2011年04月27日

Think the Earth Paper Vol.08 EARTHLING特別号発行!

プロジェクト裏話お知らせ

こんにちは、曽我です。
お待たせしました!Think the Earth Paper Vol.08を発行いたしました。今号はEARTHLING特別号として、ボリュームアップで発行しております。(Think the Earth Paper第8号の詳細はこちら

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今回集録されているインタビューは、すべて3月11日の東日本大震災発生前に行われました。被災地の方々はもちろんのこと、すべての人にとってこの日を境に状況が大きく異なると思いますが、インタビューに応じてくださった方々のことばが、これからを生きる私たちの力になればと、編集内容を変えずにそのまま発行することにしました。このペーパーが私たちのこれからを考える一助になることを願っています。

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今回もご協力いただけるお店やイベントスペースで配布します。配布にご協力頂ける方は、下記のフォームからお申し込みください!
https://pro.form-mailer.jp/fms/7ddc7b4114719

今後、設置場所や配布場所はTwitterやブログでご紹介させていただきます。

★お問い合わせ★
earth-communicator@thinktheearth.net (@を半角に変換)、曽我までご連絡ください。


(曽我直子)

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2011年04月26日

Think the "Earth Day 2011"のご報告!

地球日記お知らせ

こんにちは、曽我です。
4月22日〜24日は「Think the "Earth Day 2011"」と「Earth Day Tokyo 2011」が連続で開催され、イベント盛りだくさんな週末となりました!会場に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました!!また、新たな"Think the Earth"する繋がりが出来たこと、大変嬉しく思っております。

Think the "Earth Day 2011"では、プログラムの中に「EARTHLING2011 私たちにできること続編」として、被災地を応援する活動をしているプロジェクトをご紹介させていただきました。とても素晴らしい活動ばかりだったので、皆さんにもご紹介いたします!

※当日お話して頂いた順に掲載しています。

20110426-01.jpg左:save sake project 関口 哲人さん 右:東京キャンプ 岩崎 雅美さん

*東京キャンプ @tokyocamp
*save sake project @savesakeproject
今回の震災を受け、東北の日本酒と食材をいただきながら、集い、語り合う場つくりをしました。
http://www.tokyocamp.jp/
http://www.facebook.com/pages/save-sake-project/208652369160167


20110426-02.jpg相川 真里奈さん

*hagemashi_art @hagemashi_art
アートで日本を励ます活動を行っています。hagemashi_artに投稿された絵はアンドロイドアプリで壁紙として買うことができ、収益は寄付されます。
ANDOROID マーケット: http://t.co/8wAQXcS


20110426-03.jpg米田 智彦さん

*yellart @yellart
アート作品と募金によって被災者を支援するプロジェクトです。
http://yellart.jp/


20110426-04.jpg竹内 久理子さん

*みんなでヨガしよう プロジェクト
被災地でリラックスヨガを実施しています。
http://minnayoga.exblog.jp/


20110426-05.jpg坂田 直樹さん

*ガリバータッグプロジェクト @Blabo_ad
ガリバーが提供した被災地に届ける車のニーズや、使い道のアイデアなど「Blabo!」を通じてみんなで考える場づくりをしています。
http://www.bla.bo/c/glv_tag/


20110426-06.jpg大野 高史さん

*じぶん未来クラブ
アメリカ発の子どもワークショップを実施。日本では被災地をキャラバンで回る計画をしています。
http://www.jibunmirai.com/


20110426-07.jpg野坂 郁佳さん

*ダンボールプロジェクト
*特定非営利活動法人 NICE @nice_workcamp
福島県会津若松市にて、NPO法人NICEがボランティアを派遣し、現地の共催団体と協力して東日本大震災復興支援をしています。
http://ameblo.jp/ganbare-fukushima/entry-10861786217.html
http://www.nice1.gr.jp/


20110426-08.jpgこうち あきおさん

*アースデイ東京タワー・ボランティアセンター
被災地での情報やニーズをに応じる情報機関。さらに、天ぷらバスで行く週末ボランティア隊を企画し、救援物資を届けたり、炊き出しなど、直接被災地の支援活動も行っています。
http://www.edtt311.info/

今後の活動もぜひ、ご注目ください!!

