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自然災害支援リポート

2009年3月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 3月の雲を見ると、熱帯収束帯の対流活動(雲をつくり出す活動)が明瞭です。オーストラリアの北東海上からインドネシア・インド洋を横切って、アフリカ大陸まで続いているのが、熱帯収束帯の雲の列です。特に、3月前半のアフリカ南部には、白くはっきりとした雲が湧き上がり、強い雨を降らせていることがわかります。大雨による洪水で、アンゴラやナミビア周辺では洪水が発生、40万人の方が被害を受け、90人が亡くなったということです。
 一方、中緯度の地域では、偏西風に乗って、周期的に低気圧の雲が通っています。アメリカ大陸ではカナダ中部から五大湖西部にかけて、ヨーロッパではカザフスタンからスペインにかけて、頻繁に低気圧が通過したため大雨になりました。3月の降水量はいつもの年の4倍から5倍に達した所があり、アメリカのノースダコタ州ファーゴでは大規模な洪水の被害が発生しました。
 日本付近も、次々と低気圧の雲が通って天気は周期変化。2月に続いて、3月上・中旬も暖かく、13日には、福岡で観測史上最も早くソメイヨシノが開花しました。18日から20日にかけては、初夏並みの暖かい空気が流れ込み、仙台や富山で3月として一番高い気温を記録。ところが、前線の雲が通った後は一転、強い寒の戻りがあり、26日には東京都心でも名残雪が舞いました。季節を行ったり来たりしつつ、3月最後は花冷えで終了です。
(日本気象協会 折坂章子)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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