2016年03月08日

「カフェからはじめる、新しい社会・経済のつくり方」 [セミナー&サロン]

セミナー&サロン

今年度最後のセミナー&サロンのゲストは書籍『ゆっくりいそげ』の著者であり、食べログ1位になったクルミドコーヒー@西国分寺のオーナーである影山知明さんにお越しいただきました。

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「クルミドコーヒーに来たことがある人はどれくらいいらっしゃいますか?」と影山さん。聞くと参加者の半分がクルミドコーヒーに来たことがありました。

「今日はパワーポイントを使いません。」参加者から聞きたい話を聞いて、それに影山さんが応えるスタイルでセミナーが始まりました。

「影山さんの書籍を読んでいます。なので書籍に載っていないお考えを知りたい。また、経済において、手段と目的がすり替わる瞬間、それがなぜ起きるのでしょうか?」

「カフェの人材採用をどうやってやっているんですか?採用について聞いてみたい。」

また、来年から社会人になる学生さんからは「カフェを運営するにあたって疑問はどのように変わっていきましたか?」などたくさんの質問が。そのひとつひとつの質問に対して、影山さんは語りかけるように話し始めました。

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質問をホワイトボードに記入する影山さん。

「私は以前マッキンゼーカンパニーに務めていました。そこで3年間、すごく鍛えられた。その後27歳の時にベンチャーキャピタルを始めました。ベンチャーキャピタルは、事業計画を作り、うまく運営できれば、5000万円が5億円、10億円になる可能性がある。事業がうまくいって初めてお金ができるという、成功報酬型のコンサルティングです。夢に燃えてスタートしたけれど、いくつか疑問が残り、クルミドコーヒーを立ち上げることになりました。」

「ベンチャー企業は、最初は理念を実現することが大切で、それを成し遂げるために利益を生む必要がある、という考えで経営が始まります。成長することは、その理念を実現する手段に過ぎません。ただ、3年経ち、5年経ち、7年経つと仕事をする目的がある時から入れ替わる瞬間が起こります。」と影山さんは言います。

会社が成長し銀行からお金を借りて投資ファンドから投資を受けるようになると、お金に縛られ、売り上げや成長が大事になってきます。一方のベンチャーキャピタルも売り上げが倍になることを期待しているし、自分たちも経営陣の一人に加わっているので、その責任を持っています。そこで、ある時から経営議題が「○億円の利益を生み出すにはどうしたらいいのか?」に変わってくる。これが、目的と手段が入れ替わってしまう瞬間です。

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セミナーの様子

こういった瞬間に立ちあうようになって、影山さんは「○億円達成することを本当に求めているのは一体誰なんだろう?」と疑問を持ちます。個人としては、お金はなくてもやりがいがある方を選びたい。でも職業人としては、お金が儲かる方を選ばなければならない。投資家たちに短期間でリターンを生まなければならない。そういった約束が数珠つなぎになっている今の経済システムに違和感を感じたことが、カフェをはじめたひとつのきっかけになったそうです。

クルミドコーヒーがある西国分寺に、影山さんは最初まったく期待していなかったと言う。しかし、生まれた場所は1カ所しかない。やるんだったら、自分が頑張りたいと思える場所でやりたいという気持ちから、最初はシェアハウスマージ西国分寺をつくりました。そして、地域の縁側的な場所を現代に再現するならば、カフェだと考えました。「東京にはパブリックがないとよく感じます。他者の存在を全く想定していない、耳はiPhone、目はスマフォ。自分のプライベートを外に持ち出して、傍若無人に行き交っている。だからぶつかっても謝らない。その状況がとても残念です。」と影山さん。私も同じようなことを感じたことが多々ありました。私たちはいつからこんなにプライベートを全面に押し出して生活をするようになったのでしょう。

冒頭に「食べログ1位になったクルミドコーヒー」とさらりと書いたけれど、これは並大抵のことではない。おそらく日本で一番知名度があるグルメサイトに、全国1位のカフェとして名前があがる秘密は、きっと影山さん独自の経営哲学だろう。

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書籍『ゆっくりいそげ』でも書かれていたことだが、経済を目的にすると、人が手段になる。お店の場合、売り上げが目的になると、社員やお客さんが手段になる。お店に貢献出来る人は価値がある、貢献できない人は価値がない。そんなこと言われたら不安になりますよね?現代の生きずらさは、お互いがお互いを利用価値でみているのが大きな原因かもしれない。今とは違う社会のあり方を考えた時、最初に考えたのが社員の存在でした。

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西国分寺にあるクルミドコーヒー

「クルミドコーヒーの目的が利益だったら、スタッフは手段になってしまう。そうではなくて、人に仕事をつける、ということをしたいと思いました。カフェを運営する、という基本は押さえるけれど、社員6人、アルバイト8人、 ひとり一人が持っている才能を活かして、個人として表現したいことを探してもらっています。」

次にお客様との関係。「お客様からたくさんのお金をとること」を目的とするのではなく、「来てくれたお客様が来た時より元気になる」ことを目的にすると、やじるしの向きが変わります。

「take=消費者的な感覚」と「give=受贈者的な感覚」。どちらのスイッチを押すのかで、お客様との関係は劇的に変わってしまいます。例えば、ポイントカードは、払った分だけ得をしようと消費者的な感覚を刺激してしまうし、安い日を作ると、安い時にしかお客様は来なくなる。

一方でクルミドコーヒーにはクルミがおいてあって、自由に食べれる。目的はもちろん、お客様に喜んでもらうためだ。きっとtakeの気持ちでお客様が来ると食べたくもないのに、ひとつでも多く食べよとしてしまう。でも、お店がgiveの気持ちで対応すれば、自然とお客様もgiveで返してくれるのだと影山さんは教えてくれました。

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お店に置いてあるクルミたち

とはいえ、当然売り上げや利益は必要。片手間ではできないし、真剣に向かわなくてはいけない。
だからこそ、言葉だけではなく、実際に毎日カフェに足を運び、台風だろうが嵐だろうが、来てくれるお客様のために休まず営業する。小さな努力を積み重ね、全国1位のカフェまでに成長させた影山さんは本当にすごいと思いました。

書籍『ゆっくりいそげ』をまだ読んでいない人はぜひ、一度読んでみてください。

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(笹尾 実和子)

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2016年02月26日

「東日本大震災に学べ! 東京防災の知恵を実践しよう」開催レポート

お知らせ

こんにちは、Think the Earthの鈴木です。おかげさまで、Think the Earthは2016年2月19日で15周年を迎えることができました。支援・応援頂く皆様のおかげです。ありがとうございます。

今回15周年特別企画イベントとして、Think the Earthの事務所の拠点となっている代官山から発信できることを考えました。そして、co-lab代官山の協力を得て、Think the Earth ✕ co-lab代官山 特別企画イベントとして2016年2月18日にSodaCCo STUDIOにて、「東日本大震災に学べ! 東京防災の知恵を実践しよう」を開催しました。

ゲストにお呼びしたのは、東京防災BOOKの共同編集長のNOSIGNERの太刀川さん。東京・都市部で有事が起きた時、どう行動すればいいのか、東京防災BOOKの意図を参加者と学ぶことと、実際に防災の知識として役立つワークショップ実施しました。