Earth Day Tokyo 2011については、また別途ご報告いたします。楽しみにお待ち下さい!

(曽我直子)

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2011年04月24日

被災地の猫たちを保護している「山猫庵」さんに行ってきました

地球日記

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被災地の動物たちのことがいろんなところで話題になってる。

私自身も猫1匹と暮らしていて、なにかできることはないかと気になっていたところ、twitterの猫好きさんつながりである団体を知った。

「山猫庵動物保護センター」(以下、山猫庵)は一般社団法人東京動物環境支援協会が運営する動物の一時預かり施設。

シェルターと聞くとちょっとドキっとするけれど、「里親を探すとき、送り出すとき、相談に来てもらうとき、みんながすぐこれる場所」にこだわったというその施設は、東京・本郷の静かな景色のなかにごく自然に溶け込んでいた。

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この近くは宮沢賢治の下宿があった賢治ゆかりの地だそうで、シェルターの建物は山猫庵、どんぐり、といった名で呼ばれている。

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お話をうかがった事務局長兼副理事長の矢野さん(右から2人目)とボランティアスタッフのみなさん。

もともとは都内を中心に犬猫の保護、里親探しなどを150人を超えるボランティアとともに続けてきた。今回の震災後、被災地の一時預かり所がパンク。現地からの要請を受けて受け入れをはじめている。

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被災地からの受け入れは一度に20匹、30匹単位。猫100匹のキャパシティをもつ山猫庵も限界が近い。今後、関西などの別の場所に新たなシェルターを確保するべくすでに動きをはじめている。新しい場所でも、本郷で培ったノウハウをいかし、地域でトラブルが起きないように進めていくそうだ。

猫たちの様子を少しだけ見せていただいた。
(被災地からの猫たちではなく、もともとシェルターで収容されていた猫たちです)

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猫たちはトイレと寝床が置かれた個別のゲージのなかにいる。

第一印象、思った以上にみんなきれいだ。保護された猫という印象は見た目からはあまり感じられない。目も毛なみも健康的だ。

それもそのはず、外から雑菌などの持ち込みはとても警戒していて、入室の際は手洗いと靴裏を消毒、毎日お掃除は徹底的に、そしてみんなの毛並みはボランティアさんがしっかりブラッシングをしてあげているとのこと。

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10畳ほどの部屋にケージが上下は3段ずつならんで置かれている。

なんだなんだ?と人間に興味津津の子や、少し緊張している子、眠たげな子などなど。なんというか・・・、一人っ子の猫しか飼ったことない自分としては、みんなうまく集団生活しているなぁ、と感じた。ここでは全員が名前で呼ばれている。

そして、新しい里親との出会いをまっている。

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兄弟・姉妹の子たちは一緒のケージに。

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トイレ=寝床の子も。。ちなみに猫砂はおから素材とのこと。

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こことは別に、白血病などの猫たちのための特別室、そしていわきから預かっている猫たちのための部屋がある。建物の前を通ると、「んな~~~ごっ」という元気な声が聞こえてきた。

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山猫庵のボランティアの朝は早くて、5:30から。全員分のご飯を用意し、配り、その後はおそうじ。これで半日終わってしまう。午後は事務作業などを手分けして行い、夕方16:30頃もう一度おそうじ。18:00から夜ご飯のしたく、配り終えて20:00ころ消灯。

気持ちはもちろん、ていねいに、里親をまつ猫たちの面倒をみているんだなぁ、と感じた。

ところで・・・私、来週からここでボランティアをはじめます。

去年のアースデイで動物をテーマになにか手伝えることはないかな、と思いはじめてちょうど1年。今回の大震災をきっかけに、一歩踏み出してみることになりました。

里親をまつ犬猫たちや人との現実は、かわいいだけじゃなくて、悲しいこと辛いこと、厳しさも伴うのかもしれないけれど、一歩、踏み出してみようと思います。

なので、また今後も少しずつ、そこで見聞きすること、みなさんとシェアしていければと思っています。読んでいただいてありがとうございました。

◎山猫庵動物保護センター 公式サイト

(鳥谷美幸)

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2011年04月20日

4月22日〜24日はイベント盛りだくさん!!

