2010年05月25日
映画、Beautiful Islandsを観て
先日、映画Beautiful Islandsの試写会に行ってきました。
実は、この映画の監督である海南友子さんに、7月から開かれる みずのがっこう2010 で行われるトークイベントにてお話ししていただく予定になっています。
※詳細は、またお知らせします。
(c) Kana Office.
この映画は、気候変動により影響を受けている3つの場所:南太平洋の島ツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島を描いたドキュメンタリー。
BGMもナレーションも一切使われていないこの映画からは、風の音、波の音、人々の話し声や生き生きとした音楽など、その場所に存在している音や声だけが聞こえてきました。そしてその音とともに目に飛び込んでくるのは、ツバル、ベネチア、シシマレフの、声が漏れるほどの美しさでした。
ツバルの透き通ったエメラルドグリーンの海に飛び込んで遊ぶ子どもたち。
ベネチアでは古き趣のある建物の間を運河が走り、その上をギターの音色と歌声を乗せたゴンドラが走る。
そして、ただただ白い世界の中を、犬ぞりのシルエットが横切っていくシシマレフ。
これらの美しさの中で生きる人々の、ごく普通の幸せそうな暮らし。
しかし、その暮らしの中に徐々に浸食しつつある脅威。その脅威に、彼らは目をそらさずに向き合おうとしています。
ツバルは、島全体が海抜約1.5m。今世紀中に海に消える危機にさらされています。
ベネチアは、近年異常な頻度でアクア・アルタと呼ばれる高潮に襲われ、浸水に見舞われています。
シシマレフ島では近年は海が凍らず、永久凍土の土壌が溶解し島民の2割が家屋を失いました。
この映画を見てはっきり分かったことは、気候変動による影響は、未来に起こりうる「いつか」の話ではなく、まさに「今」起こっているということ。
気候変動や温暖化やCO2の情報が蔓延し、どれを信じればいいのか分からない世の中で、ただシンプルな問い―気候変動によってわたしたちは何を失うのだろうか?―そんなことをそっと教えてくれた映画でした。
Beautiful Islandsは、
7月より恵比寿ガーデンシネマ、ほか全国の映画館で上映予定です。
また、現在Beautiful IslandsオリジナルのiPhoneアプリを製作中だとか。
どんなアプリなのか楽しみです。
詳細はBeautiful IslandsのオフィシャルHPで:http://www.beautiful-i.tv/
(柚原薫子:インターン)