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「次に何かが起こった時に、躊躇なく動いてほしい」

NOSIGNER太刀川さんは、震災後に東北の現地に行ったり、デザインの力で復興に貢献できないかと考え行動してきました。そのひとつが、「OLIVE」というWikiを活用した、震災時に使えるアイデアのデータベース化。
機能としては、
①スグに使えるアイデアと、②流行っていないけど重要な知恵を残しておくため。
その重要性や使いやすさに共感した多くの人が震災後に投稿をしたといいます。
そしてわずか、3週間後のPVが100万にも登りました。

多くの人が活用することで、現場からは重宝されたはずですが、デザイナーとしては一つ葛藤があったそうです。それは、デザインの統一がとれないこと。アイデアとしてはすぐその場で使えるので、その点のクオリティは高いわけですが、イラストなどはデザイナーが書いているわけではないのでデザインフォーマットがバラバラになってしまうのです。

しかし、そこにOLIVEの運営経験で得た教訓があります。「不格好だけど、すぐにやりはじめる」ということ。緊急時には、何よりもスピードを持って用意することが求められます。

デザインでモノゴトを変革するデザイナーの仕事からすると、アイデアやデザインが美しくない場合も当時多数あったようです。ただ、アイデアが現場でどんどん活用されていくことで、不格好だけど「使える形」になっていくプロセスがとても大事だということを学びました。また、今後、防災の準備していることに越したことはないけど、有事が起きてしまったら準備だけでは役に立たないのでは?という問いの生まれでもありました。

「次に何かが起こった時に、躊躇なく動いてほしい」。

その思いで、自分にできる役割を探し行動できるように、防災のコミュニケーションのあり方をデザインから変える動きとして東京都の東京防災のプロジェクトに関わることになります。

東京防災BOOKで伝えたいことは、『防災やろう』。

「防災」と聞いてワクワクする人はどれだけいるでしょうか。実際、イメージとしてもあまりおもしろくないもの。太刀川さんは、「つまらないから防災をしないという意識はまずい」と考え、どうやったら色んな人に見てもらえるか、手にとってもらえるかを意識して、東京防災BOOKに工夫したデザインを盛り込みます。それが、早いコミュニケーションと遅いコミュニケーションを一緒にやるという考え方。

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たとえば、「パラパラ漫画をページの片隅に載せる」、「マンガ家が描いた防災マンガを載せる」、「文字で知識をしっかり載せる」など。東京都の全世帯に配布するものなので、様々なアプローチを試み、一冊にデザインしたそうです。個人が、ちょっとやりはじめる、という設計がデザインに反映されています。

お手元にある方は、再度見なおしてみてください。
またWebからもご覧になることができるので、東京に限らずご参考ください。
東京防災

想定力をつけることが大事。

後半は、東京防災BOOKに掲載してある知恵を実際にやってみるワークショップを実施しました。まずは3人一組になって、被災者体験談を知ること。手持ちのスマートフォンを使って、「被災体験」の記事を検索し5分間読み込みます。その後、1分間、今見たこと・感じたことを目を閉じて想像しました。そこからグループになった参加者同士で、何を想像したかを6分ほど共有しました。家なのか、オフィスなのか、通勤中なのか、実際に体験したことなのか、各個人の話が各グループで進みます。

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そのあとは、暖を取るワークショップとして、ダンボールや梱包材、新聞紙を活用して、どうやったら暖かいかを同じく3人一組になり作っていきました。

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実際に暖かいかを感じてもらうために、会場の窓をあけ室内の温度を下げて臨場感を出していきます。予想以上に盛り上がる参加者の皆さん。体に巻き付けたり、頭にかぶったり。

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身にまとうものを作るグループもあれば、小屋を作るグループもあり、お互いの創作意欲をかきたてあって、楽しんでワークショップは進みました。
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最後の交流会は、防災ワークショップらしく食事にも一工夫。お皿もペットボトルでつくりました。

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実際に防災食を食べ、どんな味か、どのくらい準備してくのがいいのか等、最後まで防災について話していました。

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防災は楽しくない・面白くないという懸念がウソのような会となり、盛況のうちに第1回目の代官山から東北復興・防災を考えるイベントは終えました。今回はイベントで知識・知恵を実際に体験し、参加者とともにサバイバル技術が向上しましたが、「もしも」の時の備えとして、日常の仕事や遊びの中で実際に動けるための体験はしておいて損はないと感じました。

太刀川さんがおっしゃるように、すぐに動く、いまやろうという意識がないと行動にはすぐに移せません。家族以外でも手を取り合える関係を築くために、まずは自分が何をすることができるか把握し「動ける姿勢」はもっておきたいですね。


(推進スタッフ 鈴木高祥)

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2016年02月16日

「シビックテックで地域の課題を解決!」 [セミナー&サロン]

セミナー&サロン

みなさんこんにちは。笹尾です。
ブログの更新、かなり久しぶりです。
時の流れは早いですね・・・。

すでにだいぶ時間が経ってしまったのですが、昨年の12月16日に開催した第28回セミナー&サロンの内容をレポートしたいと思います。今回はCode for Japan 代表理事の関治之さんをゲストに迎えました。

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場所はThink the EarthのオフィスがあるSodaCCoビル。最近夜はライトアップされていて、とてもキレイ。

【新しい寄り合いを作ろう!】

みなさんは、シビックテックという言葉を聞いたことがありますか? 私の理解は「地域の問題について、行政や企業、住民が一緒にテクノロジーを活用して解決策を考え、実施する」こと。関さんはこれをより分かりやすく伝えるために「ITによる新しい寄り合いをつくること」だと話してくれました。

寄り合いとは、室町時代から続く、地域コミュニティの元。昔は地域の人たちが集まって、お祭りをしたり、神輿を直したり、といったことを通じてコミュニティが自然と形成されてきました。それがだんだんと地域のつながりが切れて、行政の役割が増大し、今では「個」がバラバラになってしまっています。隣の部屋の人の顔も見たことない、という一人暮らしの人も多いのではないでしょうか。でも、それでいいのでしょうか? 自然災害は増えていますし、自分の住む地域のことに、隣人のことに、もっと関心を持つ必要があるように私は感じます。でも、地域とどう関わっていけばいいのでしょうか。関さんは改めて現代で通用する「新しい寄り合い」が必要だと言います。

地域コミュニティはどうやったら復活するんだろう? 関さんは、ずっと考えていたそうです。
まずは市民がつながること。自分ごととして考えて、地域の人とつながって、実際コミュニティを作ってみる必要がありました。

そうして、Code for Japanが立ち上がり、今では全国で50ほどのコミュニティが存在しています。各コニュニティの参加者は企業、自治体、市民、NPO、技術者など様々。多様な人が集まって、地域の課題の解決策を考え、自ら作り出しているのです。例えば、奈良県生駒市では、子育てアプリのアイデアワークショップを地域の子育てNPOが実施したり、富山県南砺市では、五箇山という世界遺産で公共交通のアイデアソン・ハッカソンが実施されました。

「これまでの寄り合いは、時間がある人だけが参加したり、偉い人が決めていて、合意形成に時間がかかるものでした。でも、これから必要な新しい寄り合いは、忙しい人も参加できる、合意形成はワークショップで明確に、そしてみんなが主体者であることが大事です」

そう言うと、関さんは行動を起こします! ゲスト自ら「座っている前後の人でグループを作って僕への質問を考えてください」という時間が開始15分で設けられました。

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近くの人と集まって、意見を共有する参加者のみなさん

【コミュニティデザインとの違い。ITだから出来ること】

どうやってコミュニティの質を保てるか?
どうやって合意形成しているのか?
資金は? サーバーは?
地域の企業と競合しないの?
誰が責任をもって活動をすすめるのか?

