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毎月の雲
自然災害支援リポート

2011年12月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
インドネシア近海からインド洋にかけて、赤道付近の対流活動が活発で、12月の1ヶ月間に5個のサイクロンと1個の台風が発生しました。一方で、インドネシア近海より東の太平洋の赤道域は、ラニーニャ現象の影響もあり対流活動が不活発で、ハリケーンの発生はありませんでした。
上旬は、タンザニア北部のキリマンジャロ、アルーシャ、マニュラ地域で洪水や土砂崩れが発生し、約9人が死亡しました。またタンザニアでは、下旬も首都ダルエスサラーム中心に記録的な豪雨となり、30人以上が亡くなっています。
中旬(16日から18日にかけて)は、台風21号『ワシ』がフィリピン南部のミンダナオ島を通過しました。中心付近の最大風速は20m/sと、勢力はそれほど強くはありませんでしたが、普段進路に当たらない地域だったため、鉄砲水などが発生し、1,200人以上が亡くなりました。
下旬は、サイクロン『グラント』の影響で、オーストラリア北部や東部の州で大荒れの天気になりました。各地で雹や豪雨、鉄砲水、竜巻などが発生し、それに関連する交通事故で25人が亡くなりました。
また30日には、サイクロン『ターニ』がインドの南東部を直撃し、少なくとも33人が亡くなりました。
一方で、中緯度から高緯度に目を移すと、発達した低気圧や前線の渦状の雲が次々と通過しました。米国西部や日本では、これら低気圧の通過に伴って断続的に真冬並みの寒波が襲来し、各地で吹雪や大雪になりました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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