2016年09月20日

壮大な大自然!@グランドキャニオン・ヨセミテ

地球日記

こんにちは、曽我です。
先日、夏休みをいただきサンフランシスコに行ってきました。そして、せっかく行くのでと思い、グランド・キャニオンとヨセミテにも行ってきました!

SFLV_01.jpgグランド・キャニオン

SFLV_02.jpgヨセミテ国立公園

まずは旅の前半、グランドキャニオンに行きました。ラスベガスからグランド・キャニオンまでの距離はなんと450km!これは、東京ー会津若松、大阪ー福岡間と同じくらいの距離になるそうです。今回はこの距離を陸路で向かいます。ほぼ信号がない道をずーーーーっと進みます。そのため、450kmという距離ですが4時間〜5時間で着きます。(飛行機で行くこともできます)

途中、東西アメリカ大陸を横断するのにとても重要な役割を果たしていた国道66号線、通称ルート66(Route66)が通る町セリグマンに寄りました。ルート66は1926年に国道として創設され、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結んだ全長3755kmにもおよぶ国道。物資や人々が西に移動するための主要道路として使われていたそうです。高速道路の発達によりに1985年に役目を終え、廃線になりました。

SFLV_04.jpgSFLV_05.jpgピクサー映画のカーズのモデルになった車だそう!

1985年に廃線になりましたが、セリグマンに住む1人の男性が歴史的なルート66の保存を認めるよう働きかけ、再び地図上に名前がのるようになりました。セリグマンには30分ほどしか滞在しませんでしたが、思わぬ寄り道で少しアメリカの歴史を知ることができました。

さて、いよいよグランド・キャニオンに到着です!
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目の前に広がる巨大な峡谷!景色が壮大すぎて、これはいったい...と、ため息が漏れました。グランド・キャニオンの一番古い地層は恐竜時代より古く、最古の地層は20億年前だそう。一番新しい層でも2億5000万年前です。壮大な景色だけでなく、その地層の古さにもただただ驚くばかりでした。

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グランド・キャニオンは今から7000万年前に、この地を含む広い地域が地球の地殻運動で隆起し、広大な台地が形成されました。さらに、約4000万年前コロラド川による浸食が始まり、約200万年前に今の形状になりました。侵食は今も続いているそうです。

私が訪れた日は天気が悪く、途中雷雨にあいましたが夕方にはとても綺麗な夕日を見ることができました。グランド・キャニオンに沈む夕日を見ながら、地球の偉大さを感じました。

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さて、次に向うのはヨセミテ国立公園です!ヨセミテへは、サンフランシスコから、こちらも陸路で向いました。片道300km。グランド・キャニオンよりは近いですが、なかなかの距離です。

ヨセミテへ向う途中にAltamont Pass Wind Farmというとても大きな風力発電所を通過しました。

SFLV_08.jpgSFLV_09.jpgこの辺り一帯に数多くの風力発電が設置されています

後日調べたのですが、アメリカ国内でもカリフォルニア州は風力発電の数が一番多く、Altamont Pass Wind Farmは最も古い風力発電所だそうです。また、騒音問題や鳥類への被害も深刻で、新しい風力発電を導入するなど対策を行っていることがわかりました。一度ゆっくり見学に行ってみたいなと思いました。

さて、車はヨセミテへと近づいていきます。岩が白くとても天気がよかったので最初、遠目では雪山に見えたのですが、近くにくると全て岩ということに驚きました。

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ヨセミテ国立公園には森も川もあり、とても緑が多く気持ちのいい場所でした。これまでにアメリカの国立公園はいくつか行ったことがあるのですが、私が訪れた公園の中では一番緑が多く、ハイキングコースも多くありました。

SFLV_11.jpgSFLV_12.jpgSFLV_13.jpg

今回訪れたヨセミテ渓谷は一番観光客が訪れる場所ですが、国立公園全体の1%でしかありません。約9割は手付かずの自然が保護されているということでした。これほどの壮大な自然を目の前に、まったく想像できないスケール感に驚くばかりでした。

また4月には雪解け水が流れだすヨセミテ滝があり、その風景もとても素晴らしいとのこと(落差は739m、北アメリカで一番だそう)。8月には水が枯れてしまうため、私が行った日に滝は見ることができず、残念でした。

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最後にガイドの方が一番気に入っている絶景ポイントに連れて行ってもらい、ヨセミテの旅は終了です。ロッジに泊まっている方もいて、次回はぜひ1泊したいと思いました。

帰りもまた4時間ほどかけて帰ります。サンフランシスコの夏は日没が20時くらいのため、ダウンタウンに戻る頃にはまだ日が沈んでおらず、とてもきれいな夕日が見ることができました。

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旅をすると、その土地のことを調べたり、現地の人に話を伺ったりと自分が知らなかった世界が一気に広がるので本当に素晴らしい体験だなと改めて感じました。

またみなさんにオススメの場所など伺って、旅の予定を考えたいと思います!

