2012年05月20日
花より団子より~花より団子基金のご報告

どんどんと季節がめぐりますね。
4月にこちらのブログやSNSを通じて呼びかけさせていただいた福島の仮設住宅でのお花見応援企画、「花より男子基金」。(←支援内容の詳細はこちらをご覧ください)
あれは、今年の桜が咲く少し前でした。
福島大のボランティアリーダーの神くんからのSOSが届いたのは。
「2週間以内に、仮設住宅の方たちのお花見で配るお団子700本分の資金140,000円を集めたい」
私は自分でお金の寄付を募ることに不慣れです。この話をたまたま当日、事務所の隣のデスクにいた原田麻里子さんから相談された時、一瞬身体が凍りました。自分に力になれるのか、不安だったんです。
それでも、神くんはじめ、福島の仮設住宅で生活しているあの人たち、あの子たち、それを毎週末支援し続ける地元の学生ボランティアのみんな...出会った方たちのために東京にいる自分たちができることに挑戦しようと、また、原田さんのリーダーシップに引っ張られながら、募金活動に参加したのでした。
TTEスタッフの有志で、主にSNSを使い基金の広報を行いました。途中経過もお伝えしたりと、結果、目標額には届かなかったものの、たくさんの方が拡散してくださり、実際に寄付をしてくださいました。ほんとうに感謝でいっぱいです。
実は少し前にこのお花見会の企画リーダーの学生さんからご報告のお手紙をいただきました。この場を借りて、shareさせてください。
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お花見会
4月21日、22日に仮設住宅6ヵ所と福島市及び県北地区在住富岡町民自治会を加えた計7ヵ所で行われたお花見会の担当をした福島大学災害ボランティアセンターの川村遼です。
今回、「花より団子基金」により支援していただいた皆様、本当にありがとうございました。皆様の支援により、今回無事に開催することができました。ボランティアセンターのメンバー一同、心より感謝しています。なお、お配りした団子は7ヵ所で合計795個、寄付金の総額は65,275円でした。
4月21日は北幹線第一仮設、同第二仮設、4月22日は南矢野目仮設、福島市及び県北地区在住富岡町民自治会、明治小跡仮設、旧飯野小跡仮設、石神第一仮設で行いました。
各仮設での内容は多少異なりますが、主に、桜を見ながら散策、食べ物や飲み物を囲みながら懇談、ビンゴゲーム等のレクリエーションなどが行われました。場所によっては、住民の方々と学生が一緒にお昼ご飯を作ったり、自分たちの故郷の桜の写真を展示したりしていました。また、お花見会終了後は、当日参加することができなかった住民のお宅を学生たちが一軒ずつ訪問し、お団子を配りました。
今回のお花見会も前回の望年会と同様に、"コミュニティの形成""人間関係の構築""心のリフレッシュ"という目的で実施しました。また、今回は、富岡町の民間借り上げ自治会の方々とも交流することができました。仮設住宅とはまた異なり、住民同士が接する機会の少ない借り上げ住宅の方々が集まるきっかけを作ることができたという点でも、今回実施できたことは大きな意味があるのではないかと思います。
今回は支援していただき本当にありがとうございました。今後とも、様々な活動をしていきたいと思いますのでこれからもご協力・応援よろしくお願いします。
学生団体福島大学災害ボランティアセンター 活動企画チーム 川村遼
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目標の14万円には届きませんでしたが、それでも約800人の方にお団子をお配りできたのは、情報を拡散してくださったり行動してくださったみなさんのお気持ちの力です。
お金を自分以外の方から集めるのって、ほんとうに大変なことですね。
自分だけのことだったら、貯金で賄うなり、あとはその埋め合わせで働き払いなり、いくらでもできる。でも、それでは1回で立ち行かなくなっちゃうかもしれない...
もしかして誰かが共感してくださるかもしれないと思い、勇気をしぼって発信しました。
ツイッターって、RTしていただくと、携帯がブルルっと震えるんですよね。
花より団子基金を拡散した週末、ひっきりなしにブルル、ブルル、とみなさんにRTしていただき、なれない現象の中、それは本当に心強かったです。
東京で働き続けながらも、直接支援を続ける人たちが、ここは!と決断した時に、それをサポートできる自分でありたいと思います。
(鳥谷美幸)
2012年04月27日
金環日食は伊豆大島で!?
5月21日早朝に東京でも173年ぶりに観られる金環日食。
この天文現象を、どこで、誰と観るのかは最大の関心事になるかもしれないですね。
私、上田は伊豆大島で行なわれる「伊豆大島で地球を感じる2日間」に参加することになりました。太陽系の大きさを感じるワークショップや、この企画の仕掛け人の山田秀人さんとのトークを行なうことになっています。ただいま参加者募集中。
先日、その伊豆大島に下見に行ってきました。東京からの距離は120km、
芝浦から高速ジェット船で2時間弱。あっという間に到着です。
伊豆大島は、島全体が2010年にジオパークとして認定され、活火山の三原山を中心に地球の仕組みや、火山の近くで生きる生きものたちを観察することもできる場所。今回の金環日食の観測場所として予定されているのは三原山の東側に広がる「裏砂漠」と呼ばれる地帯。溶岩が作った荒漠たる黒い大地に立つと、まるで別の宇宙に来た気分になります。


