2013年02月28日

オフィスのそばにオーガニック野菜の市場が出現

おすすめ info

オフィスへの戻り道、いつも通らない道を歩いているとふと見慣れないお店が。
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ん? なんだろう。奥を見ると野菜が並んで見えます。
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お野菜カフェということばがまた気になる...。
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中に入ると好物のトマトがずらり。
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いろいろなところからお野菜が届いています。中でも長崎県島原市の野菜が売りのようで、農家さん約60軒と契約して直送されているそうです。
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野菜以外もいろいろ並んでいます。
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お味噌。
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たまごも。
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乾燥野菜。今日はこちらをおやつに買って帰ることにします。
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これが野菜の乾燥機。お店の野菜をこの機械で乾燥して出しているそうです。
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中を見せてもらうことが出来ました。トマト!
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酵母が死なない低温で乾燥させます。36時間ぐらいで出来上がり。
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奥にはカフェも併設されています。
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一番人気は「うまキャベツ」。
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玉ねぎも美味しそう。
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下にWebサイトを載せました。お店の名前は「代官山市場」。ぜひお近くにお立ち寄りの際は覗いてみてください。
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オフィスに戻って食しました。味が濃い!
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ナスです。水に浸して戻すと、酵母も復活するんだそうです。フリーズドライの宇宙食みたいにしばらく口の中でふやかしましたが、我慢できず結局飲み込んでしまいます。
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ぺろりと平らげました。

・代官山市場
http://daikanyama-ichiba.com/

(谷口西欧)

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2013年02月22日

ねこの日おめでとう

プロジェクト裏話

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congrats on cats day!

ごぶさたしております。猫のオレンジです。
TTEプロジェクト022『ねこよみ』の主人公をつとめております。

いや~今年も2.22がやってき~たね~早

2月は立春ではじまり今日に続く、猫族にとってイベントフルなひと月なんですにゃ。

ところで今日この場に出てきたのもわけあってのこと。

3月は弥生の月、啓蟄の頃に、
渋谷のTK BARさんでご縁ありイラスト展を開けることになったのです。

題して、

(drrrrrrrrrrrrr)

春のねこよみ展!

3月5日~24日、の予定。
決まったらtwitter やこの頁でご案内するですよ。

あっしの生みの親、砂山恵美子さんの新作ポストカードがお目見え予定。うふふのふ。
とかね。


ところで、今年はあっし、新たなチャレンジで、 @necoyomi で七十二候を「手動で」つぶやいているんだ。どこかで見かけたら、フォローしておくんなせえね。

ほいじゃあ、よい週末をb

☆えほん『ねこよみ』をゲトする ♡バッヂプレゼントちう

☆わっつねこよみ?

☆砂山恵美子さんの最新情報をチラ見~

(オレンジ)

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2013年02月15日

サバンナクラブ写真展「サバンナの風〜写真に見るアフリカの大地」

お知らせ

こんにちは、ふしみです。
皆さん、サバンナクラブをご存知ですか?アフリカを好きな人たちが集まるクラブなんだろうなぁ...ということぐらいしか知らなかった私ですが、最近お仕事で知り合った事務局長の井室一義さんから、設立前から現在に至るまでの壮大な物語をお聞きする機会があり、すっかり魅了されてしまいました。

サバンナクラブの設立は1976年(2010年より一般社団法人)、創設者は、山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元のモデルとなった小倉寛太郎さんです。「沈まぬ太陽」はアフリカ編・御巣鷹山編・会長室編の3編に渡る超長編小説で、夢中になって一気に読み終えた記憶があります。

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井室さんは小倉さんと大学時代から親交があり、その意志を継いで後に事務局長を引き受けることになるのですが、井室さんが語る戦前の日常生活の様子や、軍国主義的な教育、小倉さんとのご縁、アフリカで感じた人間のちっぽけさ等々、一つ一つのお話に圧倒され、人の一生のつながりや、地球上の生命のつながりといったことまで想像させられてしまう不思議な時間でした(いつか別の形で詳しくご紹介できたらと思います)。

サバンナクラブでは、東アフリカを好きな人たちが交流することを目的に、知識や理解を深めながら現地の支援活動などを行なっています。定期的に行われている例会では、会員さんたちそれぞれの旅の話を共有したり、野外見学として動物園を訪れたりしています。ホームページでは、アフリカの動物たちを愛する会員の皆さんが撮影したプロ級の写真を見ることができます。本当に素晴らしい写真なので、ぜひ覗いてみてください。

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そして現在、群馬県立自然史博物館では、小倉寛太郎さんの写真30点とサバンナクラブ会員の皆さんの写真60点が展示されています。お近くのかたは、博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。自然のフォトギャラリー「サバンナの風〜写真に見るアフリカの大地」は、2月24日まで。

アフリカに行ったことのない私でも会員登録OKでした!アフリカが好きなかた、興味のあるかたは是非入会をご検討ください。

(伏見聡子)

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2013年02月08日

沿岸唯一の映画館の存続を応援しよう!

