2012年07月23日

どろんこワークショップ「こけだま作りで think 大地の秘密」

おすすめ infoお知らせ

こんにちは、伏見です。

昔から多くの和歌で詠われたり、庭園や盆栽で利用されるなど、日本人にとって馴染み深いものの一つに、苔玉があります。その苔玉を作る〝どろんこ遊び〟を通じて、自然や環境に興味を持ってもらう活動をしている「みどりのともだちプロジェクト」と、Think the Earthとのコラボレーションによるワークショップを8月に開催することになりました。

先日「みどりのともだちプロジェクト」代表の和田さんに、苔玉づくりお試しワークショップを開催していただきましたので、その時の様子をご紹介します!

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お試しワークショップに参加したのは、Think the Earthの曽我さん、関根さん、それから7歳と4歳になる私の息子たち。

「おうちに持って帰ってからも大事に育ててくださいね」「いろんな土があって、それぞれ意味があるんですよ」と、数種類の土についての説明から始まりました。粘り気がある土、パサパサと乾燥した土、保水性のある火山灰、吸着効果のある炭。それぞれに個性と役割があるのは、私たちの周りの人間を見渡しても、おんなじだなぁ。

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土に水を混ぜてハンバーグをこねる感じで、真剣にこねこねする大人たち。7歳の長男は豪快に、4歳の次男は慎重に。何気ない作業にも性格が出るものです。

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土のだんごができたら、「マザーズラブ(母性愛)」という花言葉を持つハイゴケで土を覆い、糸をぐるぐる巻きつけます。そして、水の中に沈めてぶくぶく...、しばらくして取り出したら完成!楽しくおしゃべりをしながらの、あっという間の作業でした。

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完成した苔玉は、どれもなんとも言えない個性的ないでたちをしています。真ん丸だったり、パイナップルみたいだったり。同じ材料を使っているはずなのに、まったく違う表情になるのが実に不思議です。みんな、自分の苔玉が一番可愛く見えるようで、溺愛する様子が微笑ましい(我が子が一番かわいい♡ということでしょうか...笑)

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楽しいコトから始めて、自然を大切に想うココロを育む。
森へ行かなければ、海へ行かなければ、と気負うことなく、目の前にある緑を愛でることからはじめてみるのもなかなか良いなぁ、と素直に思える体験でした。

土や緑を身体で感じて、遊びながら大地の秘密&すごさをちょっぴり探っちゃおう!という苔玉作りは、IDD世田谷ものづくり学校「KIDS WORKSHOP IN SUMMER」で体験できます。

8月18日(土)19日(日)IID世田谷ものづくり学校
「こけだま作りで think 大地の秘密」詳細はこちら
さぁ、みんなでコネコネしよーう!

(伏見聡子)

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2012年07月20日

地球を感じるBig Island 〜後篇〜

地球日記

地球を感じるBig Island 〜前篇〜ではキラウエアへ行くまでの様子を紹介しましたが、今回の後篇では、マウナケアへ行くまでの様子を紹介します。

bigisland_13.jpg太陽が近い!


さて、キラウエアを後にいよいよ標高4,205 mのマウナケアに向かいます。

bigisland_12.jpg車道の両脇はどちらも溶岩台地。

ハワイ語でマウナケアは「白い山」という意味で、そこには雪の女神ポリアフというペレのライバルが住んでいるそうです。南国の暖かいイメージがあるハワイですが、雪の女神というだけあり、マウナケア山頂は冬の間白い雪覆われるそうです。ただ、ここ近年雪が積もらない年もあると言っていました。

そしてここマウナケアは世界11ヶ国、計13基の天文台があることで有名で、日本の国立天文台が設置したすばる望遠鏡もここで星空の観測を行なっているそうです。なぜここに世界の天文台が集まっているかというと、世界中で最も天体観測に適した場所の一つと言われているからです。その理由はいくつかあり、空気が澄んでいること、晴天率が高い、低緯度に位置するため多くの星が観測できる、ヒロの街が雲に覆われていることが多いため地上の光の影響が少ない、4,000m台に位置する天文台まで車で行くことができる、などの理由が挙げられるそうです。

