2011年08月22日

世界のごちそう「パレルモ」へ

地球日記おすすめ info

こんにちは、曽我です。

先日お休みを頂き、実家に帰っていました。私の実家は兵庫県伊丹市という場所で、大阪にも神戸に行きやすく、とっても住みやすい地域です。

学生の頃は神戸寄りの隣町、西宮市の学校に通っていたので、神戸出身の友人が多く、神戸で遊ぶことがとても多かったです。今回の帰省中も神戸の友人と会いました。

今回友人が私に勧めたいレストランがあるということで、車で東灘区のお店まで行ってきました。お店の名前は「パレルモ」です。パレルモは世界各国料理のお店です。

お店に入ったとたん、壁一面に世界の子どもたち笑顔が飛び込んできました!

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「あれ?この写真絶対見たことある。MERRY PROJECTの写真にそっくりだ」と思い、オーナーの本山尚義さんに尋ねたところ、やっぱりMERRY PROJECTの写真だったのです!

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本山さんは「自分の携わっている料理という世界を通じて世界の平和や人の気持を感動させられる事はないかという事を、お店をして、10年考え続けてきました。私に出来る事、私だから出来る事は無いかと。」とずっと考えていたようです。そのときに、水谷さんの「世界の子どもたちの笑顔」の写真に出会い、水谷さんの好意で写真をお店に飾ることになったそうです。

また、MERRY PROJECTの「世界の子どもたちの笑顔」だけではなく、前代未聞の長期フェア『世界のごちそうアースマラソン』というイベントも始めました。

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世界のごちそうアースマラソンは2年間で全世界194カ国の料理をお出しする前人未到の長期フェアーのことです。本山さんは、「世界のごちそうアースマラソンをきっかけとして、今、自分が住んでいる地球で何が起こり、人々がどう感じながら生きているかを知っていただければ、うれしいです。」と語っています。

ーー世界の料理を食べるという事は、その国の文化に直に触れる事であり、単におなかを満たしたり美味しさを追求して食べるという事ではない。ーー【世界のごちそう】とは、より抜粋。

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食べるということは、生きるということ。パレルモに行って、このことを思い出しました。

今回、友人の紹介でパレルモに出会い、出会いは無限だなと感じました。また、この縁がきっかけに、パレルモでもThink the Earth Paperを設置していただくことになりました!

世界のごちそうアースマラソンは来年の夏までの開催予定です。近くにお住まいの方、興味がある方はぜひ一度足を運んでみてください!素敵な子どもたちの笑顔と、本山さんの笑顔と、世界のごちそうが待っていますよ!

pale06.jpgオーナー : 本山尚義さん


(曽我直子)

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2011年08月17日

Think the Earth基金 支援先の活動 NPO法人田んぼ

地球日記


先週末、宮城県塩竃市の松島湾に浮かぶ浦戸諸島に渡り、桂島の干潟と寒風沢島(さぶさわじま)の田んぼの調査ボランティアに参加してきました。東北大学生命科学研究科とNPO法人田んぼ、アースウォッチ・ジャパンが協力し、浦戸諸島各地の生態系が地震や津波にどのような影響を受けているか、そのことを調べ、今後の復興に生かすため市民参加型の調査をスタートさせたのです。浦戸諸島の生物多様性調査は東北大学が震災以前から継続的に行なっていたため、比較調査が可能であることも今回の調査活動の背景にあります。

浦戸諸島で最も大きな島が寒風沢島。島の全ての水田が津波の被害を受けて壊滅しました。この水田の調査と復元を「NPO法人田んぼ」がサポートしています。ちょっと信じられませんが、寒風沢島の水田が、塩竃市に残された唯一の水田だったそうです。かつては島に60haほどあった水田は、震災前に既に11haほどに減っていました。

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堤防が決壊し、津波がすべての田んぼに襲いかかった。もともとあった田んぼは見る影もない。この津波で3名の方の尊い命が奪われました

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決壊した堤防。津波の威力に慄然とする光景でした


大きな地図で見る
google mapでみると決壊した堤防から海水が入り込んでいることがよくわかる

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もともと田んぼだったところは、いまは海水が入り込み、ボラなどの魚が泳いでいる

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土壌調査をするNPO法人田んぼの岩渕成紀さん。塩分を除けば、とてもいい土質であることがわかった

寒風沢島の水田は、もともと溜め水も使わずに、天水(雨水)だけを頼りに田んぼを営んでおり、冬も水を落とさず生き物たちの力で土の力を保つ「ふゆみずたんぼ」が行われていました。「ふゆみずたんぼ」の普及を進めていたNPO法人田んぼ理事長の岩渕成紀さんは、それを知って驚き、またこの島での水田の復元の意義を感じたようでした。