地球日記おすすめ infoお知らせ

こんにちは、曽我です。
暦の上では立春になりましたね。けど、外はまだまだ冷たい風が吹いていて、春の訪れが待ち遠しいです。

さて、本日は沿岸唯一の映画館、岩手県宮古市にあるみやこシネマリーンの存続を応援しよう!ということで、ご紹介させていただきます。

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みやこシネマリーンとの出会いは、1年半前にさかのぼります。3.11の震災後、私自身現地のボランティア活動に参加させて頂いたのですが、自分ができることは、はたしてボランティア活動だけなのか?と自問自答したときがありました。

そこで、考えて考えて考え抜いた結果、東北に旅行に行こうと決意したのです。そのときのことは、ブログで紹介しているのでぜひご覧ください。

東北ツアーに行ってきました!〜福島編〜
東北ツアーに行ってきました!〜宮城編〜
東北ツアーに行ってきました!〜岩手編〜
東北ツアーに行ってきました!〜青森編〜

その旅行の際、Think the Earthコーディネーター原田の紹介で出会った方が、みやこシネマリーンの櫛桁さんでした。映画が大好きな私は、地元の居酒屋で櫛桁さんと映画話で盛り上がるばかり。居酒屋で飲んでる皆さんからも楽しそうな笑い声がたくさん聞こえてきて、ここが津波の被害にあった場所だとは忘れてしまうくらい楽しい時間でした。

津波の被害は免れたみやこシネマリーンですが、いま存続の危機を迎えています。

急速に進む映画のデジタル化で、映画用のフィルムの生産が中止になったことで、昔ながらの映画館はデジタル機器を導入出来ず、閉館を余儀なくされています。みやこシネマリーンも今年の5月までにデジタル機械を導入しなければ、新作を上映することができなくなるそうです。その機械の導入のために2,000万円必要だということです。

みやこシネマリーンが閉館してしまうと、沿岸の皆さんは映画を観るためには内陸まで足を運ばなくてはいけません。峠を越えなければ映画を観に行くことができなくなるのです。

詳細はこちらから→<シネマリーンからの緊急のお願い>

そこで、私たちも応援したい!ということで、櫛桁さんに連絡をし、デジタル化応援バッチをオフィスに送っていただきました。応援バッチ1つ500円で購入でき、材料費を除いた全額が寄付されます。

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映画大好き!映画館で映画観ることが好きな方はぜひ応援してください!
デジタル化応援バッチはシネマリーンより取り寄せ、または、ネットでもご購入いただけます。

シネマリーンより→デジタル化応援グッズ

ネットショップより→いわみんTVショップ

【寄付振込先口座】
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岩手銀行宮古中央支店 普通2087665
名義 みやこ映画生活協同組合 理事長 小野寺正光
ミヤコエイガセイカツキヨウドウクミアイ

※ご入金いただいた場合【専用メールアドレス】cinemarine.digital@gmail.com の方へ、氏名・住所・電話番号・振込日時・金額・メッセージをメールいただければ幸いです。
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みんなでみやこシネマリーンを応援しましょう!

(曽我直子)

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2013年02月05日

自分に質問してみましょう。 ~白土謙二の自己紹介です~

理事からのメッセージ

みなさん、こんにちは。
Think the Earth理事メンバーがスタッフブログに登場するコーナー、
第3回目は白土謙二理事の登場です。

理事の紹介はこちら
http://www.thinktheearth.net/jp/about/organization/board.html
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はじめまして。

わたしは、Think the Earthの理事を務めています、白土謙二です。

初めてのスタッフブログ、いわばデビューですので、今回は<自問自答>形式で、自己紹介をさせていただこうと思います。

DSC01454.jpgふつう「環境」という言葉から連想されるのは、地球とか大気とか資源とかスケールの大きなものになると思います。しかし、その一方で、自分たち自身の存在や、その内部で営まれている膨大な生命活動も「環境」として捉えることができると思います。

地球や自然や動植物についての優れたドキュメンタリー等を見たとき、知らないことがまだまだたくさんあるなと実感することがよくあるのですが、改めて、では「自分自身」のこと(自分という「環境」について)をどれほど分かっているかと考えると、案外、"知らない或いは分かっていないことだらけかもしれない"という気がします。

そこで、今回のわたし自身への設問に、これを読まれるみなさん自身も答えていただくことで、自分という存在(=環境)についての何らか発見があれば面白いな、と思った次第です。

では、始めてみましょう。

第一問目です。
『あなたの人柄を、一つの形容詞で表現するとしたら、どんな言葉を選びますか?』
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わたし、白土謙二の答えは、
『あいまいな、人』です。

多分、初対面の方のわたしに対する印象は、いろんなことを勉強しているようだが、何を考えているのかが正確には分からない。しかも、モノゴトをいろんな視点から見ていこうとする傾向が強いので、そういう印象が強くなるのかもしれません。わたし自身は、かなり明確な価値の軸を持っているつもりですが、それが絶対正しいなどとは思っていないので、いつもいろんな人々の考えや経験に学んでいきたいと思っているのです。
ただ、わたしは、いろんな人の多様な考え方のそれぞれに興味は持つのですが、それを単純に信じてしまうということはあまりありません。