数分後、参加者からはたくさんの質問が出てきました。
その中のひとつに、「コミュニティデザインとの違いは?」という質問がありました。関さんは「基本は同じ。でも ITを使うことで、新しいコミュニケーションの提供が出来たり、解決策の再利用が出来たりと、すごく可能性の幅が広がる」そう言って、いくつか事例を教えてくれました。

ゴミを出す日が簡単にわかるアプリ 5374(ゴミナシ).jp
5374.jpを開くと、明日は可燃ごみ、明後日は資源ごみ、といったように、どのゴミをいつ出せばいいのかが簡単にわかる。さらに「可燃ごみ」「資源ごみ」に含まれるごみの種類も細かくわかるような機能も付いている。元々はCode for Kanazawaが開発。そのデータを共有し、今では各地に広がりを見せています。

保育園を地図から探す さっぽろ保育園マップ
こどもを「どこに」預ければいいんだろう? と迷うお父さん、お母さんのために、条件の合う保育園を地図上で探せるサービス。また、何時まで受け入れできるか、などの細かい検索もできる。

地域の困りごとをみんなで共有するオンラインプラットフォームSeeClickFix
これはアメリカの事例で、らくがきがある、木の枝が倒れてる、ライドが切れている、などちょっとした困り事をスマフォで写真をとって行政に送るサービス。ITを使うと普通の人がもっと行政に近くなる好事例。

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ひとつひとつの事例を丁寧に説明してくれる関さん

また、地域の課題は複雑なことが多いので、課題そのものを共有することもとても大事だと言います。課題を共有したり、離れた人同士をつなぐためにも、ITはとても有効です。

例えば、グーグルハングアウトを使って、各地のオーガナイザー同士がオンラインで毎月情報共有をしたり、毎日誰かがブログを書いて情報を共有する、などで各コミュニティの知恵が深まり、お互いのイベントの手伝いや連携が出来るようになります。

なんだか関さんの話を聞いていると、自分たちの町のことをよくするには、自分たちが動けば解決するんじゃないか、という気になってきます。

関さんはいい寄り合いを作るには、つなぐ人が重要だと教えてくれました。多様なプレイヤーを集めるためには、「自分のイベントに来てください」だけじゃなくて、他のイベントに出たり、行政に出向くことも大事。そして最終的に地域の問題を解決するのは、その地域の人たち自身なのです。

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関さんが活動をはじめたきっかけは3.11が大きいと言う。ITをもっとうまく使えるはずなのに!と強く思ったそうです。

まずは、人の気持ち。それにITの力を加えることで、公共サービスのあり方がもっといい方向へ変わっていく。いや、変えていく気持ちを自分も持ちたいと思いました。

最後に、関さんが当日使用したスライドも共有されていたので、ご紹介します。
ITによる新しい寄り合い作り - Code for Japan

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(笹尾 実和子)

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2015年12月09日

創造力のスパイラルを起こす!世界最先端のクリエイティブ教育 [セミナー&サロン]

セミナー&サロン

今年も開催しました!セミナー&サロン。
2015年11月26日のゲストはNPO法人CANVAS代表の石戸奈々子さん。実行委員長をつとめる子ども創作活動の博覧会「ワークショップコレクション」は2日間で10万人を動員する人気ぶり。13年間、子供たちに開催したワークショップは3000回。子供たちの学びの現場を前に石戸さんが気付いた点と、これからの教育に必要なことをお話しして頂きました。

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今回は、Think the EarthのオフィスがあるCo-lab代官山のビル1FのSodaccoのスペースにて開催しました。

◯CANVASの活動を通じて

未来に、機械ではなく人間しかできないこととは何か。今の仕事の65%がなくなっているという未来予測調査が発表された時、こども達に必要な力は何かと改めて、考えさせられたそうだ。石戸さんは子供にとって、これから大事となる2つの力に注目をした。それは「クリエイティビティ」と「コミュニケーション力」。
多様な価値観と協働して新しい価値を生み出すことが新しいチカラとなると確信し、ワークショップを通じた学びの場を提案している。

◯世界の子供たちと比べて、日本の子供は学びを面白いと思っていない。

学校の授業が面白かった人もいるし、そうでない人もいる。なぜ子供たちが楽しいと思えないのか。それは教育環境の現状と社会・企業が求めているものが離れてしまっているのではないかと指摘する。学び方の形式が社会にでるときに役に立っていないのだ。

一つはテクノロジーによる社会の変化が大きくあげられる。
「150年前から学びのカタチは変わっていないんです。例えば、150年前の外科医を現代に連れて来ても、技術の進歩により何の役にもたちません。しかし、教師を連れてきたら、その時代の学びはできるんです。」教育は変わっていないのだ。

そして、MITラボに所属していた頃、2つの言葉に出会うことが日本でのCANVASの活動に繋がることになる。
ミッチェルレズニック教授の「デジタルテクノロジーが学びを変える。」という言葉と、アランケイの「未来を予測する、最善の方法は未来をつくることである」という言葉だ。石戸さんにとって、デジタルテクノロジーが、これからの学習環境のキーワードとなったのだ。石戸さんは「デジタルを使って新しい学びをつくる」という意思を持ち、子供たちの創造の場であり、様々な立場の大人が手を取り合って学ぶ場を作り始める。150年変わらなかった学びのカタチを変えようという想いを抱いて。

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笑顔がとっても素敵な石戸さん

◯当時は500人だったワークショップコレクション

今では2日間で10万人も動員するワークショップコレクション。今ではワークショップという言葉は当たり前のように使われているが、当時は「?」と思う人がほとんど。そんなにも子供たちが大勢集まるようになったのには、石戸さんの学びのイメージを変えようとする姿勢がきちんと表現できているからかもしれない。「ワークショップコレクションはCANVASの活動を可視化したもの」と石戸さんは話す。 "主体的で""協調的で""創造的な"学びにしようと、ワークショップをファッションショーのようにPOPにできないかと考えているのだ。だからこそ、子供たちが自分で作り出す要素をもった150個のプログラムに、子供たちが集まっているのだろう。

すべての子供たちに学びを届けたいという想いは、次のステップに向う。ワークショップコレクションに来てもらうだけでは限界が来るため、全国各地でワークショップが開催されるよう自立分散型の仕組みを作り始めた。何より、地域に根ざす活動をしないといけないという気付きがあったためだ。ワークショップのパッケージ化である。「キッズデー」とするクリエイティブ月間を開催し、多くの子供たちにワークショップを展開できるようにしている。

