2008年10月17日
チャリティコンサート、主催者と観客間の温度差について考察 [地球日記 ]
先日、知り合いからクラシックコンサートの招待券をもらいました。
チケットをよく見ると、そのコンサートは某企業が協賛(主催)する「チャリティコンサート」と銘打っていて、全席招待である代わりに、来場者に任意の金額の寄付を呼びかけるものでした。
当日、私は都合がつかなかったので、クラシック好きの両親に譲ることに。
そのとき特に「チャリティ」であることは告げなかったのですが、後日、母に感想を訊ねると「(コンサートは)すごく良かったよ」という感想の後に「でもね…」と続いたのです。
母曰く、
「会場はほぼ満員だったのよ。それでね、コンサート中、演奏者が一生懸命チャリティの主旨(タイに学校を建てるということだったらしい)を説明して、寄付がどのように役立つかをその人の経験も交えて心をこめて説明していたから、休憩時間に私たちははりきって寄付をしにロビーに出たの。そしたら、あんなにたくさん人がいたのに寄付をする人がほんとに少なかったのよ。なんだか募金をする私たちの方が気が引けちゃって…」
母のなかでは、チャリティコンサートと明記してあるコンサートで、あれだけ主催者側が主旨を説明しているのに、どうして? と頭の中に「?」が残ったらしい。
「だって、あの会場にいる人全員がひとり1000円ずつでも寄付すれば大きな力になったはずなのよ!」
わりと素直で単純な母の、とても素朴な感想だったのですが、いろいろ考えさせられました。
まず、来場者はどんな人たちだったのか。
おそらく、協賛(主催)企業の商品を買っている人たち。
そして、チケットはどうやって配られたのか。
おそらく、その会社の営業さんによって、お客さまに顧客サービスのひとつとして。
では、営業さんたちは、どんな言葉を添えて、そのチケットをお客さまに渡していたのか・・・
こう考えると、コンサート当日に母たちが目にした光景が展開されることは、コンサートが始まる前にある程度予想できてしまったように思いました。
もちろん、母は募金箱のそばにずっと張り付いていた訳ではないし、最終的にどのくらいのお金が集まったかはわからないので、ずいぶん無責任な考察ではあります。
皆さんは、自分で決めている寄付のルールなどなど、ありますか?
にんげんは、どうして寄付をするのだろう?
《僕のルール・私の理由 エッセイコンテスト》

(はらだまりこ)
by Think the Earthスタッフ