なぜなら、大学時代にゼミナール(テーマは、欧州政治思想史)を担当してくださった、尾形典男先生に、モノゴトはまず疑ってみる、そして、自分のアタマとコトバできちんと考えていくことの大切さを教えていただいたからです。

疑うということは、好奇心ともとても近いと思うのですが、それがすべての学問や研究や仕事の原点なのではないかと思っています。

では、そんなわたしが、どんな仕事をしているのか。
第二問目は、それについての質問です。

『あなたの仕事を、単純明快な動詞を使って、○○家(か)という形で表現してみてください。』
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それに対する、わたしの答えは、
『思考家 白土謙二』となります。

そもそもこの質問は、十数年前のある知人の結婚披露パーティーでお会いした方の名刺から生まれてきたものです。会場で何気なく名刺を交換して、その名刺を見るとそこには、『武闘家』という三文字と名前だけが印刷されていました。自分の存在や職業をたった三文字で見事に表現できている。もちろん、落語をする人は落語家だし、政治を生業とする人は政治家と呼ばれていて、それはとても当たり前なのだけれど、『武闘家』の三文字には、よく実体が分からないのに有無を言わせず相手に認めさせてしまう、切れ味とかっこ良さがあったのです。

そこで、わたしは尋ねてみました。
「すみません、武闘家ってどういうことをされているんですか。」

「自衛隊とかに行って、肉体による闘い方を教えています。」

「それが本業なんですか。」

「いや、本業はグラフィック・デザイナーなんですが、余技でやってるんです。」

本業だろうと余技だろうと、自分の人生をかけてやっているコトに、きちんと名称を与えること、それはとても大切なことではないか、プロフェッショナルの証ではないかと思った訳です。

そこで、わたしは思考家と自ら表現してみたのですが、そう言うと必ず相手から、「それって何ですか。哲学とか研究されているんですか。」といった質問を受けることになります。

一般的な職業の分類では、わたしの仕事は、会社員と表記されることになると思います。また、さらに詳しく職務を規定するとしたら、元々はコピーライターであり、その後CMプランナーとなり、クリエーティブ・ディレクターとなって広告のキャンペーンを企画制作していたのですが、担当したクライアントの経営状況が芳しくない場合が多かったので、商品開発や営業戦略をサポートしていくうちに、事業戦略や経営戦略の相談を受けるようになり、そのうちITを活用したインタラクティブなマーケティングや社会的な課題をマーケティングの力で解決しようとするソーシャル・マーケティングも担当するようになり、今では、『なんでもコンサルタント』という職務の名称を使うこともあるほどです。

わたしは企業だけでなく、大学やNGO/NPO、どのようなクライアントからのご相談もお受けしています。

その際、さまざまな依頼主に必ず申し上げる、もう一つの名称があります。
それは、
『わたしは、サギ師です。』というものです。

たとえば、苦境に陥っている企業の再生のためのプランをいかに考え抜いて作ったとしても、それを実行するのは、わたし自身ではなく、その企業で働く人たちなので、成果が出るか出ないかはその企業のみなさんがどのように取り組むのかにかかっています。
わたしの仕事は、その事業の本質や社会的な価値を考えて、その上でこれから取組むべきことをきちんと組み立てて戦略を作ること、つまり<思考すること>であるからわたしは『思考家』となります。わたしが作った計画や戦略を信じて実行してくだされば、わたしは『恩人』になれるかもしれないし、そんな外部の素人が考えたものなんて、バカバカしくて実行できるか、なんて気持で取組まれると当然成果も出ないので、私は『サギ師』になってしまう訳です。

なので、仮にわたしの計画や戦略を経営者に採用いただいても、社員・スタッフの人たちに納得ややる気の表情が見えない時は、その場で、「わたしがサギ師になる確率は、現在65%だと思います」などと申し上げるようにしています。

最後の、第三問目は、
『あなたが10年先に、いちばん大切にしていたい人(企業であればお客様)は誰ですか?』というものです。
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私の答えは、
プライベートでは『妻です。正確には、厳しい妻です。』
彼女は、昔のわたしも、今のわたしも、その良い所も悪い所も熟知していて、未来の私に対しても、とても率直な批判や賛同の意思表示をしてくれるからです。

時々、クライアントの社長や幹部の方とビジネス的な交渉をしている時に、「それは、あなたの会社の利益の観点でおっしゃっているんでしょ。」と言われることがあります。

その時の私の答えは明快で、
「わたしには、それほどの愛社精神はありません。なのでわたしは、会社のバッヂをつけてこちらに伺ったことはありません。
わたしが一番大切にしたいのは、御社のお客様です。二番目が御社の皆様です。そして三番目が弊社のスタッフです。
ただし、一番目のお客様の中に、少々変わっているかもしれませんが『わたし』も入っています。
つまり、わたしは、御社のいちばん奥まで入ってこられる"お客様の代表"だと自分のことを思っているのです。」

開発担当の技術者の方々と共同作業するときの私のスタンスは、
「そのジャンルを革新するのは素人で、作り上げるのは玄人だ。」というものです。

ですので、わたしは、クルマの開発とかにも、素人のお客様として参加させていただきますが、わたしは実は運転免許証は持っていません。持っている人は、そこにたくさんいるのですから。


何だか、仕事の話ばかりになってしまいましたが、わたし自身に出した三つの質問と同じ内容の以下の質問は、実は私がコンサルティングのために伺ったクライアントの経営陣に必ずさせていただくものです。
質問1.あなたの企業の人柄は?
質問2.あなたの企業が社会に提供できる価値は?
質問3.あなたの企業が10年さきに最も大切になるお客様は?

