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自然災害支援リポート

2008年10月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 秋強まる北半球の10月。日本が位置する中緯度では、温帯低気圧や移動性高気圧が交互に通り、天気が周期的に変わる季節です。この低気圧や高気圧の動きを支配しているのが上空を流れる偏西風。風は目に見えませんが、時には雲の動きから偏西風の流れを感じることができます。
 10月12日ごろ、イギリスの西、ロシアの西部、アジア大陸の真ん中あたり、そして日本の東の4ヶ所に、三日月のような形の雲が出ています。いずれも低気圧の雲で、ちょうど6000キロくらいの間隔で並んでいます。低気圧が発生するのは、偏西風が南から北へ流れているところです。この雲の並び方から、偏西風が同じぐらいの間隔で蛇行しながら、ヨーロッパから太平洋まで吹き渡っていたことがわかります。
 10月は、まだ台風やハリケーンのシーズンでもあります。10月上旬には中国南東部に台風17号が上陸、下旬には、中国南西部やバングラデシュにサイクロン「ラシュミ」が接近しました。インド洋の西側のイエメンでは、熱帯低気圧に伴う大雨で180名の方が亡くなっています。また、メキシコやベネズエラでは、ハリケーン「ノーバード」などの影響で大雨の被害が発生しました。
 一方、春を迎えたオーストラリアは、あいかわらずの少雨傾向が続き、メルボルンの10月の降水量は11ミリでいつもの年の20%以下でした。オーストラリアの干ばつはまだ解消していません。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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