おすすめ infoお知らせ

今週の東京は、ぼかぼか陽射しが差し込む日もあれば、
冷たい朝露からはじまり分厚い雲が覆って肌寒い日もある。

交互にやってくる曖昧なお天気。
でも今週末は晴れてほしいです。

何故かといいますと...4月22日〜24日はイベントが盛りだくさんだから!
まだ予定決めていない方、ぜひ足を運んでいただきたいイベント掲載します。


【その1:Think the "Earth Day 2011" 】
毎年4月22日アースデイに開催している「Think the Earth Day Party」。東北地方のお酒とオーガニックの有機野菜でお迎えします!(会場はこちら、申込と詳細はこちら から)
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会場として協力いただくSANBANCHOCAFEさんは、最近「TOKYO油田 」の回収スポットになったそう。

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当日はもちろん、その後でも、油をもちこめば被災地へ向けてバスを走らせる燃料に つながります。


【その2:学生が水問題を考えた"STEP" 】
一歩ずつ、につながるイベントといえば、こちらもオススメです。
4月22日〜24日まで東京・原宿で開催するスニーカー展示販売会。
(詳細はWEBやDMから、問合せは@にかえtokyo.vulcanize[at]gmail.comへ)

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実は4月6日に、今年最初のみずのがっこう出張授業をしてきました!「ヒコ・みづのジュエリーカレッジ(東京校)」という専門学校のシューメーカーコースの学生&先生と、"世界の水問題"を考える授業。(▼様子はこんな感じ)

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皆さんお馴染みの"あのスニーカー"を題材に、卒業制作を展示販売するプロジェクトのテーマに選ばれたのが"水問題"。一人ひとりが水問題を「自分たちのこと」として考えながら、シューズのデザインや展示レイアウトに想いを込めています。

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水問題も震災も大きすぎて、"自分に出来ることはない"と感じるかもしれません。
でも、仲間や多くの人と一緒なら、"出来ることが見つけられる"かもしれません。


【その3:Earth Day Tokyo 2011 】
多くの人と触れあい、盛りあがる春のイベントといえばアースディ。
両日とも、STAFFはこちらでお待ちしております!
Think the Earthプロジェクトのブースは23番。今年は東日本大震災をうけて立ちあがった「アートで日本を励ますhagemashi_art」と「想いをカタチに カタチをチカラに!YELL ART Project」を応援します。当日はブースでも絵を飾ったり、描いてもらったりするので、ぜひお立ち寄りください!

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皆さんも色んな場所で、地球のことを考える週末になると思います。
雨も朝露も好きだけど、今週末は暖かい陽射しが届いてほしいです!

(風間美穂)

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2011年04月17日

石巻、女川にて その3

地球日記

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石巻線と並走する女川街道沿い、日暮れの万石浦。牡蠣の養殖場。漁船も少しだけ見えた。


先日EARTHLINGのUST中継に登壇したピース・ウインズ・ジャパンの広報担当の男性は、すぐに現地入りしたときの感想を「子どもの頃読んだ、はだしのゲンの世界だった」と表現した。牡鹿半島の根っこのところしかたった1日では回り切れなかったけれど、同じ印象を持った。

石巻市街に戻ってきた。海岸から1キロほどの住宅街を走る。

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浸水した家財道具などの片付けが進んでいた。畳、家具、書籍・・・

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家の白い壁に茶色の染みがある。おそらく、津波はこの水位まであったと思われる。

この日訪れた中では最大の避難所、石巻市立鹿妻小学校へ。

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18時前、炊き出しがはじまっていた。香川のさぬきうどんが避難所ボランティアの手で配られていた。

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LAドジャーズのキャップをかぶったお父さん(62歳)と少しだけ話した。方言もあって全部理解はできなかったけど、たいへんだったこと、自衛隊と米軍が共同でお風呂のサービスなど支援してくれていることなど教えてくれた。

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お風呂へ行く途中の小学生の3人組の女子たちをLAキャップのお父さんが引きとめてくれた。写真左から2人目の青ジャージの子は今日が誕生日だって。さぬきうどんにかける卵を「熱い熱い!」とはしゃいでたのは左は時のピンクの子。なんだか、ガールズ、とっても元気だぞ。こちらが元気もらってしまったよ。