これらの問いに、その場で明快に回答していただける経営者は極めて少ないですし、それを役員や幹部の方々全員に同時に回答していただくと、ほとんどの企業においてその答えは本当にばらばらなものになってしまいがちです。

その企業や団体が掲げる志や理想・理念が共有されず、同じ未来を見ていないのであれば、なかなかチームとしての成果を出すのは難しいと思います。

わたしは、こういう企業活動のあるべき姿を考える上でのヒントを、環境問題に早くから取り組んできた先駆者たちから学んできました。未来のゴールから現状を考えていく"バックキャスティング"などは、その代表的なものだと思います。

こういうアプローチは、
環境についてだけでなく、
企業活動についても、
そして、何よりも自分自身の生き方、あり方について考える時も、
極めて有効だ思うのです。

時々でいいから、
自分自身にいろんな質問をしてみること、そしてその問いに、他人の意見の受け売りではなく、どんなに拙くても、自分のアタマとコトバでまず考えて答えてみることが、今こそ大切だと思うのです。

わたしの会社の同期でもあった佐藤雅彦君が近刊の著書(「思考の整頓」)の中で、池上彰さん的な"わかりやすさ"がもてはやされているけれど、実は"わからない"ということに気づくことの方が大事なのではないかと書いていたと思うのですが、わたしもまったく同感です。
"わからない。なぜ?どうして?ホント?"
そこからすべての知的な行為が始まるのではないかと思います。

Think the Earthは、わたしに、新しい"なぜ?ホント?"をプレゼントしてくれるユニークな活動だと思って参加させていただいています。そして、わたしからはそこからインスパイアされて生まれた、これまでとは違うアイデアや方法をお返しできれば素敵だなと思っているのです。

(白土 謙二)

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2013年01月31日

海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト

地球日記


1月26日、仙台の東北大学で「海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト」の集まりがありました。

このプロジェクトが生まれたのは2011年4月のこと。東北大学大学院生態適応グローバルCOEのリーダーである中静透教授の呼びかけで、東日本大震災から1ヶ月後に有志が東北で集まったのがきっかけでした。

僕自身は、書籍『いきものがたり』の編集をきっかけに、2009年から生態適応グローバルCOEのコンソーシアムメンバーとして、ボルネオ島での学生たちのフィールド実習などに参加させてもらったり、年に一度の交流会で講演させていただいたりしていたご縁がありました。

最初の話し合いでグリーン復興というキーワードが出され、自然の恵みに支えられた一次産業を生業とする東北の復興のために、生態系をも視野にいれた復興は大切な視点になるという信念のもと、同じ志をもつ人が集う、ゆるやかな集合体として生まれ、Think the Earthも賛同団体として参加することになりました。

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→プロジェクトのウェブサイト
→海と田んぼからのグリーン復興宣言
→浦戸諸島寒風沢島でのモニタリング調査に参加したときの記事

「暮らしの復興=経済の復興」が優先されるなか、当初は「環境」というキーワードはなかなか理解されません。悩みながらのスタートでしたが、このプロジェクトがきっかけで環境省も「グリーン復興」というキーワードを採用することになり、少しずつ理解されるようになってきました。

毎回、この集まりでは、参加者自身が進める復興プロジェクトの報告があるのですが、NPO活動から研究者の調査まで、それぞれに難しい挑戦ではありながら、しっかりと成果を出している人たちの話を聞くごとに、いつも力をもらいます。

今回の会議は、プロジェクトの今後について考える大事な場でした。
予算ゼロのこのプロジェクトに、毎回みんなが集まる魅力はなんだろうか? という話になり、研究者には学会という学びの場があるけれども、この場は、研究者だけでなく、NPOや企業や個人が集まって、みなが成果を発表し合い、意見を交換できる希少な学びの場になっているからではないか、という意見がありました。これには皆が納得。誰もが自発的に参加できる、ゆるやかで心地良い空気を大切にしながら、力強い活動にしていくにはどうすれば良いか、場のデザインとしても興味深いプロジェクトになってきたようです。

海と田んぼからのグリーン復興プロジェクトは来年度以降も続きます。
「自然と人の暮らしが共にある復興」が次々と生まれてくることを願い、僕も参加を続けようと思っています。これからはプロジェクトの成果を、広く伝える段階に入ると思います。そんなことも企画していけたらと思います。
(上田壮一)