(曽我 直子)


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2016年09月12日

講演「数百年先を見据えたものづくり --世界に発信する日本式」

地球日記

8月30日(日)、いつもお世話になっているデザイン会社「AXIS」で、講演がありました。

講演のゲストは、AXISで発行しているデザイン雑誌『AXIS』182号(2016年7月1日発売)のカバーを飾った、緒方慎一さんです。

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イベントの告知ページ(クリックでリンクに飛びます)


緒方さんは、和食料理店の「HIGASHI-YAMA Tokyo」や和菓子店「HIGASHIYA」の運営、陶・滋や漆プロダクトブランド「Sゝゝ(エス)」の展開など、和の文化を活かして新しいものを創りだしています。

緒方さんならではの哲学を、講演のタイトル「数百年先を見据えたものづくり --世界に発信する日本式」にもとづいて伺うことができました。

今回は、そのなかでも特に印象に残ったことについて書きたいと思います。


緒方さんによると、日本式は5つの形を持っているそうです。

・自然のかたち
・人間の感じるかたち
・陰陽のかたち
・儚いかたち
・無垢なかたち


この中でも興味深いと思ったのは、「自然のかたち」と「人間の感じるかたち」です。

まず、「自然のかたち」について語り始めた緒方さん。日本のものづくりは、すべて自然崇拝に繋がるのだそう。

日本人は、もともと自然の豊かな環境で暮らしてきました。

森で狩りをし、木の実を集め、海や川で漁をする......。自然に囲まれ、その恵みを受けながら暮らしていくうちに「自然=神様」という意識が生まれ、多神教になります。

そんな多神教の文化が他国の文化を取り入れ、和洋折衷な文化を生み出し、そこから現在の日本文化に繋がる「和」の美意識が生まれました。

日本文化の代表とされる"自然を生け捕る"借景や、"自然を見立てる"銀閣寺の「向月台」(庭園内にある、円錐形に盛られた砂の造形)、盆栽、和菓子などもその感性から生まれてきたのだそうです。

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銀閣寺の「向月台」


次の「人間の感じるかたち」は、ずばり"五感で感じる"ものを追求します。

例えば夏の窓辺に掛ける風鈴。高い澄んだ音色で、涼しさを演出します。暑さをしのぐ方法では、打ち水もよく行われていますね。これらは、人の感情に訴えかけ、心地よさをつくりだす"かたち"なのです。

緒方さんの作品である使い捨ての器「wasara」は、このエモーショナルなかたちを追求したもの。手漉きの紙のようなテクスチャーや手に馴染むかたちが、人の五感に働きかけ、心地よさを生み出します。

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WASARAのホームページ(クリックでリンクに飛びます)


講演後に、実際に手に取ってみましたが、手に乗る厚手の紙の重さと均されていない表面の触り心地が本当によく、「使い捨てとは本当にもったいない!」と思ったほど。

このお皿を普段使いできたら、一日一日をゆったりと過ごせるはずです。

講演のなかで緒方さんは「自分の活動は日本を意識してやってきたわけではなく、やってきたことを見たら、こうなっていた」と振り返ります。

わざわざ意識しなくてもにじみ出てくるものが、その人のルーツであり生きてきた環境そのものなのだ、と感じました。


◎緒方慎一さんが代表を務める会社
株式会社SIMPLICITY( http://www.simplicity.co.jp/ja/
◎緒方さんが運営するお店
八雲茶寮(http://yakumosaryo.jp/
HIGASHIYAMA-Tokyo(http://higashiyama-tokyo.jp/
HIGASHIYA(http://www.higashiya.com/
◎プロダクト
Sゝゝ(http://www.sss-s.jp/
WASARA(http://www.wasara.jp/


(松本麻美)

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