2011年08月16日
暑い夏を涼しくたのしむ3つのおすすめ
皆さんは今年の夏をどのようにお過ごしですか?
先週からお盆休みで、帰郷されていた方も多くいらっしゃいますよね。私は周囲から「田舎で夏の味覚をたっぷり堪能してきた!」という話や、「子どもと日常に佇む自然を体感しています」という声を耳にしました。自分も都心に居ながらもなにか....と考えた末、8月からは毎週のように、故郷の果物を買ってきては、食べながら夏を味わっています。(幼少からスイカが大好物)
さてThink the Earthの夏といえば、毎年恒例のみずのがっこうです。今年は一段と大きなうねりを描きながら、水は今日も変わらず、地球をめぐっています。
早々と向日葵は種をつけ、トンボが舞う姿を見かけるこの頃、自然の移り変わりを横目に「実は、まだ夏らしい時間を過ごせていない...」という方、「子どもは楽しんでも、自分の夏休みはまだだな」という方、「今年は屋内で夏を感じようと思っているから」という方にも是非お勧めしたい、水にまつわる"おすすめ授業"を3つご紹介します。
【おすすめ1】
みずものがたりー46億年 地球をめぐる水の旅ー
みなさんは最近、プラネタリウムに足を運んでいますか?
ここ十数年の間で技術は飛躍的に進歩し、いまやドームに星を映すだけでなく、ハイビジョンの何倍もの高精細な映像を投影できるようになったのです。
ビジュアルエコブック『みずものがたり』を原作にした本作品は、関東(神奈川県)で初上映中。地球をめぐる水の壮大な旅路を観られるのは8月31日(水)まで。ぜひお見逃しなく!!(→詳細はこちら)

また、今週末は小学生を対象に「地球をめぐる水のアクティビティ」を行います!
夏休みの想い出に、親子でプラネタリウムを観て、ワークショップに参加しませんか。
副校長 橋本淳司さんとおくるスペシャル授業が間もなく始まります!
この授業は、皮むき間伐を提唱する大西先生と、太陽光エネルギーファンドの先駆者である原先生と一緒に、日本を象徴する富士山の傍で、水と森を感じる対話型ワークショップです。
(C)NPO法人森の蘇り
日本には今も脈々と続く、自然と寄りそう暮らしがあります。茹だるような都市の日常から一歩でて、清涼感たっぷりの森で"いきものを潤す水""水を育む森""森から生まれるエネルギー"について、皆さんと一緒に対話しませんか。
「興味はあるのに、夏は予定がいっぱいで。一日だけでも参加したいのですが...」という声にお応えし、本日から【一日割】【学割】を設けました!!8月27日か28日のどちらかでも、参加したいという方は、急いでお申し込みください!(→詳細はこちら)
【おすすめ3】

橋本副校長はこの夏、地球リポートでも、水の授業を展開されました。
タイトルは「水道シフトをおこそう! 震災を機に見なおされる生物浄化法」です。
東日本大震災を受け、エネルギーを多く使う都市型浄水方法の"急速ろ過"に、改めて疑問を投げかけている橋本淳司さん。これまで積み重ねてきた取材をもとに、全国での事例も挙げられているので、日本各地の水道トレンドが読みとれます。

私も二度取材に同行させてもらい、浄水場を目の当たりにした感想は「簡素」の一言。なのに、そこを通る水は「ダイナミック」に浄水されていると知り、二倍驚きました。
大量の電気で浄水する方法ではなく、"いきもの=生物が浄水する方法"について知ると、戦後の政策はいかに「湯水の如くエネルギーを使う」ことをベースに考えられていたかを痛感します。じっくり、屋内で読み込むことで学べる"おすすめ授業"の1つです。
みずのがっこうの夏は8月でようやく折り返し地点。9月から10月のキーワードは「川」「食農と水」「日本酒」です、お楽しみに!
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
(風間美穂)
2011年07月28日
地球人大演説会ーEARTHLING 2011ーまであと2日!!
こんにちは、Think the Earthプロジェクトの曽我です。
7月30日・31日に延期になっていたEARTHLING 2011の開催がいよいよ2日後に迫りました!!

Think the Earthプロジェクトが主催するイベントとしては、初めての大きなイベントです。わくわくドキドキしながら準備を進めています!イベント当日はUSTREAMでの配信も予定しています!
※USTREAM中継は下記URLよりご覧ください。
日本語
http://www.ustream.tv/channel/earthling2011
英語
http://www.ustream.tv/channel/earthling2011-english
USTREAMでのご参加もお待ちしています!!!
(曽我直子)
2011年07月21日
飯舘村より「つながるつなげる さくらプロジェクト」
原発事故で計画避難地域になってしまった福島県飯舘村で、長年農家を続けてこられた菅野義樹さんという若い農家の方が立ち上げたプロジェクトを紹介します。
5月に参加したとある集まりで菅野さんにお会いし、しばらくしてこの計画のご案内をいただきました。
ポストカードを買って、一本の桜の木を故郷に植えようというもの。
菅野さんのブログには
「このプロジェクトの収益金は飯舘村比曽地区に桜を植える費用に使わせていただきたいと思います。比曽地区には桜が見られる場所がなく、いつも「集会所に植えたいね」と話していました。私たちの息子や孫が桜を眺めながら安心して農業ができる日まで、思いをつなげていけたらと思います。」
とあります。
僕も購入して届けてもらいましたが、菅野さんが撮影した写真はどれも温かみがあるもので、気持ちがやすらぐものばかり。でもこの光景が戻ってくるのはいつになるのか、そう考えてこの写真を見ると、心穏やかではいられなくなります。