また、「プログラミングエデュケーション ギャザリング」として、コミュニティを生み出すことを目的とした活動も始めている。人気が出始めたプログラミングのワークショップを通じて「プログラミングを学ぶのではなく、プログラミングで何かを学ぶことの重要性」を学習機会として提供しようというわけである。

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参加者のみなさん、真剣にお話を聞いています

◯ワークショップによる変化

ワークショップに参加することでこどもたちに何が起きるのか。石戸さんは次のように答える。『「学校で手を挙げるようになりました。」「家で会話が増えました。」「自分で朝、起きるようになりました。」と保護者から変化の声をいただくことも多いです。プチ成功体験が次の活動に繋がっているのではないかと思います。』
いきなりの大きな変化は起こらないものの、子供たちの小さな成長が確実にワークショップを通じて起きているのだろう。小さな変化を起こすためのコツとして石戸さんはCANVASがワークショップで大事にしている10の視点は共有してくれた。また同時にワークショップを進行するファシリテーターについてもヒントを頂いた。子供たちが、自分はコレがしたい、足りなければ探せばいいんだという考え方をもってもらうために工夫を欠かしていない。

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参加者から質問を受ける石戸さん

◯学校教育にテクノロジーを

「活動してきて13年間。子供たちへのアプローチはせいぜい35万人。所詮こんなもんだと思った」。衝撃的な言葉を石戸さんは放った。それには理由がある。
すべての子供たちに学びの場を提供したいからだ。日本全国の中学生1000万人に届くためには、学校教育の中で活動しなきゃいけない。実際にワークショップを通じて、子供の教育現場に触れているからこそ、想いはより強くなる。
「学校の情報化を変える。記憶型から創造型に変える学びの場へコミットしたかった」。その想いは、協賛企業150社と行うデジタル教科書協議会を立ち上げとなり、2015年までに1人1台のデジタルデバイスを普及させることを目指した活動とつながる。日本は世界的にみても、デジタル教育が遅れている国ということもある。
一方でウルグアイは100ドルパソコンで2009年にデジタル教科書を1人1台普及することを達成し、所得格差が教育格差となる問題にいち早く取り組んでいる。
デジタル化によって、教育がもっと平等に提供される時代となる。それは国内だけでなく、世界と繋がるからこそ見えている視点かも知れない。

とはいえ、デジタル教育が遅れていると言われているが、ここ2年ですごく変わっているという。
・企業など民間の参入。
・自治体レベルでは導入は進んでいるエリアが増えた。
・実証実験の始まり。

インターネット・テクノロジーが子供たちにとって創造性や学習意欲を無限に拡げる手段となっていることを伝えるためにCANVASは活動をしている。デジカル化によって、注目するのは「学力が上がるというよりは、学習意欲があがっていることが重要じゃないか。」ということだ。
学ぶことが楽しくなる。石戸さんが願うことでもあるし、我々もそうなりたいと思う願望でもある。

120分、石戸さんの世界に引きこまれたように参加者は話を聞く充実した時間となった。実践者の事例は、多くの学びに溢れていた。

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懇親会の様子


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懇親会の様子

(推進スタッフ 鈴木高祥)


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2015年10月16日

みずのがっこう 海編 ビーチサッカー&ビーチクリーン

みずのがっこう

9月27日(日)にみずのがっこう海編「ビーチサッカー&ビーチクリーン」を開催(小網代 森と川と海をつなぐ流域探険ツアーと同日開催です!)しました。こちらでは、体を動かしながら海について学ぶプログラムを実施。まずはビーチクリーンを行ったあと、渡り鳥のアクティビティ、ビーチサッカーを通じて、子どもたちは体を動かしながら海について学びました。

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【ビーチクリーン】
まず、子どもたちはビーチをキレイにするために、ビーチクリーンを行いました。自分たちが使う会場(ビーチ・海)へ感謝の気持ちを込めて、海から流れ着いたゴミを拾い、環境に対する意識も高めました。

0927BeachSoccer_02.jpg仲間と協力しながらのビーチクリーン

0927BeachSoccer_03.jpgペットボトルや釣り糸など、自然に戻らないゴミがたくさんありました。

【渡り鳥のアクティビティ】
ビーチクリーンの後は、渡り鳥のアクティビティを実施。身体を動かす前に、まず地球の大きさ、地球にある水の量などを学びます。

実際、宇宙から地球を見ると、地球の表面の3分の2(71%)は水で覆われていて、およそ14億立方キロメートルの水があると言われています。でもそのほとんどが海水。(淡水はわずか2.5%程度)

この広い宇宙の中で液体の水があるのは、とても珍しい。例えば、地球より太陽に近い金星だと、水は蒸発してしまうし、地球より太陽に遠い火星では寒くて水は凍ってしまいます。そう、太陽との距離がとても大事なんです!

そこで、サッカーボールを太陽の大きさに例え、地球と太陽の距離、地球の大きさを体で感じてもらうアクティビティを実施しました。太陽の直径は約140万キロメートル。(地球の大きさがおよそ1万3000キロメートル。地球の約109倍)それをぎゅーっと小さくして、サッカーボール(直径22センチの)にしたとします。
太陽と地球の距離はおよそ1億5000万キロメートル。サッカーボールを太陽にした場合、地球までの距離はおよそ25メートル、ということになります。サッカーボールを置いた位置から、みんなで25歩(約23.5m)歩いてみると、そこが太陽と地球の距離。おや、意外と近い?じゃあ地球の大きさはどれくらいになるでしょうか?

サッカーボールを太陽の大きさだとすると、地球の大きさは野球ボールサイズ?それともビー玉サイズ?砂粒1つぶ???子どもたちは真剣に話を聞いて考えていました。

正解は砂粒1つぶだと教えてもらってみんなビックリ!!意外と近いと感じていた距離が急に遠くに感じます。自分たちが生きている地球はとても大きいと思っていましたが、銀河系の中では本当に小さな惑星の一つでしかないということが知ることができました。

0927BeachSoccer_04.jpg太陽に見立てたサッカーボールから約20Mを離れたところでクイズ。

次に身体を使ったアクティビティを実施。自分たちが「渡り鳥」になって、海を渡る旅を体験します。二人一組のチームになって、渡り鳥の旅がスタート。みんな同じ場所からスタートし、サイコロを振ってそれぞれ違う旅に出ます。最後は新たな繁殖地(ゴール)か、残念ながら途中で息絶えてしまう天国か。実際に渡り鳥もすべてが目的の場所に行けるわけではありません。ビーチサッカー前のトレーニングも兼ねた様々な体力を使うミッションを交えて行い、楽しみながら、海を渡る渡り鳥について学びました。

0927BeachSoccer_05.jpg渡り鳥のアクティビティ講師のプロジェクトWILD川原さんから子どもたちにアクティビティの説明。

0927BeachSoccer_06.jpgサイコロを振って渡り鳥の旅スタート。

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出た目に合わせて進んだ先には、以下の様なミッションがあります。次の場所に行くためにはこのミッションを達成しなければ進むことができません!

