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自然災害支援リポート

2010年3月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
先月に引き続き、中緯度帯を低気圧や前線が次々と通過しました。中国の華中から日本の本州付近は雨が多くなり、東日本の太平洋側では月降水量が3月として最大になりました。また、9日は東日本付近で、21日は北日本付近で低気圧が急速に発達し、各地で大荒れの天気になりました。
赤道付近の対流活動もここにきて徐々に活発化し、あちらこちらで熱帯低気圧が発生・発達するようになってきています。11日はインド洋で発生した熱帯低気圧「HUBERT」がアフリカのマダガスカル島に上陸し、少なくとも41名の方が亡くなりました。また、14日にはフィジー諸島でサイクロン「TOMAS」が発生、24日にはフィリピンの東海上で台風1号が発生しました。
一方で、中緯度帯と熱帯収束帯の間に位置する「亜熱帯高圧帯」ではあまり雨が降りませんでした。亜熱帯高圧帯はサハラ砂漠に代表されるように元々雨の少ない地域ではありますが、例年であれば春雨が降り始める中国の華南でも雨がほとんど降らず、記録的な旱魃に見舞われました。特に被害が目立つのが雲南省、貴州省、四川省、広西チワン族自治区、重慶市などで、約2,000万人分の飲み水が不足し、日本の国土の6分の1にあたる耕地が被害を受けています。これは日本の南東海上に位置する亜熱帯高気圧の張り出しが、この時期としては強かったことが一因と考えられ、フィリピンや沖縄などでも記録的な少雨となりました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。

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