2012年09月07日

おとなが読みたくなる絵本を、電子書籍で楽しむ「アート絵本」

地球日記

皆さんは、おとなになってから絵本を眺めることはありますか?お子様がいるかたは、眠りにつくまで枕元で読んであげることがあるかもしれません。それも大切な時間ですが、時には自分のために、絵本を手にとってみてはいかがでしょうか?

artehon000.jpg

日本では、絵本=子どものための本というイメージが強く、実際に本屋さんを覗いても「児童書」のコーナーに並べられていることが多いのですが、絵本は子どもだけのものではありません。世界を見渡すと...、とっても素敵で心が癒される、おとなの方にこそ読んで欲しい絵本がたくさんあります!

たくさんの経験をして来たおとなだからこそ、絵本から多くのメッセージを受け取ることができたり、元気を取り戻す力につなげることができます。そんな絵本に魅せられた女性たちが、アートとして楽しめる本を「アート絵本」と名付け、一人でも多くの人の手に届けたいと願い、世界中の絵本を翻訳して電子書籍アプリとして世界出版をしている「アート絵本」という会社があります。フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、中国語など、各国の翻訳を専門とするスタッフが集まっていて、それはもう本当に幅広く、濃密に、世界中の作家さんと結ばれているのです。先日お邪魔した時には、専務(?)のこうすけ君も出迎えてくれて、明るくアットホームなオフィスに話が弾みました!

artehon001.jpg

私が、アート絵本の代表・山本さんに出会ったのは3年ほど前。ある企業の環境活動の象徴として、フランスの作家さんの作品をロゴに使わせていただいたのがきっかけでした。山本さんは、世界最大の国際児童書ブックフェアが行われているイタリア北部の街・ボローニャを毎年訪れていて、私がお会いした時にも、これから現地へ向かう直前ということで、フェアの盛り上がりや世界の出版業界の環境意識の変化などについて、熱心に教えていただきました。
(地球リポートに、ボローニャ国際児童書ブックフェアの様子が紹介されています)

アート絵本では、事業の強みを活かした復興支援活動にも取り組んでいます。東日本大震災が起きた2011年3月、2週間後に開催が決まっていたブックフェアのためボローニャを訪れる予定だった山本さんは、日本から離れるべき時なのか、さまざま思いが入り混ざり大変悩んだそうです。考えた末に訪問を決めたボローニャでは、ブックフェア会場にいる世界中の人から、日本を心配する声や、励ましの言葉をかけてもらい、とても心に響いたそうです。そして、その言葉を被災地へ届けたいと思った山本さんは、その場でその思いを手紙に綴り、世界中の作家さんの目に触れるようにフェアの各ブースに置いて帰国しました。

絵本作家のみなさま、私たち日本人の希望につながるようなイラストとメッセージをいただけませんか?

こうして、世界中の作家さんの手による温かいイラストとメッセージを被災地に届ける活動「Dear JAPAN」が始まりました。「Dear JAPAN」に賛同し、集まったイラストは137点。それぞれの作家さんから届いたメッセージを添えて、全国各地でパネル展を開催していますので、お近くで開催される際はぜひ足を運んでみてください!

artehon002.jpg

*世界25カ国、136人の絵本作家より届けられたイラストとメッセージのすべてが収録されているiphoneアプリは、1ダウンロード250円、そのうち100円が福島県の復興対策本部などに寄付されます。

(伏見聡子)

この記事へのリンク

« 「のらねこ算Tシャツ」42825さんの地域猫活動同行記 | メイン | 夢舎夢舎のロールケーキをみんなで食べた、*meshi yori*東北お取り寄せ会 »