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毎月の雲
自然災害支援リポート

2012年7月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
先月に引き続き赤道付近の対流活動が活発で、3つのハリケーンと4つの台風が発生しました。また中緯度付近も、発達した低気圧や前線の雲が次々と通過しました。このため、世界各地で異常気象となり、特に豪雨の被害が多発しました。
6日から7日にかけて、ロシア南部のクラスノダール地方では、大雨による洪水が発生し、170人以上が亡くなりました。
11日から14日にかけては、日本付近に活動の活発な梅雨前線が停滞し、九州北部を中心に大雨になりました。熊本県阿蘇市では、わずか3時間で300ミリ近い雨が降るなど、各地で記録的な豪雨となりました。この雨で、熊本県、大分県、福岡県で河川の氾濫や土石流が発生し、30人以上が死亡または行方不明になりました。
また中国や北朝鮮も、台風や梅雨前線の影響で断続的に大雨になりました。北朝鮮では、各地で川の氾濫や土砂崩れが発生し、28日までに88人が亡くなりました。中国でも四川から華北にかけての広い範囲で豪雨となり、北京市で37人が亡くなったほか、全国で95人以上が死亡しました。
反対に、米国では高気圧に覆われたり、南から暖気が流れ込んだため、先月に引き続き異常な高温と少雨に見舞われました。アラスカ州とハワイ州を除く米国本土の7月の平均気温は1895年の観測開始以来最高を記録し、国土のおよそ3分の2が干ばつの状態になりました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
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