・電柱にぶつかってしまいます。ホフク前進で進んでください。
・タカに狙われています。目をつぶって片足で10秒その場で動かないでください。
・上昇気流にのって飛行しています。ペットボトルを両手に持って30回羽ばたいてください。

などなど、全部で24つのミッションがありました。

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子どもたちはとても楽しそうにミッションをこなしながらそれぞれの旅を進め、それぞれゴールを目指しました。

【ビーチサッカー教室・ミニゲーム】
ワークショップのあとはビーチサッカーコートに移動して、ビーチサッカー教室とミニゲームを行いました。キレイなビーチだからこそ裸足になって楽しめるビーチサッカー。体を思いっきり動かして海水浴だけではない海(ビーチ)での楽しみを体験しました。

0927BeachSoccer_11.jpg関東ビーチサッカーリーグの選手が子どもたちにビーチサッカーを教えてくれました。

0927BeachSoccer_12.jpg一番の楽しみはミニゲーム。選手も子どももみんなで楽しみました。

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最後は選手のみなさんと一緒に記念撮影!
あいにくのお天気でしたが、雨にも風にも負けずに子どもたちは元気いっぱい楽しんでいました。

(笹尾 実和子)

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2015年10月13日

みずのがっこう 海編 森と川と海をつなぐ流域探険ツアー

みずのがっこう

9月27日(日)にみずのがっこう海編「森と川と海をつなぐ流域探険ツアー」を開催。三浦半島の先端に位置する小網代の森で、源流から河口、海までひとつの流域を歩きながら、地形や植生、生きものについて学びました。

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【流域を歩きながら学べる小網代の森】
昨年から一般公開が始まった三浦半島の「小網代の森」は、源流から河口まで全長約1.2キロメートルの浦の川流域、約70haを1時間ほどで巡ることができるので、実際に自分の足で歩きながら、降った雨が海に流れ込むまでの範囲=「流域」について学ぶことができる貴重な場所です。
本イベントでは、上流から河口までの「森と川の探険」と、河口から海までの「海の探険」を通して、流域の地形の変化や植生、そこに暮らす生きものについて学びました。

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探険を始める前に、まずは準備体操。親子でペアになって、どちらかがどちらかの動きに合わせて動く「ミラーゲーム」や、カニのポーズで手を上に伸ばすストレッチなど、これから始まる探険が楽しくなるようなストレッチで身体をほぐします。

【森と川の探険】
森のてっぺんの入り口から、4つの班に分かれて探険がスタート! 各班のガイドさんが、流域のポイントごとにクイズを出しながら、植生の変化を説明していきます。
川の源流と支流が出会う第一の合流点には、巨大なシダ植物の群落。これはキノウカイノデ? キョウカイノデ? ・・・正解は、アスカイノデです。

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しばらく歩くと、二番目の支流の合流点がありました。合流点に立って上流側と河口側を見渡すと、そこにはまったく違う景色が広がっています。上流側は古代ジュラ紀を思わせるシダの森、河口側には空に向かってまっすぐ伸びるハンノキの林ができています。ここ小網代では、本流と支流の合流点を境に植生が変化するようすがとてもわかりやすく、歩く流域の教科書として最適な場所なのです。

川の流れに沿って、ボードウォークを歩いていくと、クモやチョウ、トンボやカブトムシ、カニなど、さまざまな生きものたちが迎えてくれました。生きものを見つけるとあちこちで歓声が(悲鳴も?)。見つけるのがとっても上手な子どもたちもいて、すっかり枝になりきっているトゲナナフシという不思議な昆虫を発見した男の子もいました。

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次の支流の合流点で、また風景ががらりと変わり、ジャヤナギの木立と湿地が開けた場所になります。夏になると数百匹のホタルが乱舞し、それは美しい光景だそうです。

湿地にはソーセージのような形をしたガマの穂がたくさん出ていました。いま、こうして豊かな湿地が見られるのは、今回ガイドをしてくださっている「NPO法人小網代野外活動調整会議」の皆さんが、ササを刈ったり水路を作ったりして、乾燥化していた湿地を再生させてくれたおかげなのです。ほかにも、アシやオギ、環境省の準絶滅危惧種にも指定されているタコノアシなど、湿地を代表する植物が見られました。
空を見上げるとトビがゆうゆうと飛んでいる姿があり、声だけ聞こえて姿が見えない鳥も心地よい音色を響かせていました。

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次の合流点は「ヤナギテラス」と呼ばれている場所で、大きなジャヤナギが象徴のように鎮座しています。このジャヤナギ・・・数年前まではササやツタに覆われていたこの場所を、「小網代野外活動調整会議」のボランティアの皆さんが刈って湿地に戻したところ、その下からムクリと顔を出して生き返ったのだそうです。
豊かな自然が回復したこの場所には、生きもののにぎわいが戻ってきています。

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【小網代 海の探険】
「森と川の冒険」の終着地点、エノキテラスでお弁当を食べてから、「海の探険」のスタートです。

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引き潮で小網代湾に現れた干潟に降りてみると、ハマガニが!

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小網代には森も含めて約60種類のカニがいるそうです。
じっくり観察した後は、ちゃんともといた干潟にハマガニを返してあげました。

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森の崖のすき間、「アカテガニマンション」に潜んでいるアカテガニは、鮮やかな赤い色が特徴。ふだんは森に住んでいるのですが、夏の満月と新月の夜に海に降りてきて、おなかに抱えた子ガニを放します。

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カニの他にも、コサギやアオサギなどの水鳥や、夏から秋にかけてオレンジ色の花を咲かせるハマカンゾウなど、森と川に続いて干潟や海の生きもの探険も発見がたくさんありました。

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森から海まで、子どもたちは「探険マップ」を持って、真剣に生きもののことを学んでいましたよ。

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しばらくすると潮が満ちてきて、干潟があっという間に海の下に。子どもたちは(大人も?)、海の変化の早さにとても驚いていました。

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【ふりかえり】
最後に、一日を振り返って印象に残ったことや疑問に思ったことなどを各班のガイドさんと話し合い、家族ごとにキーワードを発表し合いました。

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キーワードは:
「ひがたで水がくるのがはやかった」
「カニ、ウインナみたい(なガマの穂)」
「6月にもう一度」 (6月にはカニのダンスが見られると、ガイドから聞いて)
「みどりと青のせいたいけい」
「かに とてもすごかった」
「アカテガニ 大きい」
「しおのみちひき」
「きっかけ」
「手つかずではなく育てる」
・・・と、子どもはカニや鳥、虫の絵を描いてくれて、楽しく学んでくれた様子。

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大人たちは、実際に見て歩きながら流域について学び、また、人の手が入ることで育て守られている小網代の森の自然のすばらしさを感じた一日でした。

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(はらだまりこ)

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2015年09月28日

みずのがっこう 海編 プラネタリウム&ワークショプ(ベネッセスタードーム)

みずのがっこう

9月13日(日)にみずのがっこう海編 プラネタリウム&ワークショップの第2回目を開催しました。今回はモバイルプラネタリウムではなく、プラネタリウムドームで「みずものがたり」を上映しました。上映後は、海にまつわるクイズやワークショップを通じて水や海の不思議を学びました。