実際私たちもマウナケア山頂までは車で向かいました。ただ、一気に4,000m地点まで行ってしまうと高山病になる恐れもあるため、途中2,800mに位置するオニズカビジターセンターで身体慣らしをします。

bigisland_14.jpg標高2,800m地点ではジャケットを着ないと寒かったです。

そしてここビジターセンターにはギンケンソウという、マウイ島のハレアカラとマウナケアにしか咲いていない花があります。この花は数十年かけて花を育て、枯れる前に一度だけ花を咲かせる植物で、めったに花を見ることができないそうですが、なんと、私たちが行ったときに開花をしていました!

種を残すために枯れる前に、一生に一度だけ花を咲かせるギンケンソウの花。その生き方に、なぜかすごく強い生命力を感じました。ギンケンソウは非常に珍しい高山植物だそうです。

さて、身体慣らしをしたところで、いよいよマウナケアの山頂へ向かいます!!

bigisland_16.jpg太陽が近い!!!

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途中マウナケアの影が見えました。実際、自分の目で見る山は近すぎて、また山の体積も大きいため、平べったく見えるマウナケアですが、影は三角の形をしているので感動しました。

そして頂上に着くと、ちょうど夕日が雲に沈む時間でした。

bigisland_21.jpg3つ天文台がみえていますが、一番左の天文台がすばる望遠鏡です。

先ほど説明したようにマウナケアは空気が澄んでいるため、いつもより目が良くなったような感覚になり、それにも感動しながら沈みゆく美しい夕日を眺めていました。ただ、さすが標高4,205 m。寒さが本当に厳しく、風も強かったため10分も外でていると手がかじかんで、ジャケット着ていても外にいることが辛かったです。

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沈んだ夕日をあとに、再びオニズカビジターセンターへ戻り、今度は星空観測です。ここでは綺麗に写真を撮ることができなかったので、お見せすることができないのですが、澄んだ空気、雲のない空、灯りが届かない場所ということで、いままでに見たことのない美しい満天の星空でした。

見えた星がたくさんありすぎるので、有名なものを一部ご紹介すると、天の川、織り姫・彦星、南十字星、アンタレス(さそり座の心臓)、土星などです。土星は望遠鏡を覗いて輪っかもみました!星ではありませんが、人工衛星も肉眼で何度も見えました。

プラネタリウムではなく、実際の星空を目の前に星や星座のお話を聞くことができたのは本当に素晴らしい体験になりました。そして、ただただ星の多さ、美しさに感動しました。


キラウエア・マウナケアを巡るツアーもここで終了。前回以上にハワイ島の豊な自然に触れることができました。ここでは紹介しなかった道中でのハワイ島の自然のお話もたくさんあるので、いつかご紹介できればいいなと思います。

そして、今回強く感じたのは、ハワイ島というこの小さな島の中の至る所で、地球を感じるということです。言葉で説明することは難しいのですが、いまでも活動を続けている火山から出ているエネルギーが、地球の息吹を感じるのかな?と自分なりに解釈してみました。

ハワイ島は近々また行きたいと思っているので、次回はまた新しいハワイ島の顔をご紹介できればいいなと思います!!


(曽我直子)

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2012年07月20日

地球を感じるBig Island 〜前篇〜

地球日記

先日少し早めの夏休みをとって、ハワイ島とオワフ島に行ってきました。

bigisland_00.jpgハナウマ湾。オワフ島の南東部にある火山からできた湾。自然保護区に指定され、カメが現れることも多い。


前回ハワイ島に行ってから、その壮大な自然と語り継がれているハワイの神話に魅了され、いまではすっかりハワイの虜になった私ですが、今回はキラウエアとマウナケアに行ってきました!

