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自然災害支援リポート

2011年5月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
インド洋から太平洋西部の赤道付近で対流活動が活発になり、白色に輝く巨大な積乱雲が次々と発生しました。
7日、フィリピンの東海上で台風1号が発生し、10日にかけてフィリピンの沿岸を北上しました。フィリピン北東部では大雨による洪水や土砂崩れが発生し、24人が亡くなりました。台風1号はその後、北東に進み、11日には沖縄や奄美地方を通過し、鹿児島に接近しました。
一方、中緯度付近は低気圧や前線が次々と通過しました。先月に比べ数は少なくなりましたが、中には強い勢力に発達するものがありました。22日、米国中西部を前線を伴った低気圧が通過しました。ミズーリ州では巨大な竜巻が発生し、少なくとも125名が死亡し、900人以上が負傷しました。一つの竜巻による死者としては1950年の統計開始以来、最悪の記録となりました。
また翌23日にはオクラホマ州とカンザス州でも竜巻と雷雨が発生し、少なくとも6名が亡くなりました。
同じ頃、フィリピンのはるか東のカロリン諸島付近では台風2号が発生し、その後猛烈に発達しながらフィリピンに接近しました。日本付近では梅雨前線が顕在化し、九州南部から関東甲信地方にかけて、平年より8日から12日早い梅雨入りとなりました。また、この梅雨前線や台風2号(四国沖で温帯低気圧化)の影響で各地で大雨となり、土砂災害や冠水の被害が相次ぎました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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