iPhoneアプリ「金環食2012」で日食の見え方をチェックする山田さん(ちなみに、このアプリはARで日食がどの高さで、どのように進行するかを教えてくれるスグレモノです)
また、伊豆大島といえば椿。島のあちこちに道の両側から椿が覆い被さるようにしてできた自然のトンネルがあります。晴れると美しい木漏れ日を見ることができます。日食のひとつの楽しみは、この木漏れ日。折り重なる葉っぱと葉っぱの小さな隙間がピンホールカメラの役割を果たし、無数の欠けた太陽が地面いっぱいに広がるはずです。金環食のその時にはリング状の木漏れ日になる!?(それは見てのお楽しみ)
(こんなに立派な木漏れ日ロードではなくとも、お近くの公園や並木道など、木漏れ日さえあれば見ることができるので、当日の観測場所を迷っている方にはぜひオススメです)

「伊豆大島で地球を感じる2日間」は、sandii、Bon Voyage、hiROki sAITOhなどのライブパフォーマンスや、大島を巡るアドベンチャーツアーなど盛りだくさん。温泉もあります。島に来てしまうと、たとえ天気が悪くても逃げるところはありませんが(笑)、楽しい2日間になりそうな予感です。あとは、当日の天気が晴れることを祈るのみ!
(上田壮一)
2012年04月06日
花より団子基金
4月に入ってようやく春の暖かさを実感できるようになってきましたね。
東京はこの週末がお花見のピークになるのかな、と思っていたら、福島から電話をもらいました。
電話の主は、昨年のThink the Earth基金の寄付先でもある福島大学災害ボランティアセンター(通称;災ボラ)の神くん。
災ボラの皆さんは、震災直後の避難所の物資配布や炊き出しに始まり、いまは足湯ボランティアや子どもの外遊び企画など、福島市内を中心にさまざま活動を続けています。
そんな彼らが4月のイベントとして考えたのは「花見」♪
福島市内は今週末ではなく、来週・再来週末を予定中なのです。
そして、仮設住宅の皆さんに「団子」の差し入れをすべく「何かお知恵を〜」という相談でした。
そこで、皆さんからのコーヒー1杯分のカンパを募ることを提案。
集まった基金で、地元の和菓子屋さんからお団子を買って届けたらどうかしら〜。ということで・・・
★目標は、14万円。
もし目標以上にご寄付が集まったら、これからも続く、福島大学災害ボランティアセンターの活動に有効に役立てさせていただきます。
★ご寄付は直接、下記口座まで。
★2週間後の4月20日(金)までにお振込をいただければ幸いです。
皆さんからの「コーヒー1杯分のカンパ」お待ちしています!
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【福島大学災害ボランティアセンター 神くんより】
学生団体 福島大学災害ボランティアセンターでは、今回、4月14日と21日に福島の数ヵ所の仮設住宅の方々と一緒にお花見を開催することになりました。
お花見を行うにあたり、仮設の方々と交流を深めるために団子があるといいなと思い「花より団子」基金を開設しようとなりました。
団子は参加していただいた方にはもちろん、当日参加できなかった方にもお配りして、春の恒例行事を楽しんでもらいたいと思っています。
目標は、7ヶ所の仮設、700人の方に配るので、
ひとり200円×700人分=140,000円です。
ご協力いただける方は、下記にお振込をいただきますよう、お願い申しあげます。
なお、基金とお花見の結果報告は当ボランティアセンターブログにて、後日掲載させていただきます。
【振込先】
東邦銀行 蓬莱支店
(トウホウギンコウ ホウライシテン)
福島大学災害ボランティアセンター 代表鈴木典夫
(フクシマダイガクサイガイボランティアセンター ダイヒョウ スズキノリオ)
店番号 119
口座番号 516675
