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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年11月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 11月、初夏を迎えたオーストラリアは雲が発達するようになりました。低気圧や前線が次々と通り、中部のアリススプリングスの11月の雨量はいつもの年の5倍以上に達しました。
 北半球は冬の気配を感じる季節。インドや東アジアでは雨期から乾期へ移り変わるころですが、中旬から下旬にかけて活発な雲が現れます。熱帯低気圧も発生し、ベトナムには台風21号が上陸、スリランカではトロピカルストーム「ニーシャ」により10人以上が亡くなりました。
 ちょうど同じ時期に、南アメリカでも発達した雲が湧き上がる様子が見られます。インド洋、フィリピンの東海上及び南アメリカ北東側の大西洋は、いずれも11月としては水温が高く、また、亜熱帯高気圧(太平洋高気圧など)の勢力が強かったため、雲の元となる水蒸気が東風に乗って流れ込んだと考えられます。
 一方、日本付近は気温の変化が大きい月でした。15日から20日にかけて、気温はジェットコースターのように急下降! 真冬並みの寒気が南下して、11月20日の一日だけで、日本海側では20ヵ所近い地点で初雪を観測しました。20日ごろの日本付近をみると、日本海だけでなく、太平洋上まで広がった雪雲が縞模様を作っているのがわかります。急な寒さで風邪をひく人がどっと増えた11月下旬でした。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。