前回はキラウエアへしか行けなかったのですが、今回はコナの街に宿泊をし、朝からがっつり1日かけてキラウエアとマウナケアに行ってきました。

朝の9時半にツアーの車が迎えにきて、まず向かったのはコナのコーヒー農園。世界の生産の1%に満たないというコナコーヒーは世界3大コーヒーのひとつとされ、ホワイトハウスの公式晩餐会では必ずコナコーヒーが出されるそうです。

私自身コーヒーは苦手なんですが、コナコーヒーはすごくあっさりしてて飲みやすく、唯一美味しいと思うコーヒーなので、世界3大コーヒーのひとつだということはとても頷けるお話でした。

bigisland_01.jpgテントのような建物の床に見えている肌色の豆がコーヒー豆です。

そして次に向かったのはプナルウ黒砂海岸。ここはウミガメで有名な海岸だそうです。名前と写真をみて頂いてもわかるように、ここの海岸の砂は黒く、これは溶岩が砕けて細かくなったものだそうです。本当に真っ黒で、さらさらした砂でした。

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そしてここではカメに会うことができました!!ウミガメの保護のためカメには4.5メートル以内に近づいてはいけないと注意をうけました。また、ハワイ島から一切の溶岩を持ち帰ることは禁止されていて、ここの海岸の砂も溶岩でできているため、絶対に持って帰ってはいけないと注意をうけました。

bigisland_03.jpg脇の岩場に2匹目のカメがいました!

もし、綺麗だからとか、記念になどと、溶岩を持ち帰ってしまうと、ハワイ島に伝わる有名な伝説「火の女神ペレ」が怒り、その人やその家族に災いが降りかかると言われています。実際持ち帰ってしまい、家が火事なったり、不幸が続くといって、多くの方が送り返してくると言っていました。ペレの怒りは怖いですね。そして、人間の欲で自然の力に背いてはいけないと深く心に刻みました。

bigisland_04.jpg移動中、車中からみえたマウナロア(4,169m)。この山は活火山。周期をみるとそろそろ噴火してもおかしくない時期だということです。

bigisland_06.jpgハワイ州の州鳥であるネネ。写真は撮れませんでしたが実際にネネがいました。絶滅危惧種だそうです。

そして、いよいよキラウエア・ハレマウマウ火口。ペレの住まいに向かいます。

bigisland_05.jpgジャガー博物館に展示されているペレの絵。ペレや火山にまつわる展示物があります。

キラウエア火山は2008年3月にハレマウマウ火口が爆発したのを境に、現在もずっと噴煙が立ち上っています。その特性は爆発的な噴火ではなく溶岩を流出するタイプの噴火のため、世界一安全な活火山として有名です。

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bigisland_08.jpg全部溶岩に飲み込まれた溶岩台地。見渡す限りの溶岩台地には圧巻です。

bigisland_10.jpg溶岩が通った後にできた溶岩トンネル。スピリチュアルスポットとして有名だそう。

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上の写真の木は、大地が溶岩にのみこまれた後、一番最初に根をつけるオヒア・レフアという木。おととしのブログにも書きましたが、オヒア・レフアはペレの神話の中でも有名なお話。今回聞いた内容は前回聞いたものと少し異なり、オヒアに恋をしたペレが、自分に振り向いてくれず怒りでオヒアを木に変えてしまい、ペレの妹のヒイアカが、それはあまりにもオヒアのフィアンセ・レフアが可哀想だとペレを説得し、反省したペレがレフアをオヒアの木に咲くレフアの花にしたというお話でした。

そのため、レフアの花を切り取るとオヒアと再び引き離され、レフアが悲しみ涙が雨として降り続けるので、そんな思いはさせちゃいけないということで、レフアの花を切り取ってはいけないと注意をうけました。前回は赤いレフアの花を見ることはできませんでしたが、今回は見ることができました!

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まだ前半ですが、ハワイ島の壮大な自然とそれにまつわる神話をもつハワイアンたちの生き方は、学ぶべきことがたくさんあり、自然と共存しているハワイの人々の暮らし、そしてペレという火の女神がいつもそこにいて、決して逆らって生きることを選ばないハワイの人々の暮らしにただただ感動しました。それが自然と共に生きるということなんだなと。

さて、キラウエアは後にしていよいよマウナケア(4,205 m)へ向かいます。続きは後篇で!

