2014年12月10日

AQUA SOCIAL FES!!2014@北上川でヨシ刈り体験

地球日記AQUA

こんにちは、曽我です。
先日の日曜日、「AQUA SOCIAL FES!! 2014〜みんなの北上川流域再生プロジェクト〜第6回 津波で被害を受けた河口の再生を目指して、ヨシ刈りをしよう!」に参加してきました。

今回のプログラムの内容は、午前中に震災の津波後に育ったヨシの刈り取りを体験。午後は葦ペン作り。最後に2012年からスタートしたAQUA SOCIAL FES!!の北上川流域再生プロジェクトの3年間の振り返り、ヨシの利用方法などについてのお話を伺い、チームの中で「みんなとだからできること」をテーマにアイデア出しや感想などをシェアしました。

集合は仙台駅。2時間弱かけて北上川河口(石巻)に向かいました。

AQUAkitakami_01.jpg河口に到着!空気はひんやりしていましたが、絶好のヨシ刈り日和です。

AQUAkitakami_02.jpg当日は現地集合の方もいて、すでにたくさんの人が集まっていました!

ヨシの刈り方はりあすの森で、一番の刈りのベテランとおっしゃっていた方に教えてもらいました。

AQUAkitakami_04.jpg鎌を使うのは初めてなので、軽々とヨシを刈る様子を拝見しながら失敗しないかな、とドキドキしていました。

それではチームに分かれてヨシ刈り開始です!教えてもらった通り、左足は一歩引き(鎌に勢いがついてしまったときに怪我をしないため)、鎌を斜めに上げるようにしてヨシの根本の方を刈ります。

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実際やってみてビックリ!拝見したときは軽々と刈っていたのになかなか切れません。開始前にすこし説明を伺ったのですが、今回刈るヨシは茅葺き屋根に使われる素材になるそう。なるほど、屋根に使われるだけあって固いのなんの。とっても丈夫なヨシは簡単には刈れませんでした。

AQUAkitakami_06.jpg同じチームのご家族。小さいお子さんは危ないので鎌は持たず、お父さんの刈ったヨシを一生懸命運んでいました。

一生懸命作業をしていたらあっという間に時間がたち、束ねたヨシを運び出します。
みんながヨシを運んでいる中、違う場所に集めいてる人たちがいました。いったい何が始まるんだろう...?

AQUAkitakami_10.jpgAQUAkitakami_11.jpgAQUAkitakami_12.jpg

なんと!ヨシのピラミッドが完成しました!すごい!!

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みんなでヨシのピラミッドの前で記念撮影をしました。
AQUA SOCIAL FES!!のFacebook公式ページに集合写真がアップされています^^


午後からの作業は場所を移動して石巻市河北総合センターで葦ペン作りです。

AQUAkitakami_14.jpgAQUAkitakami_15.jpg

今回葦ペン作りに使ったヨシは今日刈ったものではなく、乾燥させているものでした。私たちが刈ったヨシもすごく頑丈でしたが、乾燥させたものはさらに丈夫に!硬くて硬くて...。なかなかうまくカットできませんでした...。

それでもなんとか完成!ペン先がしっかりしているのでとっても書きやすく、ここでもヨシの頑丈さを再認識しました。

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最後はAQUA SOCIAL FES!! 3年間の振り返り、ヨシの利用方法などのお話を伺い、チームのみなさんで「みんなとだからできること」を話し合いました。

印象に残ったお話をひとつ。ヨシ原は人の手が入って維持される生態系だそうです。12月〜3月に今日のようにヨシの刈り取りを行い、4月に火入れをします。ヨシ原を焼くことで芽吹きが良くなるそうです。

また、日本各地の河口にヨシ原がある場所はいくつかあるそうですが、北上川河口にあるヨシ原は、塩が混じるヨシなので、とても強いヨシが生えることで有名だそう。なるほど、そんな簡単に刈れないわけだ、と改めて作業が大変だったことを納得しました。

北上川河口のヨシ原は東日本大震災による津波の影響で被災し、地盤沈下により、多くのヨシ原が失われたそうです。まだまだ再生活動には時間がかかるそうなので、今回だけの参加に留まらず、毎年参加できたらいいなと思いました。

翌日はせっかく仙台まで来たので、Think the Earth paperを設置してくださっている「せんだいメディアテーク」に行ってきました!

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あいにく図書館はお休みだったのですが、一階のショップでも書籍をたくさん販売していて、そこだけでも十分に楽しめる空間でした。ほかにも、現在進行中の気になるプロジェクトがたくさんあり、改めてまた来たいなと思いました。

ヤングファーマー農宴」「バリアフリー上映」「てつがくカフェ」など、せんだいメディアテークのプロジェクトは下記URLよりご覧いただけます。
http://www.smt.jp/projects/

最後になりますが、「AQUA SOCIAL FES!!2014 第6回 津波で被害を受けた河口の再生を目指して、ヨシ刈りをしよう!」のレポートは公式サイトでもアップされますので、そちらもお楽しみに!

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(曽我直子)

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2014年12月08日

otto & orabuに魂をもっていかれた

プロジェクト裏話

ひさびさにココロを揺さぶられる体験をしている。

12月5日、念願のotto&orabuのライブに行くことができた。
日本科学未来館の巨大地球儀の下で行われたそのライブは、
もう、すごいの一言。それ以外の言葉は出てこない。
東京での演奏は初めてということもあり、
立ち見も含めて500人が参加する大盛況ぶりが、
その注目度の高さを窺わせる。

実は11月に、その母体である
鹿児島の障害者支援センター「しょうぶ学園」を
地球リポートの取材のために訪れていたのだ。

園長の福森伸さんに、施設の案内をしていただき、
「しょうぶ学園」のコンセプトや空間デザイン、
そこで出会う人たち、彼らから出てくる表現、
ことごとく、ただただ度肝を抜かれることばかりだったのに、

こんどは、otto&orabuの音とリズムが、
言葉にできずに呆然としているままの僕の身体を
新たな感動として、地の底から脳天に向かって
突き抜けていくような体験だった。

魂が揺さぶられるというのはこういうこと?
音を鳴らす楽しさってこういうこと?

(過去の演奏映像はこちらで見られます。でもライブ体験にはかなわない、、)
https://www.youtube.com/watch?v=CW0wkgMgAzc

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入り口近くのパン屋さんの店の前。毎日更新されている黒板テキストが、訪れた人を「しょうぶ学園」の世界に迎え入れてくれる

言葉にならない。
いや、言葉(概念)で説明しようと脳を動かせば動かすほど、
「しょうぶ学園」やotto&orabuから受ける衝撃が薄らいでしまう。
だから、もう考えないでおこうと思いさえする。

「問題はたくさんあるけれど、迷いは無い」
と福森さんはインタビューの最後に仰っていた。

その境地に達するまでにどれほどの時間がかかったか、
想像を絶するけれど、otto&orabuの音を聞いていて、
ほんとうの人間とはなにか、ほんとうの社会とは何か、
まっすぐな姿を映し出されて清々しい気持ちになった。

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otto&orabuを率いる園長の福森伸さんは、園内どこへ行ってもみんなの人気者

詳しい話は次回の地球リポートをお楽しみに!

(上田壮一)

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