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ベネッセスタードームでデジタルプラネタリウム映像「みずものがたり」を上映し、その後、海にまつわるクイズやすごろくゲームを通じて水や海の不思議を学ぶ、親子で楽しんで水のこと・海のことを知ることができるワークショップです。

【デジタルプラネタリウム上映】
上映作品:みずものがたり

ベネッセスタードームはベネッセ本社の21階にあります。地上からだと約100m!とても見晴らしの良い場所にプラネタリウムドームがあります。21階に到着するとみなさんまずは多摩地域が一望できる外の景色に釘付けになっていました。いつまで見ていても飽きない多摩の風景ですが、プラネタリウムドームに入り、映像が始まると今度は映像に釘付けになっていました。

デジタルプラネタリウム映像「みずものがたり」では、水が地球上でどのように循環し、私たち人間に関わっているのかを学びます。動物の身体にはなぜたくさんの水が含まれているのか。その理由は生命がどこから誕生したのかということが関わっていました。そして、私たち人間が使える水は地球上にどれくらいあるのか。深海の水はどれくらいの年月をかけて地上へとでてくるのか。「みずものがたり」では、地球上に循環する「水」について学びました。

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【地球をめぐる水のアクティビティ】

プラネタリウム映像を見た後は、水のしずく帽をかぶり、子どもたち自身が水の分子になって、地球上の水が在る場所を巡る旅をするワークショップを行いました。サイコロを転がし、出た行き先(雲、海、深い海、とても深い海、湖、川、氷河、動物、植物、土、地下水の11箇所)に移動します。サイコロは全部で10回振ることが出来ます。サイコロの出る目は、実際、地球上に水が循環する場所と同じ地点です。その中でも行きやすい場所、なかなか行くことが出来ない場所があります。11箇所の地点の中で、地球上で一番広い海へ行く確立はとても高くなります。また、みずものがたりの映像でもありますが、深海の水が地上に出るには2000年かかるため、行く確立はとても低くなります。

そのため、前回のワークショップでは「とても深い海」の地点にたどり着く子はいませんでしたが、今回のワークショップでは何人か「とても深い海」に行くことができた子がいたました。ただ、やはり一度「とても深い海」に行った子どもたちは地上に出ることが難しく、「海ー深い海ーとても深い海」をずっと循環していた子もいました。

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サイコロを転がし地図に地点を記入する子どもたち。

このように、サイコロの目は地球上の循環する水と同じ確立で出るようになるため、行きやすい場所、行きづらい場所とが出てくる様になっています。スタート地点はみんな一緒なのに、巡った場所はみんな違います。自分が巡った場所を記憶した水の旅の地図をみんなで共有して、いろんな循環の方法があることを学びました。

今回「川」「湖」「海」「深い海」「とても深い海」の5箇所には、そこに住む生きもののカードを特別にプレゼント!子どもたちはとても喜んでいました。

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海の目がでました!カードが1枚もらえます。

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海地点のサイコロ。そのまま留まるが出ると海の水のままということです。

【水クイズ】

みずのがっこうの副校長先生の橋本淳司さんが、水にまつわるクイズを出してくれました。例えば、海でサメに出会ったとき、ある物(どのご家庭にもある)を持っているとサメを追い払うことができます。そのある物とはなんでしょうか?というクイズ。今回海で貰えるカードの1種にシュモクザメのカードがあります。このシュモクザメは今年茨城県の海でサメの出現でニュースでも話題になっていましたが、子どもたちが持っているカードとトレンドな出来事を掛けあわせたクイズです。答えは3択です。①ホッカイロ②電池③保冷剤。①だと思う人は海のパネルの前へ...と、それぞれ子どもたちはコレが答えだ!と思ったパネルの前に移動します。答え合わせの前にどうして、その答えだと思ったのか聞いてみます。電池だと思った子どもは、電気で退治できそうだらと発表していました。そして、答えはその通り②電池で、乾電池から流れる電流にビックリして逃げるそうです。正解した子どもたちはとても嬉しそうでした。

BENESSE_06.jpgみんな一生懸命正解を考えています。

BENESSE_05.jpg正解の電池が洋服のポッケから登場!

BENESSE_07.jpg正解した子どもたちは大喜び!お父さん、お母さんも応援していました。

また、前回ご紹介したダイオウホウズキイカのクイズも出題!クイズの前にダイオウホウズキイカの大きさを知るために紐を伸ばします。子どもたちは、「まだまだあるよ。大きいねー。」と驚きながら紐を伸ばしていきます。まだ紐は伸ばせるのに壁があって伸ばせません。今回はドームの外まで行かないとダイオウホウズキイカの大きさの紐は伸ばせませんでした。ドームの中には入らないと知ると子どもたちはとてもビックリしていました。そして、そんな大きなダイオウホウズキイカの目はビーチボールくらいの大きさがあるそうです。深海はとても暗いため、少しの光を取り込むために大きな目が付いているそうです。

BENESSE_08.jpgダイオウホウズキイカはドームの中には入りきらないことを知りみんなビックリしていました。

最後はみんなで記念撮影。

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2回に渡るみずのがっこう海編 プラネタリウム&ワークショップでしたが、たくさんの子どもたち、また、お父さん、お母さんに参加して頂きました。ありがとうございます!また、来年の夏にもお会いできると嬉しいです^^

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そして、こちらがベネッセスタードームから見えた夕日です。とても素敵な景色でした。ベネッセスタードームでは土日祝は一般公開日となります。ぜひ、お近くに行った際はプラネタリウム映像と多摩地域の景色を見に行ってみてください!(上映情報はこちら

(Think the Earth 曽我直子)

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2015年09月07日

みずのがっこう 海編「モバイルプラネタリウムで地球をめぐる水の旅を体験しよう」

みずのがっこう

8月最後の日曜日にIID世田谷ものづくり学校でみずのがっこう海編 プラネタリウム&ワークショップ「モバイルプラネタリウムで地球をめぐる水の旅を体験しよう」を開催しました。

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モバイルプラネタリウム(直径5m、高さ3mの巨大エアードーム)を使ってデジタルプラネタリウム映像「みずものがたり」を上映し、その後、海にまつわるクイズやすごろくゲームを通じて水や海の不思議を学ぶ、親子で楽しんで水のこと・海のことを知ることができるワークショップです。

【モバイルプラネタリウム上映】
上映作品:みずものがたり

会場に到着した参加者のみなさん。会場入って直ぐ目の前にある直径5m、高さ3mの巨大エアードームに子どもだけではなく大人も興味津々!これからこのエアドームの中に入り、プラネタリウム映像「みずものがたり」を鑑賞します。

プラネタリウム映像「みずものがたり」では、水が地球上でどのように循環し、私たちの生活に関わっているのかを学びます。地球と太陽の距離関係は、地球上すべての水が蒸発もせず、すべての水が凍らず、液体のままでいられる絶妙な距離感にあります。もし、この地球がもっと太陽に近かったら?そして、もっと遠かったら?「みずものがたり」では、宇宙からの視点で「水」について考えました。

