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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年7月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
この夏、インドからフィリピンにかけては海水温が高く、いつもの年以上に発達した雲が湧き上がっています。モンスーンの影響もあり、インドでは上旬から中旬にかけて雨の被害が拡大しました。また、台湾や中国南部では、台風7号と台風8号が次々と上陸。中国南部のフーチエン省フーティンでは、28・29日の2日間で230ミリ、例年7月に降る雨量の2倍近い大雨を観測しました。
一方、日本付近では、局地的な激しい雷雲がみられますが、梅雨前線の雲は不活発です。これは、前線の活動に関係する上空の風、偏西風が弱かったことが原因のひとつで、西日本は記録的な空梅雨と猛暑になりました。7月後半、太平洋高気圧の晴れの区域が現れるものの、勢力は弱い状態です。
東ヨーロッパ周辺には、低気圧や前線の発達した雲が現れて大雨をもたらし、下旬にはウクライナで洪水による被害が起きました。ハリケーンシーズンを迎えたアメリカでは、メキシコ湾周辺に熱帯低気圧の雲の渦が発生しているのがわかります。
南アメリカのアルゼンチンは、高気圧の東側で暖かい空気が流れ込み、3週間にわたって気温の高い状態が続きました。この異常高温の現象は、カナダやモンゴル、地中海周辺でも発生し、トルコ北部のチョルムでは、7月24日の日最高気温が41度に達しました。猛暑は日本だけではなかったようです。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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