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石巻市はペット同伴で避難ができる。飼い主はもちろん、周りの癒しにもなっているとか。鹿妻小でも白内障のワンちゃんを連れたお父さんに会った。非日常の現実の中で、動物を目にするとき、本当にほっとした。

日没とともにこの日の現地調査は終了。一路、仙台市内へ戻る。灯りが消えた市街地の真っ暗で、信号機のない道路では、昼間以上になにか不安を感じた。

同行したユニセフチームの現地調査は大規模避難所以外の中小の避難所、また、自宅待機を続ける人たちの支援ニーズを探るためのものだった。緊急支援の段階から、今後、復興まで日々に、栄養不足や医療不足などを補う施策を検討するためのものだという。

これほど広域に細かい単位で被災者の人たちが分散している状況だ。行政と連携して戸別に訪問支援をしていくという。なんと地道なことだろう・・・。

そのローラー作戦の準備の人手が足りないということで、翌日は石巻市役所内にボランティアに入った。

市役所内の写真を掲載することはここでは控えます。所内は住民票などの書類を取得する人たちが1日中長蛇の列をなしている。スタッフ用のトイレは節水のため小は流さない、使用済みのトイレットペパーは屑籠へ捨てる。手は洗わないで除菌ペーパーでふく。

各地の行政スタッフや現地の学生ボランティア、自衛隊員などが多く詰めている。とにかく、忙しそうだ。手伝ったのは、ローラー作戦のためのマップ作成。NGOスタッフとして入っているドクターや仙台市役所の職員の方、東大の助教の先生らと手分けして作業する。

でも、まったくもって、間に合わない・・・。指示を出す側も、刻々と変わる状況に対応しながら作業を割り振る。その間静かに待つしかない。不慣れな地名と格闘しながら、無心で作業をした。(私にも、できることがあった)

16時、帰京のための時間切れ、後ろ髪をひかれる思いで石巻市役所を後にした。

支援物資が足りてる、ボランティアがあまってる。東京でもいろんな情報が流れてる。でも、それはどこか局地的な一か所での、しかもある時点での情報にすぎないのかもしれない。誰も経験したことのない状況のなかで、それぞれが自分の経験のなかで必死に意識を研ぎ澄まして動いている。

この震災が持つ意味、これからどうしたらいいのか、東京でこのまま働いて普通の生活していいのか、どうしてこの人たちはこういう発言をするのか・・・

出発前に頭にあった有象無象が、私の中でいつの間にか消えてった。

留守をしていた分、東京で通常の仕事をしっかりやる。それでまた時間を作って、現地に行く。こちらでできることを探してやる。私の頭は今すごくシンプルだ。

長文、徒然、ご容赦を。Wさんのお声掛け、同行させていただいた國井先生、ユニセフのみなさんに感謝。

(鳥谷美幸)

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2011年04月17日

石巻、女川にて その2

地球日記

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女川にて

女川町のリアス式海岸沿いの桃浦、月浦、を後に、調査団は萩浜へ。

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漁業の道具が津波に流されてつくった異様な光景・・・

萩浜の避難所、東浜小学校を訪れた。

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一時100名を超える地域の人が避難していたけれど、少しずつ自宅に戻り始めているという。

ここには子どもたちがたくさんいた。最初は緊張していたけれど、訪問団が話しかけたりするうちに元気な笑顔をみせてくれて、なんだか、とてもほっとした・・・。

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子どもたちがにぎやかになったら、訪問団の到着とともに部屋にこもってしまった大人たちもわらわらと姿を見せてくれた。子どものもってる前向きなエネルギーを感じた。アグネスさんにサインをもらったり、写真をとったり。

※わが家でだんまり暮らしていた手袋人形のポニョは、ここで満4歳のゆいちゃんという女の子の里子になりました。前略、大ポニョちゃん。その後どうしてる? ゆいちゃんたちと一緒に寝たり、みんなの手にはまったり、活躍してることを願ってるよ。

道中にあった海岸沿いの保育園
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保育園の前の道路
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地面に散乱していた牡蠣の殻

次に訪れたのが、石巻湾沿いの小網倉浜の民家の避難所。

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この日は子どもたち全員が支援を受けて温泉へバスで出かけたらしく、数人のお父さん・お母さんたちが留守を預かっていました。

