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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年2月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
月の前半は日本付近を頻繁に低気圧の雲が通り、東京など太平洋側の地方でも何回か雪が降りました。昨年の2月も、しばしば低気圧の雲が通りましたが、昨年と違うのは日本の上空が冷たい空気に覆われていたことです。先月の半ば以降、シベリア高気圧の勢力が強く、次々と寒気が南下しました。
中国からインドにかけてもシベリア高気圧の影響を受けました。例年にない寒さが続き、乾季のインド南東部では7日前後に数十ミリの雨が降りました。インド洋から北上してきた暖かい空気が、北からの寒気とぶつかって雨雲が発達したためです。
5日から6日にかけては米国南部を細長い雲が通り過ぎました。発達した積乱雲で、この下では合わせて78個の竜巻が発生し、死者が50人を超えたと報じられています。南から暖かく湿った空気が流れ込んだうえに、上空に強い寒気が入ったのが原因です。米国の竜巻シーズンは4月からですが、昨年も2月初旬に竜巻被害を受けています。春が来る前から多数の竜巻が発生するのは地球温暖化の影響といえそうです。
一方、ヨーロッパ中部は8日から16日にかけて、ほとんど雲がかかりませんでした。偏西風が大きく蛇行したためで、雲はヨーロッパの西で北上、スカンディナビア半島からロシアへ進みました。
(日本気象協会 林 英美)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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