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2013年01月25日

スリランカの子供たちが描いた絵をテキスタイルにしよう

地球日記

鮮やかな色彩に愛らしい模様のテキスタイル。実はこれ、スリランカの孤児院で暮らす子供たちの絵を、日本と韓国のデザイナーがテキスタイルとして再構成したものなのです。

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©SRI LANKA TEXTILE PROJECT 無断転載禁止

2012年に始まった、このスリランカテキスタイルプロジェクト。素敵なデザインの背景にどんな思いがあったのか、代表の杉原悠太さんにお話を伺ってきました。

スリランカテキスタイルプロジェクト代表 杉原さん

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日本へ一時帰国中の杉原悠太さん

現在は韓国でグラフィックやWEBデザインのお仕事をされている杉原さん。2年前、国際交流や教育支援を行っている一般社団法人 SPUTNIK Internationalを通じて初めてスリランカに渡り、現地での支援活動に取り組んでいました。


「3ヶ月半ほど現地の状況を見て、帰国後はフェアトレード商品の販売やチャリティイベント等を通じてボランティア活動に携わりました。その後、デザイナーとして自分が出来ることについて考え始め、2012年、再びスリランカを訪れました。そのとき一緒に過ごした孤児院の子供たちと絵を描きながら遊んだのですが、人物や自然の風景だけでなく、周りの大人が着ている服の"柄"を描いている子供が多いことに気づいたのです。」


スリランカは隣国インドに並ぶテキスタイル大国。また、様々な宗教文化が混じり合い、豊かな模様文化が日常に溢れています。子供たちが"連続した模様"を描くのはスリランカならではの文化だと感動し、その創造性を活かしたいと考えた杉原さんは、子供たちの絵をテキスタイルに変えて、再び彼らの日常に還元するためのプロジェクトを立ち上げました。

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©SRI LANKA TEXTILE PROJECT無断転載禁止


最初はただ「一緒に遊んだ子供たちの生活を支えたい」という思いだけでした

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©SRI LANKA TEXTILE PROJECT無断転載禁止


こうして2012年4月に発足したスリランカテキスタイルプロジェクト。杉原さんの思いに共感した友人・知人アーティストもこのプロジェクトに加わり、一枚一枚味のちがうユニークなテキスタイルが生まれました。ここからさらに布地プリントして、ポーチやバッグなどの製品づくりを行います。


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布地プリントしたテキスタイル


「最初はとにかく子供たちの生活を支えたいという思いが先行していたので、製作したプロダクトの販売収益を寄付する"孤児支援プロジェクト"としてスタートしました。しかし寄付だけの支援には限界があるため、それなら生産から販売までを全て現地で行えば雇用を生み出せるのではないか?と、長期的に続けていける社会的な活動をイメージするようになりました。」


先天的な経済格差が続いているスリランカでは、生まれた家庭環境によってほぼ将来が決まってしまいます。また、スリランカの孤児院制度では、子供たちは18才頃になったら卒園し、親戚に引き取られて家のお手伝いをしたり、あてがなければ、孤児院や老人ホームで住み込みのお手伝いをしたりします。


「とにかく仕事が少ない環境なので、この地域型のテキスタイル産業を発達させることで、村の女性や、将来孤児院を卒業する子供たちが働ける環境を作れたらと思いました。また雇用を生み出すと同時に、大人と子供の関係を取り戻したいという願いもありました。子供たちが描いた絵を大人が縫う。どちらか一方ではなく両者があって初めて動いていくような、そんな地域活性化を目指したプロジェクトにシフトしていきました。」


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©SRI LANKA TEXTILE PROJECT無断転載禁止


頭で考えていても体は動かないー感情を体験することが大事

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試作品のバッグやポーチ


「このプロジェクト名、ちょっと長いですよね(笑)。テキスタイルを通して子供たちの創造力と文化を知ってもらうこと、現地で雇用を創出すること...シンプルにメッセージを伝えたくてこの名前にしました。社会のシステム全体を変えられなくても、こうした個人単位の活動がまわりに作用して、少しずつ広がっていくような、そんな水車のような役割になれたらと考えています。」


一過性の支援で終わらせたくない思いがあったからこそ、時間をかけて持続可能な道を模索してきた杉原さん。本業であるデザインの仕事をしながら、日本、韓国、そしてスリランカを行き来する、そのエネルギーはどこからくるのでしょうか?


「やっぱり当事者になったことが大きいです。実際スリランカに渡って貧困地域で暮らしたことで、初めてわかったことがたくさんありました。なんとかしたい!といくら頭で考えていても体は動かない。感情を体験することが大事ですね。」


現在はスリランカで女性の生産者団体をまとめているラクリヤさんと話を進めながら、実際にスリランカでのプロダクトの製造・販売を検討しています。日本と韓国で、展示の同時開催なども予定しているので、ぜひWEBサイトもチェックしてみてください。


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メンバーでデザイナーのAnna Choiさんと一緒に

☆スリランカテキスタイルプロジェクト http://sugihara-yuta.com/stp/
☆杉原悠太 http://sugihara-yuta.com/
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©SRI LANKA TEXTILE PROJECT無断転載禁止