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東京の医薬品支援会社シミックさんから預かった電池式の携帯充電器を手渡した。


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石巻市街は浸水したり壊れたものを路肩や各戸の道路わきに寄せたり、復興への動きがはじまっているのを感じた。NHKでは4月中の瓦礫撤去を目指すといっていた。今週末、瓦礫の撤去で現地入りした知人たちもいる。

でも、ほんの一角を車で巡ったにすぎないけど、これだけ被害が広域で多様だと、こういった半島の先まで十分な復興の人出がまわるのにどれだけ時間がかかるのか・・・思い知らされた。

(鳥谷美幸)

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2011年04月17日

石巻、女川にて その1

地球日記

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ここはかつて、どんな景色だったんだろう。

311東日本大震災から1か月。4月12日~14日まで、宮城県に足を運んだ。仙台市内に投宿し、石巻、牡鹿半島の女川をまわった。通常の仕事をほってまで、しかもボランティアなど不慣れな私なんかになにができるんだろ、とか思いながら、勢い、行ってきた。

4月13日。國井修医師率いるユニセフの調査チームに同行。石巻・女川の避難所をまわった。

自衛隊や災害支援の横断幕をかかげた車両に挟まれながら、仙台から三陸道を一路石巻へ。高速をおりるとそこは、20世紀少年のような光景。私たちは無言で写真や動画を撮りはじめた。

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石巻湾沿いの一般道。かわいたヘドロで全体的に景色が黄色い。片付けたヘドロの土嚢やら浸水して使えなくなった家財道具が積まれてる路肩。壊れた建物や倒れた木々。海岸から400メートルも離れた道をいく。

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女川町。リアス式海岸沿いに漁港の集落が点在してる。そのうちの一つ、桃の浦の民家の避難所を訪ねた。「避難所」と一口にいってもいろいろなところがある。この写真の上部真ん中に見えるあたりにその避難所があった。

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この集落は海岸沿いに崖になっていて、ある程度の高さ以上の民家は津波を逃れられた。残った民家に家を失った地域の人たちが共同で生活している。家の周りに山桜や春の花が咲く自家菜園。鳥の声。洗濯物がのどかにつるされている。

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同行していたアグネス・チャンさんの訪問に喜ぶおばあちゃんたち。國井医師は、ていねいに話を聞いていく。「電気は?水道は?何人くらい一緒に暮らしてるのですか?」もちろん、心のケアも。右の女性、「昨日ね、自衛隊の演奏会があったの。音楽聴いていたら、はじめて涙が出たの・・・。ニュースでは、津波や原発のことばかりでしょう・・・」

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気づけば玄関の外にワンちゃんが。まったく気付かなかった。。

近隣の同じような漁村の避難所でも、コミュニティの人たちのキャラクターによって、目にする状況は少しずつ違ってた。
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次に訪れたのは月浦という同じく漁港の集落。

90名の住民のうち1名がなくなり、3名がいまだに見つからない。津波が引いた集落には、みんなが集える拠点のような比較的大きな民家があり、それ以外に残った民家にそれぞれ身を寄せてる。仮設トイレがところどころに設置されている。

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ここでは、洗い場、炊事場、食事処、くつろぎ処、そしてお風呂まで、手近な材料で工夫してつくり、共同で利用していた。

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「電気もね、すいどもねって、歌みたいだな」と笑うお父さん。牡蠣のイケスで井戸水利用の露天風呂を作った。おかげで4日に1回、お風呂に入れてる。
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ゴミの分別もきっちり。洗濯物でさりげなく隠したりして。

「助け合い精神」という言葉が聞こえてきた。震災前から、助け合って暮らすのは当たり前のことで、お互いの顔や特技を尊重して暮らしてきたのかな。

「被災がなければ、牡蠣を食べさせたり、いろいろ案内していくのにねぇ・・・」焚火のまわりで談笑していた漁師のお父さんがぽつっと言ってくれた。

と、今日は息切れしてしまった。。続きは明日。

(鳥谷美幸)

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2011年04月13日

お花見のヒトコマで思うこと

地球日記

最近さくらがどこも満開ですね。

これは今が一番の見頃!であれば、お花見しなきゃもったいない!

