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毎月の雲
自然災害支援リポート

2011年4月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
先月に引き続き赤道付近は対流活動がやや活発で、特にアフリカ、インドネシア、南アメリカ周辺で、度々積乱雲群が発達しました。南米コロンビアでは今月から新たに雨季に入ったため、過去40年間で最も長い雨季になりました。この長雨により断続的に洪水が発生し、今年に入ってから既に86人が死亡、21人が行方不明になっています。
一方、中緯度付近は低気圧や前線の渦巻状の雲が次々と通過しました。カスピ海の東に当たるカザフスタンでは、9日から15日にかけて豪雨となりました。西部地域では大量の雪解け水も加わって洪水が発生し、9,000人以上が影響を受けています。
また、米国南部では、暴風雨やトルネードにより住宅が破壊され、300人以上が亡くなりました。
一方、中国東部では例年以上にシベリア高気圧が優勢で、前線や低気圧の活動が弱かったため、ほとんど雨が降りませんでした。日本も前半はこの高気圧の影響を受け、冷涼で乾燥した天候になりました。特に西日本の太平洋側で雨が少なく、高知県の室戸岬や宮崎県の都城、鹿児島など9地点で4月の少雨の記録を更新しました。
ただ、後半に入ると上空の強い寒気が日本付近に流れ込み、大気の状態が不安定になりました。25日、千葉県や茨城県では竜巻やガストフロントが発生し、自動車が横転したり、プレハブ小屋が飛散するなどの被害が発生しました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。