--------近日中のイベント--------
1月25日(金)金沢B+eAT Creative Presentationに
スピーカーとして杉原さんが参加します!詳しくは下記URLよりご覧ください。
http://www.eat-kanazawa.jp/
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(関根 茉帆)

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2013年01月16日

障がいがあってもなくてもアイデアと工夫でスキーを楽しむ、NPOネージュ

地球日記

こんにちは、ふしみです。先日、12年ぶりにスキー場へ行きました。
幼い時期を北海道で過ごした私は身近なレジャーとしてスキーを楽しんでいましたので、いつか自分の子どもたちと一緒に滑りたい!スキーの楽しさを経験させてあげたい!と思っていました。どうやら最近は、1987年公開の映画「私をスキーに連れてって」で火がついたスキーブーム世代が親となり、子連れでゲレンデに戻って来ているとかで、意外にも雪山ではスキーヤーが増えているのだそうです。調べてみると、確かにファミリー向けのゲレンデ情報も充実しているし、とっても楽しそう!
というわけで、スキーデビューのちびっ子5人を含む総勢12名で、いざ越後湯沢へと向かったのでした。

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出発前に眺めていた湯沢中里スキー場のホームページで、見覚えのあるNPOネージュの名前を見つけました。私がネージュ代表の稲治大介さんにお会いしたのは、2007年の春。6年も前に一度お会いしただけなので覚えて頂けているか不安でしたが、思い切って連絡してみたところすぐにお返事があり、ゲレンデで再会できることになりました。私はネージュの活動地が湯沢であることをすっかり忘れて旅行の手配をしていたので、今回の行き先が偶然にも湯沢であったことにとてもご縁を感じ、嬉しさ倍増のスキー旅行となりました!

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湯沢アウトドアセンター(YOC)のスタッフさんでもある稲治さんは、冬にはスキー、夏にはほぼ毎日カヤックの指導をしている根っからのスポーツマン!爽やかな笑顔で出迎えていただきました(吹雪いているのに〜)。

スキーを中心とした障がい者のスポーツ支援を行なっているNPOネージュは、私が前職で運営を担当していたリコー社会貢献クラブ・FreeWill(以下、FreeWill)の支援先の一つです。FreeWillは、有志社員の会員で構成された社員組織で、会員から集めた資金を年4回、社会貢献活動を行う団体や個人に寄付しています。寄付先は、社員から推薦があった団体や個人の中から選ばれ、寄付を実施する際には会社も同額を上乗せするマッチングギフト制度を設け、社員の気持ちを応援する仕組みとなっています。

6年前にリコーの本社で稲治さんからお話を伺った際、障がい者のSOL(生命の尊厳)ばかりでなく、いきいきと生きるためにQOL(生活の質)がとても大切であり、ネージュではSafety(安全)、Fun(楽しい、遊び)、Technique(技術)を基本に、障がい者のQOL向上を目指して活動を進めていることを教えていただきました。

たとえば小学一年生の脳性麻痺の男の子がスクールに参加した時、最初はアウトリガー(ストックの代わりに使う補助具)を持って1~2mしか進めなかったのに、6回目には自分で滑り降りてこれるようになりました。この経験で自信をつけ、日常の生活意識、モチベーションが変わった男の子は、学校での勉強も頑張るようになったそうです。稲治さんが伝えたいことは、スキーの楽しさだけではありません。ネージュでの経験を出発点にして、新しいことに挑戦し、世界を広げて欲しい、スキーがそのきっかけになることを願っているのです。

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2007年当時、設立まもなかったネージュでは、身長や障害の種類によってきめ細やかな調整が必要となるアウトリガーなど、必要な道具が十分ではありませんでしたので、支援金で購入していただくことが決定しました。写真はバイスキー(主に車椅子常用のかたが座位でスキーを楽しむための道具)とアウトリガーです。FreeWillでは、アウトリガーとフリーダムウィール(車椅子でも雪道をスイスイ自走できるアタッチメント)を支援しましたが、どちらも高額なので個人で買い揃えるのは大変です。アウトリガーは数種類を用意して利用者にレンタルしているそうです。6年間使っていただいた実物を目にして、大切に使いこまれた様子をFreeWill会員の皆さんにもお伝えしたいと思いました。

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今回、小学5年生のAちゃんが18回目のスクールをご家族で受講しているところへお邪魔しました。二分脊椎による下肢麻痺で、2万人に一人が発症すると言われている障がいを持つAちゃんですが、本当に楽しそうに笑顔で滑っていたのが印象的でした。
必死で後ろからついていく私に、「とにかく楽しいが一番です!」と話す稲治さんは、6年前に応接室でお話をした時よりもスキーを滑りながらの方が何倍も力強く、「スキーが上手になることよりも、趣味の一つになったり、家族みんなの楽しみになったり、毎日の生活が変わったり、そういうことが大切なんです」と改めて教えてくれました。

当然、私のスキー熱にも火がつき、次の計画を立てているところです。

*特定非営利活動法人ネージュでは、サポーターズクラブ会員を募集しています。自然豊かな新潟県南魚沼群湯沢町を舞台に、国内でも数少ない障がい者専門スキースクールを運営しているネージュの活動を応援してください!

