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毎月の雲
自然災害支援リポート

2009年9月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
 9月に入っても太平洋赤道付近の対流活動が活発で、7個の台風が発生し、そのうち12号が伊豆諸島に、14号が小笠原諸島に接近しました。ただ、本州付近には接近せず、また明瞭な秋雨前線も発生しなかったため、東北から沖縄にかけて雨の少ない状態が続き、東北の太平洋側から関東北部にかけては月降水量が平年の1割を下回りました。また、カナダやヨーロッパの西部でも雨が少なく、カナダのアルバータ州のレッドディアでは月降水量が10ミリに満たず、平年の1割以下となりました。
 反対に、この時期雨の少ないアフリカ大陸の北西部で多くの雨が降りました。前線の影響で、平年では月降水量が10ミリに満たないアルジェリアの北部からモロッコの中部で平年を大きく上回る量の雨となり、モロッコのカサブランカでは10日から12日の3日間の降水量が110ミリを超えました。また、モーリタニア南部からマリ南部でも対流活動が活発で雨が多くなりました。また、大西洋を挟んだ反対側のブラジル南部からアルゼンチン中部でも、低気圧や前線の影響で多雨となりました。
 下旬になると、前線の影響でアメリカの南東部でも局地的に大雨となり、ジョージア州では洪水により9名が亡くなりました。また、26日には台風16号がフィリピンに上陸し、ゆっくりと通過した後、29日にはベトナムに、30日にはカンボジアにそれぞれ上陸しました。この影響で、フィリピン、ベトナム、カンボジアの各地で豪雨となり、洪水や土砂災害などが発生しました。死者は9月末時点で少なくともフィリピンで246人、ベトナムで74人、カンボジアで9人となっています。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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