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毎月の雲
自然災害支援リポート

2008年12月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカ、オーストラリア……各大陸とも高温と雨の目立った12月です。中緯度の地域では、発達した低気圧の雲が周期的にかかっている様子がよくわかります。ヨーロッパの地中海周辺では15日ごろに発達した雲がかかり、イタリアのトリノは、14日から16日の3日間で140ミリの雨を観測しました。シベリアや北アメリカ、オーストラリアでも、同じように低気圧の雲が次々と通り、例年の3倍から4倍の雨や雪の降った所があります。
 日本付近も、周期的に低気圧や高気圧が通るパターンで、冬型の気圧配置は続きませんでした。東日本の日本海側の日照時間は、1946年の統計開始以来、最も多い所が続出。逆に太平洋側では、いつもの年より低気圧の雲がかかりやすく、関東甲信地方などで雨が多くなりました。平均すると暖かな師走でしたが、6日と26日ごろには一時的に真冬並みの寒波が到来! 日本海が白く見えているのは、ぎっしりと雪雲が並んでいるためです。この雪雲が太平洋側まで流れ出し、6日前後には九州や四国、26日前後には近畿や東海でもあちこちで初雪を観測しました。
 12月になって、太平洋の真ん中あたりから南アメリカのペルー沖にかけて、海水温が低い状態になるラニーニャ現象が発生しました。ラニーニャ現象が発生すると、日本では西日本で寒い冬になることがあります。1月、2月の天候にどう影響するか、注目です。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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