被災した水田の水質調査の結果は、海水よりも塩分が高くとても厳しい状態でした。生物多様性の調査結果も、田んぼではミギワバエの幼虫、ハナアブ、ミズアブの幼虫、ユスリカの幼虫などがいた程度。ただ水田の周辺(畦)ではたくさんのクモが見られるなど、もともとこの土地は豊かな生態系があったことをうかがわせます。
希望があったのは土壌調査の結果です。塩分濃度は高いものの、とてもいい土質だったのです。岩渕さん曰く「これまで調査した土の中でも最高レベル」とのこと。塩分濃度さえ抑えれば、水田の復元は充分に可能だということがわかりました。今後しっかりした分析が必要ですが、復興に向けて大きな方針が立てられる調査結果となりそうです。しかし、堤防が決壊しているなど、水田の本格的な復興までは長い年月がかかるでしょう。NPO法人田んぼは今後、地元農家の方たちとの調整や、塩竃市の協力を得るなど寒風沢島の水田の復興に向けて具体的な活動を行なっていく予定です。

寒風沢島は江戸時代には交易拠点として栄えた輝かしい歴史がありますが、地元の方は「今は忘れ去られた島」と表現されていました。実際、支援の手も届きにくく、瓦礫の撤去作業などもようやく始まったばかりです。単なる復元だけでなく、多くの人たちがこの地を訪れ、豊かな自然が残る浦戸諸島のすばらしさを感じることができたらと思います。個人的にも、いろんなアイディアを出してサポートしていきたいと考えています。
(上田壮一)

地球リポート:おいしいお米と生物多様性を両立させる「ふゆみずたんぼ」の底力

東北大学によるリポート:浦戸諸島モニタリング調査記

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2011年08月16日

暑い夏を涼しくたのしむ3つのおすすめ

おすすめ infoみずのがっこう

皆さんは今年の夏をどのようにお過ごしですか?

先週からお盆休みで、帰郷されていた方も多くいらっしゃいますよね。私は周囲から「田舎で夏の味覚をたっぷり堪能してきた!」という話や、「子どもと日常に佇む自然を体感しています」という声を耳にしました。自分も都心に居ながらもなにか....と考えた末、8月からは毎週のように、故郷の果物を買ってきては、食べながら夏を味わっています。(幼少からスイカが大好物)

さてThink the Earthの夏といえば、毎年恒例のみずのがっこうです。今年は一段と大きなうねりを描きながら、水は今日も変わらず、地球をめぐっています。

早々と向日葵は種をつけ、トンボが舞う姿を見かけるこの頃、自然の移り変わりを横目に「実は、まだ夏らしい時間を過ごせていない...」という方、「子どもは楽しんでも、自分の夏休みはまだだな」という方、「今年は屋内で夏を感じようと思っているから」という方にも是非お勧めしたい、水にまつわる"おすすめ授業"を3つご紹介します。


【おすすめ1】
mizumonogatari_.jpgみずものがたりー46億年 地球をめぐる水の旅ー

みなさんは最近、プラネタリウムに足を運んでいますか?
ここ十数年の間で技術は飛躍的に進歩し、いまやドームに星を映すだけでなく、ハイビジョンの何倍もの高精細な映像を投影できるようになったのです。

ビジュアルエコブック『みずものがたり』を原作にした本作品は、関東(神奈川県)で初上映中。地球をめぐる水の壮大な旅路を観られるのは8月31日(水)まで。ぜひお見逃しなく!!(→詳細はこちら

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また、今週末は小学生を対象に「地球をめぐる水のアクティビティ」を行います!
夏休みの想い出に、親子でプラネタリウムを観て、ワークショップに参加しませんか。


【おすすめ2】
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副校長 橋本淳司さんとおくるスペシャル授業が間もなく始まります!
この授業は、皮むき間伐を提唱する大西先生と、太陽光エネルギーファンドの先駆者である原先生と一緒に、日本を象徴する富士山の傍で、水と森を感じる対話型ワークショップです。

kanbatsu2.jpg(C)NPO法人森の蘇り

日本には今も脈々と続く、自然と寄りそう暮らしがあります。茹だるような都市の日常から一歩でて、清涼感たっぷりの森で"いきものを潤す水""水を育む森""森から生まれるエネルギー"について、皆さんと一緒に対話しませんか。

「興味はあるのに、夏は予定がいっぱいで。一日だけでも参加したいのですが...」という声にお応えし、本日から【一日割】【学割】を設けました!!8月27日か28日のどちらかでも、参加したいという方は、急いでお申し込みください!(→詳細はこちら


【おすすめ3】
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橋本副校長はこの夏、地球リポートでも、水の授業を展開されました。
タイトルは「水道シフトをおこそう! 震災を機に見なおされる生物浄化法」です。

東日本大震災を受け、エネルギーを多く使う都市型浄水方法の"急速ろ過"に、改めて疑問を投げかけている橋本淳司さん。これまで積み重ねてきた取材をもとに、全国での事例も挙げられているので、日本各地の水道トレンドが読みとれます。

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私も二度取材に同行させてもらい、浄水場を目の当たりにした感想は「簡素」の一言。なのに、そこを通る水は「ダイナミック」に浄水されていると知り、二倍驚きました。

大量の電気で浄水する方法ではなく、"いきもの=生物が浄水する方法"について知ると、戦後の政策はいかに「湯水の如くエネルギーを使う」ことをベースに考えられていたかを痛感します。じっくり、屋内で読み込むことで学べる"おすすめ授業"の1つです。


みずのがっこうの夏は8月でようやく折り返し地点。9月から10月のキーワードは「川」「食農と水」「日本酒」です、お楽しみに!
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。


(風間美穂)

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