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学生団体 福島大学災害ボランティアセンター
センターマネジメント 神 貴大
http://fukudai-volunteer-center.jimdo.com/
blog http://fukudaivc.blog67.fc2.com/
twitter @fukudai_saigai
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みなさま、ぜひぜひ、ご協力くださいませ。
★おまけ★
Think the Earthのスタッフは、基金でのつながりがきっかけで、昨年末、福島市内の仮設住宅で行われた「大望年会」のお手伝いをさせていただいたり、


彼らが毎週のように続けている仮設住宅での「足湯ボランティア」に参加させていただいたりしています。


福島で彼らが活動してくれているおかげで、私たちも、避難している皆さんのリアルな声を聞かせていただき、大大感謝なのです。
(はらだ まりこ)
花より団子基金のご報告はこちら
2012年03月21日
映像詩「蕪栗沼ふゆみずたんぼ」
今年の1月に、このブログで撮影中の様子をご紹介した「蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト」の映像が完成しました。・・・実は2月末に完成したのですが、ここに書くのが遅くなってしまいました(汗)。
プロジェクトのイントロダクションのために作った6分間の短い映像です。仕事の合間でも、勉強の合間でも!?ほんのちょっと時間を作って見ていただけたら嬉しいです(通信環境の良い方はぜひHD版で!)。
いまは、日本に渡ってくるマガンの8割が、この蕪栗沼や、その近くにある伊豆沼で過ごすそうです。その話を聞いて「へー、特別な場所なんだ」と思うかもしれません。僕もそう思っていました。
報告会の時に大崎市役所の方に教えていただいたのですが、江戸時代に歌川広重が描いた日本各地の「八景」にマガンの姿が多く描かれています。(例えば江戸八景の「はねだのらくがん」など)
ねぐらに帰っていく雁たちの姿と、その下で営まれている人の暮らしは、かつては日本のどこにでもあった光景なのです。そう思えば、少し違った視点でこの映像をご覧いただけるかもしれません。
これからマガンたちはシベリアに帰っていきます。そのあと、冬のはじめに水を張った田んぼに、いのちがにぎわう季節がやってきます。春夏編を作ることになったら、秋冬編とはうって変わった、元気いっぱいの作品になるはずです。
(上田壮一)
2012年02月22日
SVA報告会「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」その2
Think the Earth基金の寄付先のひとつでもある、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の東日本大震災復興支援活動チャリティ報告会「被災した子どもたちと支援者側のこころのケア」の後編です。
前編「支援者側の心のケア」はこちら。
後編では、SVA気仙沼事務所がとりくんだ『Book for the Future 子どもたちが描く気仙沼の声』について、スタッフの東さやかさんのお話から印象に残ったことなどを・・・。
"Book for the future"の目的は、絵を描くことを通して、ふだん、子どもたちが言葉にできない感情や気持ちを自由に気持ちを表現すること。そして、彼らの住む気仙沼市本吉地区の未来に希望を抱いてもらうことを目指しました。(気仙沼市立大谷小学校で冬休み期間中に開催された学習支援「まなびーば」の一部として、1日50分の授業を5日間実施。)
★テーマは大切な人、自然、一番好きなあそび、一番好きな場所...などなど