ということで、先週スタッフみんなでお花見ランチに行きました。
オフィス近くの公園なのですが、とってもキレイ!

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風に揺れて、花びらが舞うなかで、さくらの花がまるごと落ちてきました!
「さくらって、こんな風に落ちるっけ?」とスタッフ一同びっくり。
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ブルーシートを敷いて、みんなで青空とさくらの下でわいわいとご飯を食べる。
あたたかな風と無邪気な子供の声が聞こえて、久しぶりにゆったりとしたランチを楽しむことができました。

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今年はお花見も自粛ムードの雰囲気ですね。

確かに、こんな時にお酒を飲んでドンチャン騒ぎはちょっと・・・という意見。
わかります。
電気も水も無駄に出来ない。ライトアップは控えよう!
それも、ごもっともな意見です。

ただ、桜が満開になる時期は一年のうち、数週間しかありません。
私は「春」という季節が一番好きです。「お花見」は日本人が昔から四季を楽しむ行事であり、春を感じる貴重な時間を楽しんでもいいのでは?と思っています。

と言うのも、お花見をする人が減り、お花見に来る来場者で稼ぎを得ていた人たちが経済的に打撃を受けているという話を聞いたからです。こういった「自粛ムード」で日本全体に元気がなくなってしまうことが今、心配です。個人的には「自粛」するだけでは何も変わらないと思うんです。

普段の生活を継続し、日本経済を元気にすること。

これも被災者の方たちのために、私たちにできることのひとつだと思います。
今までの「当たり前」が「当たり前じゃない」。最近すごくそう思うんです。

ビルドバックベター。被災前より良い状態に。
(この言葉は4月2日のEARTHLING2011 「ほんとうの震災を知ろうーわたしたちにできること」で聞いた言葉です)

これを聞いた時、この言葉にすごく共感しました。
もっといい方向に!前よりも。そして今よりも。

私にもできること、探してみよう。
そして今までの「当たり前」を少しずつ、見直してみよう。

お花見を通じてそんなことを思ったのでした。

(笹尾 実和子)


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2011年04月12日

エネルギーシフトと合わせて、"水シフト"も考えたい!

おすすめ infoみずのがっこう

東北関東大震災から一ヶ月が経ちました。
皆さんはどんなことを思いながら、4月11日を迎えられたでしょうか。

私は、この一ヶ月半を"インプット強化月間"として捉えることにしました。これまで様々な情報に触れながらも、自らの活動として繋がっていかなかったことを振り返り、自戒を込めて「人と出逢い、語らい、即行動を起こす」ために動こうと決意。


「被災地にいない私たち市民は、いま何ができるだろうか」

という問いを念頭に、多くの方と会話をしています。と同時に、水を通じて地球や社会を考えるみずのがっこうとしては、今年の夏に向けどんなことができるだろう......とくり返し考えています。

今日はまず一つ目のインプット情報を、ダイジェスト版でご報告します。二つ、三つ目のインプット情報も報告していきますので、気になる活動があれば、ぜひご連絡ください。

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【3月30日(水)長野県・上田市】

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先の大震災の影響により、東北地方を中心とした各地では「上下水道」が大打撃を受けました。これにより、広域な被災地では飲料水はもちろん、衛生的な生活をおくるための水の確保には大変苦労されています。下水道の復旧にいたっては、全域の作業を終えるのに3〜4年はかかると言われるほど、目処が立ちにくい状況です。

また、被災地以外でも電力供給がうまくいかないために、あらゆる地域や事業に支障がでました。この教訓から、いま各地では「エネルギーシフト」や「安全で安心な生活」の見直しをはかろうという動きが出てきています。

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※写真は中本信忠先生

そこで、この日はみずのがっこう副校長の橋本淳司さんと共に、長野県上田市をホームとして活動されている中本信忠先生を訪ねました。先生は"緩速ろ過処理、およびろ過池の生物被膜の生物群集に関する研究"をされてきた専門家で、信州大学の名誉教授。現在は、NPO法人地域水道支援センターの理事長をされています。

