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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年1月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
月の後半に、中国大陸から日本付近を次々に低気圧の雲が東へ進みました。シベリアに腰を据えた高気圧から広い範囲に冷たい空気が南下し続けたため、中国の中部や南部では大雪や寒波に見舞われました。日本でも寒さが続き、東京では1月後半の最高気温の平均が18年ぶりの低さになりました。
北太平洋の東部では月の半ばから27日頃まで、雲が南から北へ、煙が立ちのぼるように動く様子が見られました。偏西風が大きく蛇行し、北米大陸の西に高気圧が居座ったためです。低気圧の雲が東へ進むのを阻止することから、「ブロッキング高気圧」と呼ばれます。
南半球に目を移すと、インドネシアから南太平洋にかけて雲が帯状に連なりました。雲が発生するのは例年のことですが、周辺の海面水温が平年より高かったため、雲が発達しやすく、オーストラリアの北部や東部では、しばしば大雨が降りました。海面水温が高かったのはラニーニャ現象が原因と考えられます。
中旬まで雲が少なかったインド洋では下旬になって急に雲が増え、アフリカ南部からフィジー諸島まで、帯状の雲が地球をほぼ半周しました。月末には雲の帯の両端付近に3個(マダガスカル島付近に2個とフィジー諸島)のサイクロン(熱帯暴風雨)が発生しました。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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