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毎月の雲
自然災害支援リポート

2010年8月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
8月は赤道付近の熱帯収束帯の対流活動が非常に活発でした。特に太平洋の西部海域は、ラニーニャ現象の影響で海面水温が高く、真っ白な積乱雲で埋まっています。先月まで少なかった台風も、8月に入ってから5個も発生し、例年の勢いを取り戻してきました。そのうち台風4号は沖縄、韓国を通過したのち東北地方に上陸、台風6号と8号は中国南部に上陸、台風7号は沖縄と北朝鮮を通過し、それぞれの地域に大雨や暴風の被害をもたらせました。
またインド洋も対流活動が活発で、広範囲に積乱雲群が見られますが、サイクロンの発生はありませんでした。代わりに南西モンスーンが強く、パキスタンのカイバル・パクトゥンクア州では先月末から大雨が続き、洪水や土砂災害によって1,500名以上が死亡しました。また8日には、中国のカンスー省のガンナンチベット族自治州ズッチュ県でも大雨による土砂災害が発生し、700名以上が死亡しました。
カリブ海やメキシコ湾、太平洋東部でも対流活動が活発で、太平洋側で2つ、大西洋側(カリブ海、メキシコ湾)で4つのハリケーンが発生しましたが、上陸はありませんでした。
一方で、中緯度付近には目立った雲もなく、北半球を中心に記録的な猛暑になりました。日本(沖縄・奄美を除く)では月平均気温が1946年の統計開始以来、最高となりました。また、ロシアでは干ばつの影響で、小麦などの穀物の収穫が激減し、輸出を停止する事態に陥っています。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。