(伏見 聡子)

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2013年01月08日

じてんしゃ図書館の土居さん

プロジェクト裏話理事からのメッセージ


じてんしゃ図書館の土居一洋さんがThink the Earthのオフィスを訪ねてくださいました。

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土居さんは、2002年に出版した写真集『百年の愚行』に心打たれて、この本を図書館に買ってもらい、なるべく多くの人が出会って欲しいと願い、全国の図書館を巡る旅をしていました。

昨年末に7年10ヶ月に及ぶ、
その旅を終えたこともあって、会いに来てくれたのです。
訪ねた図書館はなんと2640館。

2004年に、ある本屋で『百年の愚行』に出会い、
出版されて2年になるこの本を自分が知らなかったことに驚いたそうです。
知人に話しても、みんな知らない。

近くの図書室を訪ねてみても置いていない。
検索したら本館の図書館には置いてあって、取り寄せることはできる。
でも土居さんは「本は本棚にないと出会うことができない。
図書館の役割はそこでしょう」と強く訴え、この本をもう一冊買って、
その小さな図書室にも置いてくれるように頼んだそうです。
図書館は、土居さんの頼みを聞いて買ってくれました。

それがきっかけとなって、土居さんは日本中の図書館を巡る旅に出ます。
アルバイトをしながら、日本各地の図書館を訪ねて交渉する旅です。
自分自身が図書館になればいいと、移動図書館もはじめます。
自転車に土居さんが大事だと思う本を乗せて約8年の旅をしたのです。
貸し出し方法もユニークで、借りた本は返さずに、
次に借りたい人に貸していいですよ、という仕組み。

土居さんの旅は地方地方で話題になり、たくさんのメディアで取り上げられ、
僕たちも、土居さんの活動を詳しく知ることになりました。

僕たちは確かにこの写真集を作り、
書店や図書館を通じて読者に届けてきました。
でも一人一人の読者の顔は案外見えないものです。
土居さんのような個人が、一冊の本の力を信じて、
その本と人が出会うチャンスを作ろうと行動されたことに
心からの驚きと感動を覚えました。

僕が土居さんとお会いするのは今日が初めてのこと。
電話では何度か話したことがあったのですが、東京に来られることの
少ない土居さんと会うチャンスはなかなか無かったのです。
きっといろんなことがあった8年間だっただろうけれども、
今日、直接じてんしゃ図書館のきっかけの話を気負い無く語ってくださり
お正月早々から、何かさわやかな風が、
代官山のオフィスを駆け抜けていった感じがしました。

今日はこれから故郷の鳴門に戻り、
いつかは本作りの仕事をしたいとおっしゃっていました。
土居さんなら、きっとすばらしい本を作るんじゃないかな。

実は今年、『百年の愚行』の続編を作りたいと思っています。
内容、作り方、売り方、いろんなことを徐々に考え始めています。

今回は土居さんとも、本を作る段階から
相談しながら作れたらと願っています。

土居さん、訪ねてくれてありがとう!
(上田壮一)

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2012年12月27日

10年間を振り返る「Think the Earth のしごと展」

プロジェクト裏話おすすめ info

先週の12月20日(木)から「Think the Earthのしごと展」が始まりました。

外から見ると・・・
とびら絵.jpg

中からみると・・・
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場所は広島のメインストリート、「平和大通り」にあるホテル「オリエンタルホテル広島」です。日本を代表するインテリアデザイナーの内田繁さんがリノベーションを手がけたことで知られています。

オリエントホテル.jpg

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宿泊施設としてのクオリティを追求するだけではなく、文化の発信も担いたいという志のもとに設置されたホテルのギャラリーでは、国内外で活躍するアーティストを
招いてデザイン・家具・工芸などの展示を一ヶ月半ごとに開催しています。過去には松尾たいこさんのイラストや桑田卓郎さんのやきものなどが展示されていました。

今回、この素敵なギャラリーの企画をされている内田デザイン研究所からのお誘いで、Think the Earthのこれまでの「しごと」をまとめて展示する機会をいただきました。

まずはThink the Earthが始まるきっかけとなった作品「地球時計」。半球型のドームの中で、小さな地球が地球の自転と同じ方向、つまり反時計回りにまわります。
印象的なデザインとそのコンセプトが注目されて、世界十数カ国で販売されました。

今回の展示では、もう手に入らない幻の「wn-1」
広島1.jpg

そして残りあと100個の「wn-2」が飾られました。
広島2.jpg

それから、ちょっと珍しいミラーベゼルタイプの時計も展示しました。
ピカピカ光って、地球の美しさがより目立ちます。

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「宇宙から見ると国境の傷跡は見えない−−−−」。これは、宇宙飛行士が宇宙で地球を見た時言った言葉だそうです。宇宙飛行士の視点で地球を見つめれば、美しい地球はただひとつ。当たり前のことだけど、普段そんなことあまり考えないですよね。地球時計は決して時間が見やすいデザインではありません。でも、地球を見て、自分がいる日本を探して、時間を見る。そんな一連の動作から、自分が地球で生きているんだ、という感覚を蘇らせてくれるように思います。