菅野さんは18代目とのことですから、本当に長い歴史がある農場でした。
これからも長く歴史を紡いでいくはずだった。なのに、
その歴史の途上で突然の事故で未来との間に断絶が生まれてしまった。
気持ちの整理もつかないまま避難せざるを得なくなって、ひとつの土地で積み重ねてきた歴史を、これからどうやって未来とつなげるのか。ばらばらになっていくコミュニティをどうやってつないでいくのか。菅野さんご自身の話を聞きながら、僕も言葉を無くしてしまいました。その気持ちは当事者にならないと絶対にわかりえませんが、ちょっとだけでも応えられたらと思います。
一本の桜の木を、いつか子どもや孫が戻る時のために植えよう、その桜の木の下でいつかまた再会する日までつながっていよう、という想いのプロジェクト。
皆様にもぜひ、購入や告知の協力をお願いしたく、ここに書いてみました。
菅野さんご自身は北海道で再起を図ろうと頑張っています。
(上田壮一)
2011年07月12日
Think the Earth基金の支援先を訪問=PWJ・活動同行編
Think the Earth基金の寄付先訪問、活動同行編。
6月24日(金)は、前日に伺ったピース・ウインズ・ジャパン(PWJ)が行っている、仮設住宅や内陸部の公営住宅への物資配布、運び込みのお手伝いをさせていただきました。
PWJでは、ジャパンプラットフォームから資金提供をうけ、大船渡、釜石、陸前高田、北上、花巻、遠野、住田、金ヶ崎、西和賀、和泉の各地域の仮設、集合住宅向けに生活支援物資の提供を行っています。
この日は、始めに釜石市の旧中学校跡に。ここには59世帯用の仮設住宅が設置されていました。
旧校舎は、物資の一時保管所や被災世帯向けの生活必需品支給窓口などに使われています。

私たちが到着すると、荷物を積んだトラックが何台も待機中(4tトラック4-5台あったかな?)。ここから、200世帯800人分の生活基本セットと、ふとん500セット以上を下ろします。
ちなみに、生活基本セットは、石けん、シャンプーなどの衛生用品、鍋やフライパンなど台所用品、爪切り、はさみ、時計など、全44品目。
搬入は、PWJスタッフのほか、物資を調達してくれたイオンの社員、ボランティアセンターから派遣されたボランティアさんのほか、釜石市役所の方、物資を運んでくれたトラックの運転手さんまで総動員で行います。運転手さんは、荷物を降ろせばお役御免なはずなのに、保管場所まで運ぶのを手伝ってくれました。
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生活支援物資基本セットの一部。トイレットペーパー、ティッシュペーパー、救急箱、ゴミ袋などが入っています。
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学校の校舎だったところなので、エレベーターはありません。重い荷物を2階まで運ぶのはほんとに大変!でも、みんな元気です。
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みんなで汗だくになりながら、約1時間半ほどで搬入修了。市役所の方に挨拶をして、次の搬入場所、内陸部の奥州市に向かいました。
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奥州市では、雇用促進住宅を被災者向けに提供しています。PWJが奥州市に行くのは、この日が初めてでした。奥州市の職員さん、震災前はPWJのことをご存知なかったでしょうから、未知のNGOとの遭遇にやや緊張気味。でも、物資の搬入が終わり、テキバキとした仕事ぶりにすっかり安心した様子でした。
ここは数が少なめだったので、奥州市役所、イオン、PWJスタッフで数と品目を確認しながら、荷物を下ろします。
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物資の調達はイオンのの協力を得ています。一人分ずつ分けてパッキングされているので、現場での仕分けの手間が省けます。(考えてみたらパッキングをしている人達の雇用にもなっていますね。)
最後に、無理言って集合していただきました。
左のおふたりがイオンの社員さん。被災した店舗にお勤めだったとのこと。続いて、PWJスタッフの長妻さん、館野さん、公地さん、右のおふたりが奥州市役所の方です。

