2009年06月01日
『未来の食卓』
先日、2008年11月にフランスで公開された『未来の食卓』の試写会に行ってきました。
舞台となるのは、フランス南部のアルルの近くガール県のバルジャック村です。この映画は小学校の給食を全てオーガニックにするという試みに挑戦した、バルジャック村の1年間を追ったドキュメンタリー映画です。

フランスで公開後、インターネットを中心に映画を観た人たちの間で盛り上がり、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットになったそうです。映画を観た多くの人が自分のライフスタイルにオーガニックを取り入れることを意識しはじめ、食堂をオーガニック化する学校も現れるなど、社会的なムーブメントにもなったそうです。
映画の冒頭にユニセフの会議のシーンがあります。そこで、がん研究者は「人間の行動が病を生むのです。その最もたる物が科学汚染です」と発言しています。人々の健康よりも、大量生産のために農薬や保存料、添加物を使用することによっての価格の低下で、企業の利益を優先する現代の食産業。
食料自給率が40%以下の日本では海外からの輸入食料に日々の生活を頼っています。
最近では国内外問わず食の事件が多く、以前食品輸入関係の仕事についていた私としては、本当に他人事には思えない内容でした。
最近の日本の子どもはケチャップや味噌の原料を知らず、ケチャップはケチャップ、味噌は味噌だと思い込んでるという話を聞いた事があります。全ての子どもたちがそうではないと思いますが、日本でも、バルジャック村の子どもたちのように自分たちの手で野菜を育て、それを調理してソースにしたり、おかずを作ったりして食べることによって、食の大切さを学んでいけたらいいなと思いました。
それは食の安全にも繋がるし、オーガニックを意識することによって、元来あるべき自然が戻ってくることにも繋がっていくと思います。私たちもこれからは、価格よりも安全という価値観で、食を選択していかなければならないんだと再認識させられました。
この映画は、この夏公開予定です。
詳しくはUPLINK FILM(http://www.uplink.co.jp/film/)をご参照ください。
(曽我直子)


