2009年10月01日
隠岐出前授業
こんにちは、インターンの長井帆菜です。
9月の初めに3日間ほど島根の離島で中学生に出前授業をしてきました。
私は2007年から全校生徒が20名程の隠岐の島町立中村中学校で、表現力や想像力を育むための授業の企画・運営を行っています。
今年度も5月頃から一緒に行くメンバー数名と週1回ミーティングを重ねて授業を作って行きました。
3日間行った授業の中で一番印象深かったのは最終日の「自分だけの花を咲かせよう」というコンテンツでした。

この写真の花びら一枚一枚にその子自身のいいところを、周りの友達や先生方そして保護者の方々に書いてもらうことでその子自身が気付かなかった自分のいい所が自信になっていったら・・・と言う想いで作ったこのコンテンツ。
このコンテンツで一番のkeyは子供達が自分自身で友達のいいところを言葉にできるように「待つ」ということでした。
離島という特殊な環境の中だと、必然的に関わってくる人が限られてしまいます。
だから、お互いのコミュニケーションの中で、あえて言葉に出さなくてもなんとなくで通じ合ってしまう事が多くあるらしいのです。
また、大人が何かとお節介を焼いてしまう気質らしく(笑)子供達が何かアクションを起こそうとするとすぐ手を差し伸べてしまうそうです。
なので中学生は、自分の言葉でアウトプットする事があまりなく苦手なのです。
アウトプットが苦手な中学生が友達の良い所を果たして書けるのかな。「友達のいいところなんかわかんない」の一言で片付けられたらどうしよう。時間通り授業を進められるかな。
と授業前は不安でいっぱいでしたが・・・
授業が始まった後は子供達の真剣な顔を見て自分自身の言葉で書けるまで待とう!と決めました。
生徒が自分の言葉を出そうと真剣に考えてるのに、時間を気にして焦ってしまっては授業の主旨である表現力・想像力の育成とそぐわなくなってしまうと思ったからです。
結果、全員の子がしっかりと自分の言葉で友達のいいところを書く事が出来ました。
改めて今振り返ってみると今までは「待つ」というのは、自分のなかでネガティブなイメージがありました。
出来るだけ早く、出来るだけ時間通りに!というのがベストであるという考えが強かったと思います。
しかし、結局のところ本質を欠いた早さが何を生み出すのか・・・うーんちょっと難しい話ですよね。
早く早くと焦って何か手を差し伸べて行くのではなく、ぽれぽれと待って自発的に出てくるのをまってみる。
こんな姿勢も大事なのかも。と子供達に気付かされた瞬間でした。
(長井帆菜:インターン)