「これはどうやって時間を見るの?」
「どうして、生産をやめてしまうんですか?」
「時計まわりと逆って、中はどうなっているんですか!?」

展示に来て、初めて地球時計を見たお客さんは、地球時計のデザインと仕組みに興味津々で話を聞いてくれました。残念ながら、地球時計は今ある分で最後になります。それは、今ではもう手に入らない部品を使っていて、生産を続けることが難しくなってしまったからです。時代は進んで、何もかもが出来るようになる一方で、昔ながらの職人さんの技術は、姿を消しつつあるようです。
売り切れる前に、なんとか私も買いたい!のですが、そんなに安くもないので、
うーん。財布と相談しつつ、残りわずかなシルバーを狙っております。

また、ウェブコンテンツのアースリウム

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今回の展示でこんな素敵な姿に変わりました。アースリウムはいろいろな角度から地球を切り取ってみようという試みで、例えば、人類の移動と拡散を表した「Human Migration」や、悪魔の兵器と呼ばれる対人地雷とクラスター爆弾が埋まっている部分を表示させた「Antipersonnel landmines & cluster bombs」など、地球儀のデザインひとつずつに、それぞれの切り口で地球の見え方が変わります。これが入り口にあることで、ギャラリーの中にまで足を運んでくれる人も増えそうです。^^

他にもピースボール、写真集『百年の愚行』のオリジナル作品、Think the Earth Paperの全11号も展示させて頂きました。

広島7.jpg
Think the Earth Paper

広島5.jpg
ピースボール

写真8.jpg

上に吊るしてあるのが写真集『百年の愚行』のオリジナル作品なのですが、
うまく見えるでしょうか?
今回、作品を展示するにあたり、100枚全部の写真とキャプションを改めて読み直し、ビジュアルのインパクトやテーマのバランスを考え8点に絞りました。

農地づくりのために森林が焼き尽くされたマダガスカル島。

密猟者により殺されたサイ。

西ソマリア解放戦線のゲリラ戦士。(食糧不足のため、シラミや、幻覚剤的成分を含む木の葉まで食べ尽くしたという・・・眼光が尋常ではありません)

真剣に向きあうのがちょっと辛い、、、いや、だいぶ辛い作業でした。

しかし、書籍を作る最初の段階では、無数の写真から総計10万枚以上の写真を見て、約3000枚を抽出し、最終的に100枚に絞り込むという気の遠くなるような編集作業が行われたというのですから、100枚の見直しでへこたれるわけにはいきません!
展示会では、実際どの写真も見れるように、写真集『百年の愚行』の大判をそのまま展示しています。ギャラリーに来た方は、展示している写真に惹きつけられて、そのまま書籍をめくっていく方が多かったです。写真の力ってすごいなと、改めて感じました。

それから2003年~2009年にかけて毎年出版したビジュアル・エコブックシリーズの『1秒の世界』『世界を変えるお金の使い方』『気候変動+2℃』『いきものがたり』『みずものがたり』『たべものがたり』の展示コーナーも作りました。

書籍1.jpg

書籍2.JPG

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最後に忘れてはいけないのが、2階コーナー!

こちらは「えこよみ」コーナー。
今回「えこよみ3」の作者、久村香織さんと「ねこよみ」作者の砂山恵美子さんのご厚意で原画を貸して頂くことが出来ました!

原画4.jpg

原画2.jpg

写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、一枚一枚丁寧に描き込まれていて、原画ならではの優しさが伝わって、じんわりと心があったまる。えこよみの色の鮮やかさ、ねこよみのキャラクターの魅力が伝わる展示ができました。

また、短編映像作品「うごくえこよみ Ecoyomi In Animation」が座って見れるようなコーナーも作りました。ここで、ちょっとひと休み。7分間の四季の流れを感じでもらえたら嬉しいです。

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モニターの後ろ側には「雷バック」が飾られています。これは、長野県にある福祉施設「OIDEYOハウス」の人たちがひとつずつ、手作業で作った世界に一つのオリジナルバックです!色が鮮やかで、どれも個性的。気に入ったものは購入も出来るので、スタッフさんにお声かけして下さいね。

雷バック.jpg

雷バック2.jpg

今回、Think the Earthとして10年間のしごとを展示する、ということは初めての試みでした。私はメンバーになってまだ2年ほど。これまでの10年を振り返って、改めてThink the Earthが発信してきたメッセージやプロダクトの価値を再認識しました。そして、これまでを振り返るって、大事な作業だなぁと思いました。ちょうど今年もあと数日。みなさんも、今年一年の振り返りをしてみてはいかがでしょう?(10年はちょっと難しそうなので(笑)自分が大切にしていたこと、頑張って続けていたこと、やりたかったけど出来なかったこと・・・今のうちに色々と振り返って、来年をいい年にしたいですね。

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Think the Earthのしごと展は年明けの1月29日までです。
広島へ居らっしゃる方、年末に行かれる方、ぜひぜひ足を運んでみて下さいね。

(笹尾 実和子)

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