生活物資支援担当の公地さんは、元自衛隊員で元青年海外協力隊員。自衛隊でイラクの復興支援に関わったこともあるとのこと。協力隊でザンビアに行き、戻ってきたばかり。
同じく館野さんは、国連の世界食料計画(WFP)スタッフとして、スリランカで働いて戻ってきて間もなく震災が起こったので、さっそくPWJのスタッフに応募したとのこと。
ふたりとも、緊急支援のプロフェショナルです。
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これまで、4つのNGOを訪問し、現地でボランティアをしてきて、改めて、今回の震災の被害の大きさに圧倒されました。と同時に、Think the Earth基金が今まで応援してきたNPO/NGOの果たした役割の大きさを感じています。
そして、こんな時だからこそ、行政や地域の人達、大小さまざまな企業やNPO/NGO、そして私たち一人ひとりが連携して、力を合わせることで、前に進んでいけるのではないかなと、強く思っています。
(はらだ まりこ)
2011年07月12日
Think the Earth基金の支援先を訪問=PWJ編
不定期に続けております、Think the Earth基金の寄付先訪問。
今回は、Think the Earth基金の第一期に寄付をさせていただいた、ピースウインズジャパン(PWJ)の東北・一関事務所を訪ねたときのご報告です。(翌日は、PWJが行っている仮設住宅入居者向けの物資提供の荷物運び込みをお手伝いさせていただきました。)
6月23日(木)午前11:00、一関駅近くのPWJ一関事務所に到着。1軒家を借りています。
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対応してくださったのは、広報の佐藤真央さん。
PWJは、震災が起きたその日に現地入りを決定。翌日には、先遣隊がヘリコプターで調査視察に入り、14日から物資配給等の緊急支援をはじめました。
震災直後は、とにかく燃料確保に奔走。ガソリンを確保し、寒さに凍える約2万人の人達に、一刻も早く...と、石油ストーブや燃料、食料に衛生用品を届けてきました。
そして、1ヶ月ほど経ってから、東北に事務所を構えることに。一関に決めたのは、気仙沼、南三陸、大船渡、陸前高田まで、どこへも1時間半で移動できるという利点から、とのことです。
現在は、1)避難所から仮設や内陸部の公営住宅へ移った人への生活用品提供、2)子どもの遊び支援・心のケア、3)経済復興支援の3つのプロジェクトを主に行っています。
陸前高田・大船渡では、地元の商工会議所にOA機器の提供やネット環境の整備支援を行い、南三陸町では、漁協が海の中のガレキ除去に使う備品や機材の提供をするなど、地域の人達が自分たちの力で立ち上がるためのサポートをしています。
一関事務所では15名の常勤スタッフが働いており、うち東京からの派遣スタッフは4名。
震災後に採用したスタッフの中には被災地出身者もいます。気仙沼出身のアートセラピストさんは子どもの心のケアを、漁業復興プロジェクトは南三陸出身のスタッフが担当しています。
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子どもの遊び支援では『ピースおもちゃ箱』も登場。子どもと関わる大人たちへのワークショップも行っています。
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ところで、PWJが迅速な現地入り、燃料の調達などを行えたのは、日頃から日本各地の企業や団体と連携していたことが非常に大きいとのこと。
考えてみれば当たりまえのことですが、震災が起こってから各方面に支援や協力を呼びかけ、一から関係性をつくっていたのでは、調整に時間がかかります。以前からのつながりがあったからこそ、まさに"緊急"の支援ができたのですね。(2004年の新潟・中越地震の経験もありました。)
例えば、震災翌日、道路が寸断され情報もじゅうぶんにない中ヘリコプターで現地入りしたときは、ヘリポート替わりにイオンのスーパーの屋上を借りたそうです。暖を取る燃料やガソリンは、関西方面の支援者も大きな協力をしてくれたとのこと。
●震災発生から3ヶ月のPWJの活動と今後の中長期支援の見通しは、こちらからダウンロードできます。
『東日本大震災被災者支援にかかる3か月報告』
http://www.peace-winds.org/jp/news/archives/110613_1500.html
企業から届く支援物資の箱に、社員の方からのメッセージが。
「企業さんが平日にボランティアを派遣してくれるで、助かっています」と、佐藤さん。
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最後に佐藤さんから、皆さんに伝えたいことをお聞きしました。
「被災地にはまだガレキが残っており、困っている人もたくさんいます。市役所、避難所のリーダー達はずっと気を張って頑張ってきて、疲れています。被災地にボランティアに来られなくても、自分のまわりで東北を応援するイベントに参加したり、企画したり...被災地を応援し続けてください。ツイッターやブログなどで、東北のことを話題にするのでも、いいんです。」
震災から4ヶ月が過ぎ、地域の力で立ち上がるエネルギ−も日増しに大きくなってきているように思います。その火を消さないように、日々、東北のことを話題にする...という小さなことからでも、応援していけたらいいなと思います。
PWJ広報の佐藤さん。
「海外の支援現場との違いは、ガレキの中から私たちと変わらない日常が、生活感が感じられること。湧き上がってくる感情が違うんです。」
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被災地も、頑張っています。PWJに伺った時も話題にのぼった「浜のミサンガ」には、働き者の浜の女性たちの、自分たちで仕事を生み出していこうという気持ちがこもっています。
●三陸に仕事を!プロジェクト
http://www.sanriku-shigoto-project.com/
地震・津波で被害を受け、壁がはがれ落ちていても営業を続けるガソリンスタンドは、地域の人々の命綱のひとつ。被災地のあちこちで見かけました。
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(はらだ まりこ)



