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自然災害支援リポート

2012年11月の雲




[雲の動きから何がわかるのかな?]
11月に入り、赤道付近の対流活動はようやく弱まる傾向を見せ始めました。ハリケーンの発生はなく、2個のサイクロンと、1個の台風が発生したのみでした。
その一方で、低気圧や前線の渦状の雲が、中緯度から高緯度にかけて次々と通過しました。特に、この時期としては強い寒気が流れ込んだヨーロッパ西部や中国北東部では低気圧が発達し、度々大雨をもたらしました。これは上空を流れる偏西風が大きく蛇行したためで、隣接するアフリカ北西部やシベリア東部などには反対に暖気が流れ込み、異常高温となりました。
11日、イタリアの北中部では大雨により洪水が発生し、トスカーナ州で1名が死亡したほか、数十人が避難する事態となりました。また、北部のベネチアでは高潮の影響も加わり、市内の4分の3が水没しました。
日本でも、北日本や北陸は低気圧や前線の影響を受けやすく、曇りや雨または雪の日が多くなりました。特に26日にから27日にかけては、低気圧が急速に発達しながら北海道南部を通過したため、普段雪の少ない室蘭市や登別市などで猛吹雪となりました。暴風や湿った雪の影響で電線が切れたり、鉄塔が倒れるなどし、一時、北海道内の5万戸以上で停電となりました。
(日本気象協会 柳瀬 真)

※画像が欠けていることがありますが、気象衛星が地球の影に隠れて太陽電池が働かなくなったり、なんらかの障害によって観測できなかったことによるものです。
※Mac版Internet Exprolerではスライダーを操作することができません。