2012年02月22日

SVA報告会「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」その1

地球日記おすすめ info

2/16(木)、 Think the Earth基金の寄付先のひとつでもある、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の東日本大震災復興支援活動チャリティ報告会に行ってきました。
http://sva.or.jp/event/event201202091591.html

SVAはいま、宮城県の気仙沼市を中心とした復興支援と、岩手県沿岸部(陸前高田市・大船渡市・大槌町・山田町)を中心とした移動図書館の活動を行っています。

今回の報告会は、気仙沼事務所の活動の一部を紹介するものでした。
NPO/NGOの活動報告会は、「支援先で私たちはこんな活動をしています」という、支援者が被支援者に対して行っている活動の紹介がほとんどなのですが、今回は「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」と題して、支援する側のこころのケアもだいじなんだということを、きちんと正面からとらえていたのが、とても意義深いことだなぁと感じました。

=====
まず、★支援者の心のケア★についてのお話。

最初にお話いただいたのは「自分の心が健康でなければ、他の人は支援できない」ということ。
これ、とてもあたりまえのことではあるのですが、自分の心の状態というのは気づかないうちに変わっていくもの。
「自分はだいじょうぶだと思っていても、落ち込んでいること」...あるかもしれません。「ストレスがたまっていること」も、ありますよね。
そして、これから2−3年復興支援をやっていく間に、途中で心が折れてしまう。
そうしたら、誰かの手助けをするどころではなくなってしまいますね。

SVA気仙沼事務所では、スタッフである東さんが、支援者側のケアに関するプロのトレーニングを受け、ボランティアスタッフへの気配りをしています。
そして、長期ボランティアは適度な休暇(被災地から離れる)を取ったり、特技や関心を活かして活動してもらったりするなど、いろいろ工夫をしています。

★お話をしてくれた、SVA気仙沼事務所の東さやかさん(写真提供 シャンティ国際ボランティア会/SVA)
2012年2月16日東さん報告会_s.jpg

お話を聞いていてなるほどなと思ったことをいくつか、メモ的に書いてみると・・・
●バーンアウト
支援活動をしていると、毎日自分の手には負えない大きな問題が次々に起きて、疲れてしまうことがある。目の前の結果にとらわれて「何も変わっていないじゃないか」と、無力感におそわれてしまう。
そんなとき「支援者がどう達成感を感じるかではなく、支援される側がどう感じ動いたかがだいじ」という言葉に救われたりする。

●共感性疲労
寄り添って話を聞いているうちに、仮想で自分も同じ経験をしたと感じてしまう。二次的トラウマともいう。

●「バランスを崩している」と自覚することが、回復の手助けになる
バランスを取り戻すために、人生の中のポジティブなものを利用する作業が効果的。
ひとつは外的リソース...好きな場所や愛する人のことなどを思う
もうひとつは内的リソース...自分の中の信念、自分の好きなところを書き出してみる。

実はこれ、震災支援だからではなく、どんなときにも当てはまることだったりするのですが・・・昨年のたいへんな時期をそれぞれに生きてきた私たちひとりひとりにとって、いま、とても大切な自分に対する問いかけのような気がしました。

続いて、子ども支援のお話。
SVAが取り組んでいる「子どものこころのケア」プログラム『Book for the Future 子どもたちが描く気仙沼の声』について、ご紹介します。

SVA報告会「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」その2

★SVA気仙沼事務所のブログはこちら
http://sva.or.jp/kesennuma/blog/
(はらだまりこ)

この記事へのリンク

« 足湯ボランティア@福島市 | メイン | SVA報告会「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」その2 »