2013年04月18日

好きなスポーツに挑戦して、日本をアダプティブワールドにしよう!

地球日記

こんにちは、ふしみです。Facebookでは時々びっくりする出会いがありますが、まさに「えー、どうして?知り合いだったの?」という有り得ないつながりを通じて、7年ぶりに嬉しい楽しい再会がありました。

再会したお相手は、NPO法人アダプティブワールドの齊藤直さん。以前このブログで、障がい者のスキースクールを湯沢で運営しているNPO法人ネージュの稲治さんとの再会(こちらはリアルに)についてご紹介しましたが、齊藤さんもまた、清里や車山高原でスキースクールを開催しています。アダプティブワールドは、障がいのある人も安心して楽しめるスポーツプログラムを企画、運営するNPOで、提供するスポーツは他にも、ロッククライミング、乗馬、カヌー、カヤック、ハンドサイクルなど多数あります。

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齊藤さんとはじめて会ったのは2006年、企業の社会貢献担当として寄付先候補団体をあちこち訪問していた私は、それぞれの団体の代表や事務局のかたの個性や想いをよーく覚えています(百聞は一見にしかず、直接お話を聞ける機会というのは本当に貴重で有難いことです)。
齊藤さんには、会社で社員に向けて講演をしていただいたこともありますが、とかく真面目な雰囲気になりがちな社会貢献の講演会で、お話がとても面白く、会場は笑いでいっぱい。優しく熱いお人柄が社員の皆さんに伝わって、最後には会場に来ていた人の半数以上がアダプティブワールド特製手ぬぐいを購入した、という伝説まで残してくださいました(今ではアメブロのパワーブロガーとしてご活躍されているのも、納得!)。

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「Adaptive」とは、「適応する、順応性のある」という意味の言葉で、アメリカでは近年、何らかの障がいのある人をあらわす「Disabled」の代わりになる言葉として使われています。齊藤さんは学生の頃、授業で学ぶ「障がい者スポーツ」を退屈に思っていたそうです。そんな時、アメリカへ留学して、障がい者がごく自然に、楽しそうに自分の好きなスポーツに参加し、積極的に新しい競技に挑戦する姿を目の当たりにします。なぜ日本ではこのような姿を見ることができないのか?なぜ日本では、障がい者だけを隔離して型にはめた対応しかしないのか?なぜ?なぜ?不思議に思ったそうです。そして帰国後、「健常者と障がい者が一緒に参加するスポーツプログラム」を提供し始めました。

アダプティブワールドでは、楽しむためのスポーツだけではなく、教育を意識してプログラムを組んでいます。
たとえば乗馬は、信頼関係を築くための馬とのコミュニケーションから始まる、ゆっくりと時間のかかるスポーツです。これは自閉症の子どもの自己コントロール能力の育成に有効だそうで、乗馬を続けるうちに日常的に我慢強くなった、待つことができるようになったという実例があります。また、ロッククライミングは、視覚障がい者の問題解決能力の育成につながります。視覚障がい者はガイド付きで行動することが多いため、自分の力で進む経験が少なく、物事をすぐ投げ出してしまう傾向が現れがちです(もちろん全ての人ということではなく傾向として)。自分の力だけで目標地点に到達しなければならないクライミングを経験することで、日常でも目標を立てて進むことができるようになるそうです。このような話を聞くと、子どもたちそれぞれの個性に合わせて習い事や勉強方法を選ぶのと同じように、障がいも個性の一つに過ぎないんだな、ということがわかります。

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障がいを持つ人のできること、できないことは、一人一人みんな違います。齊藤さんは、行き過ぎたサポートよりも、それぞれの状態に合わせて、用具の選定などで適正なサポートをすることが大切で、それは健常者である私たちがそれぞれ自分に合わせて行っていること、その日の体調に合わせて用具やスケジュールを決めることと何も変わらない、ということを教えてくれました。

この再会で、当時と同じく、齊藤さんからたくさんのパワーと元気をいただきました。日本がアダプティブで住みやすい豊かな国になりますように、新たな気持ちで挑戦する日々を過ごすぞ〜!

(伏見 聡子)

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2013年04月12日

4月16日(火)の「宙のがっこう」は星出宇宙飛行士が先生です!

Think the Earthは昨年の11月、星出彰彦宇宙飛行士の宇宙滞在にあわせて、「宙(そら)のがっこう」を開催しました。

国際宇宙ステーションやこれからの宇宙開発、芸術分野での宇宙利用について分かりやすく解説するセミナーと、衛星回線を使って国際宇宙ステーション(ISS)と会場をつなぎ、宇宙滞在中の星出さんにリアルタイムで質問をする、という授業で200人以上の方に参加頂きました。

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©2012年11月リアルタイム交信イベントライブ中継 (C)NASA/JAXA

星出さんが大画面にパッと現れた時は本当に宇宙にいるの?と思ったほど
近くにいるように感じました。

50年ほど前までは、地球の姿を見たこともなかった私たち人間ですが、
技術の進歩により宇宙との距離は、日に日に近くなってきています。

私は昨年の宙のがっこうの授業と初めて流れ星を見たことで、星や宇宙に興味を持ち出しました。その結果、宇宙的視野で自分の悩みを見ると、本当にちっぽけなことで悩んでいるなと。そんな感覚も持てるようになりました。笑

来週は宙のがっこう第2弾として、無事地球に帰還した星出さんに、今度はISS長期滞在中の話やこれからの宇宙開発について、特別授業を行って頂きます!

さらに今回の授業でも、星出さんにリアルで質問できるチャンスがあります。
お申し込みはこちらのページにある「宙のがっこう申し込みフォームより受け付けています。

前回の宙のがっこうに来てくれた方はもちろん、宇宙が大好きな方、宇宙飛行士の仕事や宇宙のことに興味がある方、みなさんぜひ遊びに来て下さい。

「宙(そら)のがっこう」詳細

○日時: 4月16日(火)19:00〜20:30
○場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館 藤原記念ホール
(横浜市港北区日吉4-1-1)
◯参加費 無料

○プログラム(予定)
18:30 :開場
19:00-19:15 :イントロダクション
19:15-20:00 星出さん講演
20:00-20:25 質疑応答
20:25-20:30 終わりのあいさつ

○主催
:慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 
:一般社団法人Think the Earth

○共催
:慶應義塾大学理工学部

○協力:宇宙航空研究開発機構

(笹尾 実和子)

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