そもそも、聞き慣れない言葉かもしれませんが、私たちが普段使っている水道水は"急速ろ過"された水が殆どです。川やダムから水を取り入れ、幾つもの工程を経て処理され、消毒された上下水道が、私たちのもとへ届けられています。(詳しくは、東京都水道局のサイトを参照)

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※写真は上田市水道局浄水管理センターの資料室内で撮影

これらの過程を通る水は、たくさんの電力を使って浄化しているため、エネルギー依存度が高い水と言えるでしょう。一方、"緩速ろ過の浄水場"はまだ存在していますが、近年は"急速"方式にとって変わられ、使われなくなった施設も少なくありません。こちらは急速と比較されるため、緩速と称されているのですが、正しくは"生物浄化法"と呼ばれる方法で浄化されています。(詳しくは、中本先生のブログを参照)

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近年は、更にコストをかけ多くのエネルギーを使って、"高度浄水処理"された水を供給するべく、巨額の設備投資がなされているのをご存知でしょうか。一般には知られていないようですが、水道事業は各都道府県の自治体で運営することになっています。また、水道事業は各自治体のエネルギー使用量の約4割を締めています。まして大規模な水道事業を自治体が請け負うということは、そこにかかる費用を住民が負担しなければならないために、全国の水道料金には大きな差が生まれているのが現状です。(この部分は橋本さんの著書で詳しく解説されています)

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美味しく安全に浄水できる方法で、且つローコストなのに少ないエネルギーで運営できる浄水処理施設が既に存在している。そして、この度の大震災を経験してもなお、大きなダメージを受けずに運営できているとしたら、どうでしょうか?

少し聞いただけでも、"急速ろ過"より断然、"緩速ろ過"の方が魅力的に感じませんか。実は、中本先生をはじめとするNPO法人地域水道支援センターの方々は、これまで何年もこの主張を続けてこられてきました。ところが、エネルギー兼電力事情のように、水道事情もまた様々な圧力という壁があった為に、急速方式が広まっていったのです。

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しかし今回の震災を機に、"エネルギーシフトの必要性"が強く語られ始めました。中本先生のもとを訪れた橋本さんも、環境負荷の低い浄水処理方法を推奨する"水シフト"の動きに、大きな期待を寄せています。

3月末から二ヶ月かけて、橋本さんと共に"水シフト"を取材していきます。5月下旬にはまとまったリポートを執筆いただく予定です。東北地方を中心に、ローカルコミュ二ティの中でエネルギーシフトと水シフト両方が実現されれば、大きなモデルになるはず。

今後も大いに注目していきたいと思っています。

(風間美穂)

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2011年04月07日

Think the "Earth Day 2011" を開催します!

おすすめ infoお知らせ

こんにちは、曽我です。
都内でもさくらが満開になりつつあり、春を感じる気候になってきましたね。
ニュースからはお花見を自粛するようにという声が聞こえてきますが、一方ではお花見で東北のお酒を飲もう!という声も聞こえてきます。皆さんはお花見に行かれましたか?

私たちThink the Earthプロジェクトは毎年4月22日のアースデイに「Think the Earth Day Party」を開催しています。今年も開催準備を進めていましたが、3月11日に発生した東日本大震災を受け、開催するべきかどうか真剣に悩みました。

今回の震災は被災地の範囲が広く、未だに被害の規模が把握できておらず、行方不明者の捜索も続いています。原発事故もまったく終わりが見えません。その一方、今、日本全国で被災地のため、これからの日本のために「わたしたちできること」「何かしたい」という気持ちが強く芽生えています。

その声を聞き、このような時だからこそ、これからの日本のことを集まっていただいた皆さまと一緒に考え、語る場になれるのではないかと考え、予定通り開催することにしました。

たくさんの方に来て頂き、日本の未来、世界の未来、地球の未来をみんなで一緒に考えてきたいと思います。皆さまのご参加、スタッフ一同心よりお待ちしております。

詳細は下記よりご確認ください。
Think the "Earth Day 2011"開催のお知らせ

▼2010年4月22日「Think the Earth Day Party」の様子
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● お問い合せ先 ●
Think the Earthプロジェクト
担当:曽我・笹尾・長谷部
e-mail: event2011★thinktheearth.net
★を@に変えてご連絡ください

(曽我直子)

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