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毎月の雲
自然災害支援リポート

2009年2月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 2月上旬、真夏のオーストラリアで大規模な森林火災が発生しました。人的被害が200人近くに達するという、過去最悪の原野・森林火災です。1月末から2月初めにかけて、オーストラリアは高気圧の西側になり、北から暖かい空気が流れ込みました。メルボルンの7日の最高気温は46.4度、観測史上、最も高い気温を記録しています。雲の様子をみても、オーストラリアの南東部には、10日ごろまでほとんど雲がかかっていません。干ばつ状態で乾燥しているところに、この記録的な高温、さらに強風が加わったため、森林火災の被害が拡大したと考えられます。
 同じ時期、北半球では、ヨーロッパとアメリカで寒波に見舞われました。イギリスには北極方面からの寒気が直撃!ロンドンは2日の積雪が28センチに達し、1991年以来の大雪を観測。アメリカでも、フロリダの一部で0度近くまで冷え込む日があり、農作物の凍結などの被害が出ました。
 一方、シベリア高気圧の力は弱く、日本付近は2月も高温傾向。2008年12月から2009年2月の平均気温は平年を上回り、北海道や関東は記録的な暖冬になりました。2月というのに菜種梅雨のような天気が現れ、ざっと数えて10以上の低気圧の雲が日本付近を通過しています。12日から14日にかけて通った雲は北側に大きく盛り上がり、南から湿った空気が入りこんでいることがよくわかります。強い南風が吹き荒れて、13日は各地で「春一番」を観測しました。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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