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自然災害支援リポート

2009年11月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
11月に入り、太平洋赤道付近の対流活動は幾分落ち着きましたが、中緯度から高緯度域で低気圧や前線の活動が活発になりました。
4日、カリブ海で発生したハリケーン「アイダ」は、5日に中米のニカラグアに上陸。同国や隣国のホンジュラス、キューバなどに豪雨をもたらしました。キューバのヌエバヘロナでは、3日間で11月の月降水量の2倍を超える160ミリの雨が降りました。また、エルサルバドルでは、同時期に発生した低気圧による豪雨のため、洪水や土砂崩れが発生し、8日までに124人が死亡、約60人が行方不明となりました。その後「アイダ」はメキシコ湾を北上し、10日に米アラバマ州に上陸して以後、次第に勢力を弱め、消滅しました。
ヨーロッパでは、大西洋で発生した低気圧が次々と流れ込み、19日にはイギリス中部のカンブリア州で豪雨になりました。同州では20日午後までに300ミリを超える大量の雨が降り、大規模な洪水が発生しました。同州の西部では増水で橋が崩落したり、警察官1人が亡くなる事故が起きています。
25日になると、中東サウジアラビアの西部で局地的に積乱雲が発達し、豪雨による洪水が発生。29日までに少なくとも106人が死亡し、数十人が行方不明となりました。また、この洪水はイスラム教の大巡礼(ハッジ)の期間に重なったため、メッカに集まった約300万人もの人の足に影響を与えました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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