北部で、まとまった雨が降りました。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。