2012年06月28日

5月、北の大地で森と木ときこりたちに出会いました(後編~間伐材のふるさと)

地球日記

木の一生。私たちとは異なる時の流れをつないでいく。
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続いて私たちは、三井不動産グループで北海道の森林を保有・管理している港エステート株式会社の大場俊男さん、中秀喜さんと一緒に美瑛の森へと出かけました。(車窓からパチリ)

森の入口には伐り出されたカラマツが。
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この材は、三井不動産がスマートシティ・プロジェクトを進める、柏の葉キャンパスシティで建築が進む、148街区の賃貸マンションのフローリング材やバルコニーに使用されるそうです。

切り倒し、運んで、使う。森を再生する間伐には人手もお金も必要です。間伐された木が材として流通していけば、持続可能なサイクルが生み出せます。
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間伐については各地でいろいろな取り組みがはじまっていますが、材のばらつきや節が多いなど、なかなか市場に流通するのが難しい状況があります。企業の本業で国内の間伐材が使われれば、その効果は少なくないはず...と期待を覚えました。海外の天然林を壊さないことにもつながるかもしれません。

この美瑛の森では、2008年から、三井不動産グループの社員の方たちが植林を行なっているそうです。30人が1日かけて、1,000本のシラカバやカラマツを植えているとのこと。
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たくましく繁茂する笹や他の草木の中に見落としてしまいそうなカラマツの幼い木。
広がる大地と山林。そのあまりの対比に、そして森と木が生きる遥かな時の流れに、気づきを得るビジネスマンも少なくないようです。

「自分はここで木を植えてきた。育っていくのには何十年もかかる。お父さんが植えたこの木たちを、次はお前たちが見届けていってくれ」帰京後、家で地図を見せながらわが子に語った社員もいたそうです。

「それまでは仕事一筋で、子どもと向きあってそんな話をしたのははじめてだった、と言ってくれたんですよ」環境推進室の下郡稔裕さんが、ちょっとステキなエピソードをシェアしてくれました。
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人間よりもずっと地球の先輩で、シンプルに生きている存在。そんな樹木たちを相手に北の大地で働いている大場さんと中さん。2年、3年ではなく、数十年単位という森の時間と向きあっている方たちです。

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「たとえば、いま、20代、30代の人が美瑛で植林をして、それが育つのに50年、60年かかる。それを、家族や会社の仲間に伝えていってもらえたら、僕らがやっていることの意味があるかな、とそんな風に思っています」(大場さん)

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「林業って、息の長い仕事で。60年、70年の世界。最初に植林した人はもうこの世にいないかもしれない。間伐材といっても、そんな時を刻んできていること。それを子どもたちにもわかってもらえたら、うれしいですね」(中さん)

さて最後に。この北の森のカラマツ、トドマツの間伐材を使ったイベント「三井不動産 & EARTH melody」が、8月4日と5日にららぽーと柏の葉で開催されます。光と音があふれる空間で、森のこと、木のこと、地球のことをイメージする2日間。詳細はこのブログやTTEのメルマガFacebookTwitterなどでも追ってお知らせしていきますのでお楽しみに。お近くの方は遊びにきてください。
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旅の終わりに。太陽の恵みがまぶしかった。

取材協力:湊哲一(ミナトファニチャー
撮影協力:吉岡拓
(鳥谷美幸)

前編~森の入口
中編~きこり登場

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