地球を感じるBig Island 〜後篇〜


(曽我直子)

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2012年07月13日

いただきますの日イベント『「いきものがたり」といきものがたりな暮らし方』

地球日記プロジェクト裏話

こんにちは、長谷部です。
先日、原宿のレンタルスペース空き地にて、7月の「いただきますの日」イベント『映像作品「いきものがたり」と いきものがたりな暮らし方』を開催しました。

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今回の「いただきますの日」は、Think the Earthの映像作品「いきものがたり」の上映と、『土から生まれ、土に帰る。』をコンセプトに、循環するライフスタイルを提案している±土(プラスマイナスツチ)とのコラボレーション企画です。


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日中の気温がとても高かったこの日。
受付では、大鍋に浮かべた冷たいビールと、この日のゲスト パーマカルチャリストの四井さんのお庭で採れたフレッシュハーブの香りでみなさんをお出迎えしました。
±土の料理人 新納平太さんオリジナルの「桃と赤白スグリのカクテルビール or ソーダ」も大人気!

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生物多様性を描いた映像作品「いきものがたり」の上映からスタート。
地球に生きものたちが生まれて今日まで、何度も絶滅の危機に遭いながらも、つながり続く私たちのいのち。

38億年の縦のつながり。150万種の横のつながり。
あわただしい日常から抜けだし、地球スケールの循環を感じるひとときでした。

美しい音楽や映像で大きな環を感じた後は、
持続可能な循環する暮らし方「パーマカルチャー」を実践している四井真治さんのトーク!

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長崎の限界集落でパーマカルチャーを活用したコミュニティ再建を行っている四井さん。その経験から、「人間は地球にとって害ではないと実感した」というお話が印象的でした。

里山のように循環する暮らしが整っていれば、人間がいるからこそ自然が活き活きとする。生きものの目線で丁寧に暮らしをつくっていくことで、森も海も豊かになっていくのだそうです。
地方に住む方だけでなく、首都圏に住む私たちも、ひとりひとりが生態系の一員として暮らしていけば、地球はより多くの実りを分けてくれるのでしょう。

八ヶ岳と南アルプスに囲まれた美しい自然の中で実践している「いきものがたりな暮らし」を素敵なご家族の写真を交えて見せて頂きました。
緑溢れるお庭でスグリやブルーベリーを収穫する息子さんたちがとってもカワイイ!

自然の力で生活排水を濾過するジオフィルターや、生ゴミを土に還してくれるミミズコンポストなど、懐かしくも新しい技術を知り、これからの豊かさを考えるきっかけにもなりました。

パーマカルチャーについては、地球リポートのバックナンバー(2002.03.20)
地球を森で埋め尽くそう パーマカルチャーという美しいライフスタイル」でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

素敵な暮らしのトークの後は、みなさんお待ちかねの「いただきます」の時間◎
もう一人のゲストで、カフェスローキッチンディレクターの新納平太さんによる「いただきますの日 オリジナルプレート」が並び、みなさんのお腹もワクワク・グーグー!

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新納さんからお料理の説明を伺い、全員そろって「いっただっきまーす!」
会場には、「美味しいね〜!」の声と笑顔が溢れていました。

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この日のメニューは、±土のもう一人のメンバー 桃農家の堀井俊彦さんが育てた桃と四井さんのお庭で採れた赤白スグリをつかったジュレや、剪定桃の木チップをつかった自家製ベーコンの玄米チャーハンなど、±土らしいお料理の数々。
暮らしの延長にある「食」を実感し、感謝のこもった「いただきます」となりました。

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「いただきますの日」では、毎月11日を「いただきますの日」としていますが、
ほんとうは「365日がいただきますの日!」を目指して活動しています。
「いただきます」という言葉に込められた、さまざまな感謝に向き合う時間もなく、慌ただしく過ぎていく毎日。
お箸が並んでいるように見える毎月11日が、日々の食卓に関するたくさんのつながりに感謝し、誰かと「いただきます」できるきっかけになれば嬉しいです。

「いただきますの日」のwebサイトはこちら
http://itadakimasu1111.jp

(長谷部智美)

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