2009年02月13日
ソーシャル・デザイン・フォーラム
2月8日に日本産業デザイン振興会、国際交流基金、ニューヨークのジャパン・ソサエティが主催する「Social Design」フォーラムが開催され、私も参加してきました。社会を良くするために、デザイナーが果たすべき役割について、熱のこもったディスカッションとなりました。
このフォーラムは、アメリカのGOOD Magazineの設立者のマックス・ショアさん ケーシー・カプロウさん、デザイン会社であるIDEOに所属しながら、Designers Accordという活動をしているヴァレリー・ケーシーさんの3名の来日に合せて企画されたもので、日米のソーシャル・クリエイターの交流を目指したものでもありました。
Good Magazineはその名の通り「GOOD」をテーマにした雑誌で、グラフィックのクオリティも高く、多くの読者の支持を集め、全米で7万部を販売しています。マックス・ショア氏たちがこの雑誌を創刊したのは2006年、当時24歳だったそうです。
デザイナーズ・アコードは、デザイナーが社会のために良い影響を与える存在になろう! と、こちらも2006年に始まった活動で、2009年1月までに全世界で既に15万人が登録しているそうです。

※左からmore treesの池田正昭さん、博報堂デザインの永井一史さん、私、Designers Accordのヴァレリーさん、GOODのケーシーさん、マックスさん
GOOD Magazine
Designers Accord
今回参加して、地球大の社会問題や環境問題は、海を越え、世代を超えて、共に手をとり知恵を出しあっていける絶好のテーマなのだと、改めて強く感じました。デザイナーやクリエイターは、まだ誰にも見えていない未来の可能性を見せることができる仕事だと思います。クリエイターの能力はこれまで、商品の差別化や広告など、「消費社会」に刺激を送るという仕事に多くの時間を割かれていました。それはそれで、活力ある消費社会を生み出す重要な役割を果たしたわけですが、これからは人間の創造性を、GOODな未来を創る方向に使うように自然にシフトしていく予感がします。企業もきっとそうしたクリエイターのエネルギーを歓迎するようになるでしょう。
フォーラムの内容は、後日、公開されることになっているようなので、また報告します。
ちなみに、今回来日した3名は、日本のソーシャル・クリエイターたちに会う旅でもあり、「ソシモ」の山名清隆さん、「Merry Project」の水谷孝次さん、それぞれのblogに楽しげな出会いの様子が紹介されています。
(上田壮一)
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