・・・どうして、絵を描くのか。
それは「どうして子どもたちは、気持ちを表現するのが難しいのか」、ということとつながっているような気がします。
子どもは、大人のように表現する言葉を持ってない。誰のせいでもない自然災害に、行き場のない悲しみを持っている。大人が悲しんでいるので気を使って言わない(強がったり、気を使ったり)・・・などなど。
そして、子どもが震災のショックから立ち直る第一歩として、東さんは、現実をうけとめる、気持ちを表現する、環境の復旧=日常生活の継続(学校、仕事、日常的な家事など)、生活ストレスからの保護(狭い、慣れない仮設住宅でのくらし、取材など)があると挙げてくれました。
この中の「気持ちの表現」が、今回の『Book for the Future』の取り組みなんですね。絵という形にのこる達成感、書く・描く・伝えるという表現が、現実の受け入れやお互いのつながりの認識になると。
さて、実際の絵の授業はどんな様子だったのでしょう。
東さんによると、本吉地区の子は自然豊かなところで暮らしているので、こまかい生き物の描写が多かったそうです。
また「大きくなったら自衛隊になりたい」という言葉とともに自衛隊のヘリコプターを絵に描いた子も。
なかには、1枚目は明るい色彩の海や生き物の絵を描いた子が、2枚目は暗い色使いの津波の絵を描いたり、「色はぬらなくていい」とモノクロの絵を描いりした子もいたとのこと。
絵で表現をしたことで、子どもたちのPTSD、鬱やストレスにきづき、心のケアの対策ができ、それを地域で共有していくこともできるのだと、東さんは話してくれました。

★写真提供は2枚ともシャンティ国際ボランティア会/SVA
・すべての子どもの絵を大人が理解する必要はないのでは。
・子どもたちは単純に学生ボランティアやSVAスタッフとふれあうことを楽しみにしてくれた
・いずれ(大人たちが他所からやってくる)機会もなくなってくる、と感じている子どもたちは少なくない。だからこそ、これまでの支援がポジティブな方向で子どもの心にのこるような、将来の活力となるような内容にしていきたい。
などなど、支援者側にもいろいろな思いが募る試みだったようです。
★ところで、子どもたちの描いた絵はひとつにまとめられて、小学校や子どもたちに届けられます。そして、いくつかの絵は「ぷんぷん谷」という絵本になって、大谷小学校の子どもたちの描く未来として形になる予定です。今後の「ぷんぷん谷」の情報は、SVA気仙沼事務所のブログをチェックしてみてくださいね。
(はらだまりこ)
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【補足情報】
気仙沼市は、公式発表で死者1031人、行方不明329人。
市内92カ所の仮設住宅は全部で3451棟。
被災世帯9500世帯。
SVAは震災後すぐに現地入りし、事務所が流されてすぐに稼働できなかった気仙沼市災害ボランティアセンターの開設お手伝いをした後、4/15には気仙沼事務所を開設。
避難所巡回、物資提供、がれき撤去手伝い、炊き出し、お茶会、入浴送迎(5週間、45回延べ743人利用)
絵本を届ける活動、子どもの遊び場『あそびーばー』活動(日本冒険遊び場づくり協会との協働)などの活動を行ってきました。
SVA気仙沼の復興目標は「3世代が安心して楽しく暮らせるまちづくり」
そのために、地域支援、子ども支援、生業支援、NPO/NGO・行政とのネットワーク連携を行っています。
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