2007年07月04日

《深く》考える映画 と 《いろいろ》考える映画

おすすめ info

最近、偶然にも立て続けに、ドキュメンタリー映画を観る機会がありました。
そのどれもが、かなりオススメ度が高かったのでご紹介します!

●ひめゆり →http://www.himeyuri.info/
タイトルを見てピンとくる方も多いと思います。1945年、太平洋戦争末期の沖縄戦で多くの犠牲者を出したひめゆり学徒隊の生還者が、当時を語る映画です。演出を極力シンプルにし、淡々とインタビューと資料映像を流す。それだけなのに、まったく飽きることがない。(失礼ながら眠くなることも、もちろんなく。)

今まで何度か、映画・ドラマ化されたテーマだし、「これは涙をふくハンカチの準備をしなければ・・・」と、観る前に少し先入観を持っていたのですが、映画を通して語られる生存者の方たちの体験は、そんな私のセンチメンタリズムを一蹴する、現実。数は少ないですが、今まで私が観た沖縄戦をテーマにした映画の中で、どれよりも深く、深く考えさせられました。(あぁ、自分のボキャブラリーのなさが恨めしい...)

映画を観た友人の言葉「あそこまでの話をする決心をしてくれた、おばあ達のためにも、この映画を観て欲しい。」
宮本亜門さんの言葉「私の一生のお願いです。「ひめゆり」を観てください。」
私からは・・・「ここまで語る勇気を持ってくださった、ひめゆり学徒隊の方々に感謝。皆さん、だまされたと思って、とにかく、観てみてください。」

上映情報は→こちら


●コマンダンテ →http://www.alcine-terran.com/comandante/
アカデミー賞受賞監督・オリバー・ストーンが、キューバの最高指導者フィデル・カストロ氏を30時間以上に渡ってインタビューし、半世紀以上にわたる政治の変動と闘いつづけてきた「ちいさな強国」の指導者の素顔を映し出したドキュメンタリーです。監督の遠慮のない質問に、時に真摯に、時にいかにも政治家然と答えてく・・・観ている私は、カストロ氏の発言の裏の裏を読みながら、いつの間にか画面上のふたりのやりとりを固唾をのんで見守っているという、不思議な緊張感を味わっていました。盟友チェ・ゲバラとの別離や旧ソ連の指導者たちとのエピソードなど、歴史のサイドストーリーも満載。1950年代のキューバ革命から現在まで50年近くを、いろいろな角度から改めて振り返ることができます。

上映情報は→こちら

この2本は、既に上映が始まっているものです(お見逃しなく!)が、あと2本、これから封切られるドキュメンタリーのことも、今度紹介させてください。

(はらだまりこ)

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