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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年8月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 太平洋高気圧に元気がなかった8月。このため、4つの台風が発生しましたが、いずれも6月や10月に近いコースを取りました。台風9号はベトナム北部に上陸し、120名を超える犠牲者を出し、台風12号はフィリピン付近を西に進み、中国南部に上陸しました。一方、アメリカでは、メキシコ湾周辺の対流活動が活発な状態で、熱帯低気圧が次々と接近・上陸しています。フロリダ州ではトロピカルストーム「フェイ」によって10人以上、ハイチではハリケーン「グスタフ」により70人以上が死亡し、大きな被害が発生しました。また、ヨーロッパ北部からロシア西部にかけては、画面でもはっきりとわかる、活発な前線の雲が周期的に通過して大雨になりました。
 日本は? というと、偏西風が蛇行して上空の寒気が停滞したり、地上付近に湿った空気が入ったり。全体に雷雲が発達しやすく、安定した夏空はありませんでした。8月の初めにはいきなり大雷雨に見舞われ、8月の終わりには愛知県を中心に「平成20年8月末豪雨」が発生しました。8月28日ごろの本州の真ん中あたりに注目してください。南西からの雲の列と南東からの雲の列が合流して、陸地にかかってくるのがわかります。これが豪雨の源となり、愛知県を中心に記録的な大雨をもたらしました。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。