IID_01.jpg巨大エアードームは15〜20人まで入ることができます

IID_02.jpgドームは常に空気を入れて膨らましています。扉を開けると空気が抜けるので、一斉にみんなで入っていきます

IID_03.jpg上映時間前には、おりがみで海のいきものを作って遊んでもらいました

【地球をめぐる水のアクティビティ】

プラネタリウム映像を見た後は、自分たち自身が水の分子になって、水の循環の旅を体験するワークショップを行います。子どもたちはしずくを頭に被り、水分子に変身!サイコロを転がし、出た行き先(雲、海、深海、川、氷河など)に移動することで、地球上における水の移動を体験します。サイコロは全部で10回振ることが出来ます。
スタート地点はみんな一緒なのに、巡った場所はみんな違います。自分が巡った場所を記憶した水の旅の地図を共有して、いろんな循環の方法があることを学びました。

今回「川」「海」「深い海」「とても深い海」の4箇所には、そこに住む生きもののカードを特別にプレゼント!子どもたちに大好評でした。集めたカードはクリアファイルに入れて、お土産に持ち帰ってもらいました。ただ、残念なことに「とても深い海」には誰も行くことができませんでした。地球上に循環している水は「とても深い海」にはなかなか行けないことを学ぶことができました。

IID_04.jpgワークショップの説明をしてくれたプロジェクトWETジャパンの菅原さん

IID_05.jpgサイコロを振って、行き先を決めます

IID_06.jpg海エリアに到着!一枚カードを引きます。何が当たるかはお楽しみ

【水クイズ】

みずのがっこうの副校長先生である橋本さんが、水にまつわるクイズを出題してくれました。例えば、とても深い海に生息しているダイオウホウズキイカの大きさは12メートル〜14メートルになります。実際の大きさをビニールテープで実感した後で、さてクイズです。目玉の大きさは何センチくらいでしょう?橋本先生が出した3つうち一つが正解です。子どもたちは正解だと思うパネルの前に集合して、回答を発表。正解した子どもたちはとても嬉しそうでした。

IID_07.jpgダイオウイカの大きさってどれくらい?テープを引っ張って確かめてみよう

IID_08.jpg会場いっぱいに伸びたテープの長さにみんなびっくり!

こちらのクイズは9月13日(日)開催のベネッセスタードームでのワークショップに出題されます。気になる方はぜひ!遊びに来てくださいね。答えは次回ベネッセスタードームの回のレポートで発表します!

IID_09.jpgクイズに当たったみんなは大喜び!


最後はみんなで記念撮影。

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8月最後の日曜は雨降りで少し肌寒いお天気でしたが、たくさんの方が来てくれました。ありがとうございます!次回、9月13日(日)にベネッセスタードームで開催します!今度はエアドームではなく、本物のプラネタリウムドームでの開催です。未だに「とても深い海」の生き物カードは誰にも当たっていません。ぜひ、超深海への水の旅人第一号を目指しましょう!

9月13日(日)みずのがっこう 海編 プラネタリウム&ワークショプ
http://www.thinktheearth.net/jp/info/2015/08/913.html

みなさまのご参加を心よりお待ちしています。


(Think the Earth 笹尾実和子)

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2015年09月05日

対話の場を目指す「百年の愚行展」

お知らせ

こんにちは!Think the Earth広報の笹尾です。現在「百年の愚行展」@3331アーツ千代田を開催しています。

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Think the Earthが『百年の愚行』を発行したのは2002 年のことです。
あれから10年以上経過しましたが、今だに愚行は止まっていません。そこで、改めて「9.11」から「3.11」まで現代の「愚行」を象徴する事件や事象についてまとめた『続・ 百年の愚行』を 2014年に発行しました。出版する際には、クラウドファンディングReadyforを通じて支援頂ける方を募りました。

そして、今回の「百年の愚行展」も、開催するための資金をReadyforで集め、実施することができました。本当にありがとうございます!本展では、この 2 冊の書籍で紹介した 20 世紀から 21 世紀 にかけての愚行を象徴する写真を展示するほか、国内外で現在進行している様々な動きについても映像を使って紹介しています。

『百年の愚行』シリーズに込めたメッセージの一つは「行動すること」 です。そこで「百年の愚行展」の期間中、毎週金曜日にトークイベントを実施し、参加者のみなさんと一緒に考える場をつくることにしました。

8月28日(金)のゲストはコピーライターの並河進さん。並河さんは「ソーシャルコピー講座」と題して、難しい社会的課題をテーマに、みんなに伝わるコピー書くための技術を紹介して頂きました。

並河さん.JPGコピーライターの並河進さん

例えば、「身近な関係性に例える」「未来へのグッドシナリオを書く」「行動を起こす」「新しい言葉をつくる」などコピーを書く時、どんな切り口、モノの見方で考えればいいのか、具体例と丁寧な解説で分かりやすく説明してくれました。

並河さんの話を聞いた後は、参加者みんなで平和のためのコピーを考えます。30分間、もくもくとコピーを書く人、愚行展の写真を見つめる人、会場を歩き回る人・・・みんなそれぞれのスタイルでコピーを作っていきます。出来たコピーは並河さんが読み上げてみんなに共有&講評しました。

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集まったコピーをチェックする並河さん

「ケンカはしたら仲直り、人も国も」「投稿したくない日常を過ごしている人がいる」「少なくとも国の偉い人とうちの子どもの命は無関係だ」「誰かが勝てば、誰かが裏で泣いている」「振り向く、息子と妻は笑う」など、素晴らしいコピーがたくさんありました!

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今日の感想をシェアする参加者のみなさん

私自身8/15の終戦の日に実施された「ソーシャルコピー講座」 を受けて、本当に学びが多かったです。今まで完成したコピーを見ると、あまりにもすんなりと心に届くものだから、「自分でも考えられそう」なんて思っていたけれど、実際書いてみてその難しさを実感しました。

本来コピーは商品を伝える言葉だけど、各個人に言葉の技術がもっと広がれば、それを武器に自分が伝えたいことを的確に伝えられる。並河さんが教えてくれた「言葉をものさしにした視点の技術」は、個人がSNSを使い、情報発信を当たり前にするようになった今、誰もが必要としているスキルではないでしょうか。私は、もっとコピーの勉強をしてみたいと思いました。

そして先週9月4日(金)のゲストは元農水大臣の山田正彦さん。この日のテーマは「TPP」についてでした。(TPP= 環太平洋戦略的経済連携協定。Trans-Pacific Partnershipの略称)

TPPは一体何が問題なのか、みなさんご存知ですか?私が一番最初にイメージしたことは「海外の農作物が安く手に入るようになり、国内の農林水産業の立場が厳しくなる」ということ。でも、山田さんのお話を聞いてみると、どうやら問題はそれだけではありません。

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この日のトークイベントは元農水大臣の山田正彦さんとThink the Earth理事長の水野さんとの対談型式で行われました

今回話を聞いて、特に心配になったのは日本の医療制度への影響です。
今は病気になったら、国民健康保険を使って、適切な価格で病院に行くことができますね。けど、TPPに加盟した場合、自己負担型の診療が増えていく、つまり病院で高額な医療費を請求される可能性があるということです。私たちが今飲んでいる薬も、10倍以上高くなるかもしれません。

そうなると、高い医療費を払うために民間の保険に加入する必要がありますが、TPPに加入して、日本の医療制度がアメリカのようになれば、保険料自体が高くなり、医療を受けることができるのは、お金持ちの人だけになってしまいます。

もう10年も前の話ですが、タイで入院をしたことがあります。病院の設備は完璧で、タイの医療がとても発達していることに驚きました。でも、医療費が高額で一般の人は見てもらえない。病院に行けるのはお金持ちの人だけだと聞きました。その時私が払ったお金は一泊の入院でおよそ8万円(日本円に換算して)。これは、現地の人が普通に病院に行ける額じゃないと感じました。日本も同じようになってしまうのでしょうか?

