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自然災害支援リポート

2011年3月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
先月と比較し、全体的な対流活動は若干弱まりましたが、局地的には積乱雲が発達し、大雨になった所もありました。
南北両半球の中緯度帯に目を向けると、低気圧や前線の雲が渦を巻きながら次々と通過しているのが分かります。ただ、特に目立って発達したものはありませんでした。
日本付近はシベリア高気圧の勢力が強く、冬型の気圧配置になる日が多かったため、低気圧が発達することはほとんどありませんでした。このため、太平洋側や沖縄・奄美地方は降水量がかなり少なく、北日本の太平洋側は1946年の統計開始以降、3月として1位の少雨に、沖縄・奄美地方は同じく2位の少雨になりました。
一方、赤道付近は相対的に対流活動がやや活発で、断続的に積乱雲群が発達しました。特に、海面水温の高い状態の続くオーストラリア近海や東南アジア周辺で顕著でした。
その影響もあって、17日にはインド洋で、23日にはオーストラリアの東のフィジー諸島付近でサイクロンが発生しています。
また、オーストラリアは各地で断続的に大雨となり、1日の降水量が3月の月降水量を上回る所もありましたが、先月までのような大きな被害は報告されてません。
下旬になるとタイの南部で断続的に豪雨となり、洪水や土砂崩れが発生しました。こちらは50人以上が死亡し、およそ4万人が避難生活を余儀なくされました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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