2010年03月03日

Japan Passion 2020に参加してきました

地球日記

みなさま、こんにちは。
ご挨拶がおくれてしまいましたが、今年の2月からThink the Earthでインターンをさせていただいています、柚原薫子と申します。これから、スタッフブログをたまに書かせていただくかと思います(あとメールニュースも)。いつも読んでいただいているみなさま、どうぞこれから、よろしくお願いいたします。


さてさて

報告がおそくなってしまいましたが、先月の23日に、日本経済新聞社クロスメディア営業局主催で行われた、Think the Earthも協力したシンポジウム、Japan Passion 2020にわたしもブースのお手伝いとして、いってきました。

会場の中は、始まる前にもう満員。もうすでに多くの人が、これからのNPO、ソーシャルビジネスの重要性を感じているのだと実感しました。

それでは、プログラム時系列に、ちょっとレポートを書いてみます。

まずは、株式会社IMA代表取締役であり、Think the Earthプロジェクトの理事長でもある、水野誠一さんの宣言からスタート。
水野さんのお話によると、なんと、アメリカでは2人に1人、約9000万人の人がNPOと関わりを持ち、無給で活動をしているとのこと。この活動は、もちろんGDPには含まれない経済活動。こういう数字には表れていないところで、経済を支えている部分が大きいんだなぁと実感。なので、これからの日本には、政府、企業に加え、第3の経済セクターとしてのNPOの存在が重要になってくる、と。そのために必要なのが「3感」:実感、共感、そして交感。ひとりひとりがパッションを共有すること=コモンパッションをつくっていくことで、「競」から「共・協」への転換をしていこう、というメッセージでした。

続いて、慶應義塾大学 政策・メディア研究科の金子郁容教授から、「ソーシャルベンチャーがなぜ求められるのか」というテーマで、基調講演をしていただきました。
経済生産性から社会生産性へ。
本人次第だと思っていることでも、意外と周りの人から影響をもらっているんだよ、という人とのつながりの大切さ、影響力の大きさを、肥満の統計や医療のケーススタディをからめてお話しされていて、良いソーシャルベンチャーには良いコミュニティができること、そしてそういった良いつながりが、問題解決につながること。社会生産性を高めるためには、経済メカニズムに加えて、人々の共感やパッションを共振させることだと、強く語っていただきました。

印象的な言葉だったのは、
Social Entrepreneurshipの父といわれるビル・ドレイトンが本に書いた「社会起業家というのは、魚をとってあげるのではなく、取り方を教えてあげるでもなく、漁業自体を変革させてしまおうと考える人である。」という言葉。
これは、根本的には 社会企業家を日本に増やそう!という呼びかけだと思いますが、わたしは、みんながみんなそういった考え方をしなくても、魚をとってあげる人も、取り方を教えてあげる人も、今の世の中にはまだまだ必要なんじゃないかと思いますし、まずは魚がとれなくて困っている人に対して関心を持つことが大切なのかな、と思います(それはもちろん非営利の方からの考え方だけれど)。

それはThink the Earthがコンセプトとして掲げている、「無関心とあきらめの心こそが最大の課題である」ことに繋がってくるし、後で出てくるパネラーの一人がおっしゃっていた、「他人事を"自分ごと"に意識転換させること」の重要性にも繋がってくることであると感じました。

ただ、これからは、社会も良くなり、かつ経済も発展するという、ビジネスとしての仕組みを考えていく人の存在が重要視されてくる、というのは強く実感するところでもあります。


そしてお次は、パネルディスカッション。
最初に開会宣言をされた水野さんが司会を務め、株式会社マイファーム代表の西辻一真さん、(特非)NPO事業サポートセンター専務理事の池本修悟さん、(特非)創造支援工房フェイス副代表理事の松澤巧さんに、お話をきいていきました。
全部を紹介するととてもとても長くなってしまうので割愛してしまいますが、どのお話も、聞いていてとても心が熱くなりました。

最後に、今回ブースを出していた6つのNPO、ソーシャルベンチャーの紹介の時間をとり、代表者の方が、団体の紹介をするプレゼンテーションを行いました。今回の参加団体は以下の6つ。

Earth Literacy Program http://www.elp.or.jp/
KATARIBA http://www.katariba.net/
green bird http://www.greenbird.jp/
Think the Earthプロジェクト
チャイルドライン http://www.childline.or.jp/
BADO! http://www.bado.tv/

それぞれ、人のため、街のため、社会のため、地球のためを想った、すてきな活動をしている団体だと感じました。詳しくはリンク先の、URLを見てみてください。

Think the Earthプロジェクトからは、プロデューサーの上田が事業内容の紹介をしました。

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私自身、Think the Earthプロジェクトが、地球時計wn-2をつくることからはじまったことなど団体の生い立ちを知らず、また上田さんのプレゼンの上手さにびっくりしながら、聞き入っていました。勉強になります。

後ろのブースでは、みなさん、地球時計にすごく興味を持ってくださいました。パンフレットも、地球時計のものだけすぐ無くなってしまったほど。でも、『みずものがたり』や『えこよみ』など、書籍をぱらぱら見ていってくださる人もたくさんいました。


今回のシンポジウムで一番印象に残ったのは、人は、人とのつながりがすべてなんだなぁ ということでした。「共」という漢字は、人と人との間の空間に存在するものであり、自分で生み出せるものじゃない。
アイデアも同じで、アイデアは、自分から生まれるのではなく、自分と何かの間で生まれるものなんだと思っています。パッションも、自分の中でくすぶらせないで、誰かと共有すること。
大切なことはすべて、内部ではなくその外側の、空間や余白にあるのかもしれないと、感じた日でした。

(柚原薫子)

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