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参加者の方からもたくさん質問を頂きました

他にも食品添加物の表示がなくなったり、公共サービスの価格が値上がりするなど、私たちの生活に関わる問題が本当にたくさんありました。知れば知るほど、疑問や不安がつのるTPPの問題。今後も、山田さんの活動を追いかけたいと思いました。

ご興味がある方は、山田正彦さんが推進するTPP交渉差止・違憲訴訟の会」をご覧下さい。

そして今週金曜日(9月11日)のゲストは「百年の愚行」に寄稿頂いた小説家の池澤夏樹さんです。テーマは「9.11から3.11まで――21世紀の愚行について考える」です。池澤さんのお話を聞けるチャンスはなかなかありません!ぜひ、ご参加下さい。

お申し込みはこちら
その他のトークイベントについてはこちら
※展覧会は9月27日(日)までです。

(笹尾 実和子)

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2015年05月20日

KIITO|デザイン・クリエティブセンター神戸に行ってきました!

地球日記

先日、地元に帰省した際にずっと行きたかったKIITO|デザイン・クリエティブセンター神戸に行ってきました!

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神戸市の中心部には近代洋風建築が多く残っており、今でも海運ビルや商社・銀行・ファンションビルなどとして利用されています(有名な観光地は神戸旧外国人居留地、神戸北野異人館街など)。KIITOも近代洋風建築の建物。神戸市の中心部三宮の海側に位置し、1927年に建設されたこの建物は、輸出生糸の品質検査を行っていた場所でした。そして、2012年8月にKIITO|デザイン・クリエティブセンター神戸として生まれ変わりました。

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建物の中に入ると、すぐ+クリエティブスタジオを見つけたので早速入ってみました。

KIITO_04.jpg       壁に書かれていたKIITOの紹介文

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この部屋はいままでKIITOで開催したプロジェクトや、「+クリエティブゼミ」で実際プロジェクトとして実施したものを展示しているようです。

今年の2月に開催したセミナー&サロンでゲストにお迎えした永田宏和さんはKIITOの副センター長。セミナー&サロンではKIITOでの活動のお話もしてくださいました。

▼スタッフブログ
いま社会に必要なのは「+クリエイティブ」 [セミナー&サロン]

その時にお伺いしたプロジェクトの展示もいくつかみつけたので紹介しますね。

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ちびっこうべ
http://kiito.jp/project/2014/01/10/58/

ちびっこうべは、神戸の子どもたちとクリエイターが一緒にまちづくりを行う体験型プログラムです。プロの仕事に実際に触れ、専門家から直接教わりながら、子どもたち自ら考え、自分たちの手でまちを創りあげます。

まちの中にはショップだけがあるわけではありません。ハローワークがあり、市役所や銀行まであるそう。まずは市役所で市民登録をしてハローワークでお仕事を探し、働いて得たキート通過を銀行でもらい、自分自身で使うことができるという仕組み。市民が多すぎると仕事がなかったり、きちんと計画しないと様々な問題が起こるそうです。ただ職業体験するだけではなく、お金の流れや都市計画まで考え、さらにプロのクリエーターと一緒に創りあげていくこの体験型プログラム。大人の私でも参加してみたいと思いました。

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もうひとつ気になったのはこちらの「date.KOBE」プロジェクト。
http://kiito.jp/schedule/news/article/7282/

このプロジェクトは神戸市の創造的活動支援事業として、観光コンベンション推進室と協力して2011年10月から2012年2月に実施した「+DESIGNゼミ vol.5 観光編 神戸プロモーション」で、クリエイターや学生、一般市民の有志で「神戸の観光」をテーマとして、生まれたプロジェクトです。

私も地元にいた頃は神戸によくデートに行っていました(笑)。神戸には夜景が見れる六甲山やヨットハーバー、近代洋風建築の建物が並ぶ街並み、神戸港の方には神戸モザイクという複合商業施設があるので、夜景を見た後はモザイクでご飯を食べるなど、ロマンティックに過ごせるデートスポットがたくさんあります。神戸の観光をデートスポットとしてブランディングしたのはなるほど!と思いました。

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こちらの写真は+クリエティブスタジオの目の前にあるKIITO CAFE。私が行った日は残念ながらお休みだったのですが、旧生糸検査所時代の検査機械や家具を活用した空間でとても味わいのある雰囲気のカフェでした。

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廊下に展示されている生糸検査時代の機械

KIITO_12.jpg1階奥のKIITOホール。ここでちびっこうべのまちができるようです!

次に向かったのは2階のライブラリと生糸検査所ギャラリーです。

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ライブラリ
http://kiito.jp/floor-guide/2f/article/32/

ライブラリにはたくさんのフリーペーパー、書籍や雑誌などがあり、ソファーや椅子に座って読むことができる空間でした。また、アイデアのヒントが入っている「ひきだしきいと」なるものがありました。 「れ」と書いている引き出しの中を見てみると、レッドベアサバイバルキャンプの手袋とプロジェクトの紹介をしている資料が入っていました。ただ置いている書籍や雑誌を読むだけではなく、アイデアのヒントをもらって帰ることができる場所にもなっているようです。

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最後に向かったのは生糸検査所ギャラリー。
http://kiito.jp/floor-guide/2f/article/30/

生糸検査所だった頃の機械が展示されていて、それぞれ機械の役割の紹介や、神戸港の歴史などを知ることができる場所になっていました。

この日は2階までしか行けませんでしたが、3階4階にはクリエティブラボといって、個人、団体、企業向けのレンタルオフィス、アトリエが入っているようです。また、ほかにもレンタルスペースがあり、3階の会議室スペースで「+クリエティブゼミ」等が開催されているようです。


私が住んでいるまちから神戸へは電車で30分で行くことができます。とても近くに住んでいて、子どもの頃から憧れていた神戸のまち。大人になってKIITOを通じて改めて神戸というまちを知ったときに、ますます好きになりました。


最後にお知らせです。今月からKIITOで始まった+クリエイティブゼミ vol.15 環境編 「地球温暖化対策プロモーション大作戦!!」。来週5月26日(火)にはThink the Earth理事の上田壮一がゲストで登場します。興味がある方はぜひ参加してみてください!

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(推進スタッフ 曽我直子)

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