2017年07月12日

[AQUA SOCIAL FES!!]鶴見川源流保水の森でホタルウォッチング

地球日記プロジェクト裏話お知らせ

2012年に始まったトヨタのハイブリットカー「AQUA」のプロモーションイベントである「アクアソーシャルフェス」。Think the Earthは、企画当初から運営に関わっています。フェスは今年も全国47都道府県で実施し、神奈川県・鶴見川流域での活動では、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングの皆さんが共催しています。

6月24日(土)には、町田市北部丘陵にある鶴見川源流保水の森で、草刈りとホタルの観察を行いました。ホタル観察は、夏の風物詩とあって人気のプログラム。学生を中心に約70人もの方が参加してくださいました!

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▲作業前に参加者全員でウォーミングアップ 

この森には、日本の国蝶であるオオムラサキを育み、雑木林に賑わいをもたらすエノキを、過去5回にわたって植えています。前半の草取りは、2014年の植樹地点が作業場所。斜面にぼうぼうと伸びるセイタカアワダチソウを根っこもろとも、ひたすら抜いていきます。参加者の作業もどんどん進み、あっという間に草取り作業は終了しました。

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▲エノキの根本には草が生い茂っています

活動の後半、あたりが暗くなると、ホタルの観察です。観察地点では、ホタルが光るたびに「わぁ〜」という歓声があがります。開催日と出現時期のピークがぴたりと合い、たくさんのホタルを見ることができました! ふわふわと飛んで行く光はとても優しくて綺麗です。

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▲草陰から見えつ隠れつ、ホタルの光が舞います

アクアソーシャルフェスでは、おなじ源流で2012年にホタルの幼虫を放流しました。これまでの活動を振り返ると、年々と再生していく自然の力強さと、続けていくことの大切さを実感します。

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▲ホタルの幼虫の放流は、2012年4月に行いました

ホタルは年々、倍々に増えているそうです。来年はどうなるのか楽しみですね!


自然に囲まれた活動の機会を作ってくださるトヨタマーケティングジャパンや、日頃から鶴見川流域で様々な作業を行っていらっしゃる鶴見川流域ネットワーキングの皆さんの努力に、あらためて敬意と感謝の気持ちを感じました。

鶴見川第2回は、10月に中流でのプログラムを予定しています。ご興味のある方は是非、公式ページからチェックしてみてください! 今回の詳しい活動レポートも、アクアソーシャルフェスの公式ページで見ることができます。
http://aquafes.jp/top/(トップ)

(松本)

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2017年06月30日

東京スカイツリー®の新しい活用方法を考えるアイデアソン「スカイシェア未来会議」

地球日記プロジェクト裏話お知らせ

こんにちは、曽我です。
2017年6月17日(土)、東京スカイツリー®の新たな利活用の方法について、グループ単位で自由にアイデアを出し合い、発表するアイデアソン「スカイシェア未来会議」(主催:東武タワースカイツリー株式会社 共催:慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 神武直彦研究室 事務局:一般社団法人Think the Earth)が開催されました。

半年間にわたり東京スカイツリーの社員の皆さん、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の皆さんと共にアイデアソンのテーマやプログラムを考えてきました。今回はアイデアソン当日の様子をご紹介したいと思います!

私は2010年に東京スカイツリーの見える場所に引越しをしました(地元は関西です)。住み始めた頃はまだ建設中で、徐々に完成していく東京スカイツリーを見るのがとても楽しみでした。完成した後は今日も凛々しいな、今日は天気が悪くて見えづらいな、と思うだけでしたが、今回のアイデアソンを通じて、いつも見ているだけの東京スカイツリーをとても身近に感じることができました。

0617_001.jpg会場の様子

東京スカイツリーは展望台、電波塔としてだけでなく、高さを活かした研究機器の設置場所としても活用されています。今回のアイデアソンは、空きスペースの利用や、高さ・立地等の特徴を活かした東京スカイツリーの新しい活用方法を参加者とともに自由に考える機会でした。

参加者は、地元墨田区の方、東京スカイツリーが好きな方、アイデアをたくさん持っている方、東京スカイツリーで働く社員の方等。東京スカイツリーに対するさまざま思いを持つ総勢57名の方が集まりました。

0617_002.jpg東武タワースカイツリー株式会社 賃貸管理部 友光 勝司さん

東京スカイツリーの賃貸と聞くと店舗利用をイメージしますが、実は東京スカイツリー内には(内外部に)いくつも空きスペースがあり、そこを借りることができるそうです。塔外部分にはアンテナやカメラ以外に、研究装置なども設置されているそう。現在設置している研究装置は、防災カメラ・雷観測・温室効果ガス観測などです。

なるほど、賃貸と言っても店舗に場所を貸し出すのではなく、東京スカイツリーならではの活用方法を考えるのかと、納得しました。

今回の会場は東京スカイツリーが目の前に立つイーストタワーの会議室です。参加者の皆さんは自然と東京スカイツリーが見える大きな窓に吸い寄せられ、イーゼルパッドと付箋を持って移動。アイデアもどんどん浮かんでいる様子でした。

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ある程度アイデアが出たら、東京スカイツリーの裏側を見せてもらうフィールドワークに出発です。

0617_005.jpgアイデアの参考資料

実際に現場を見るとアイデアがより具体的になっていきます。

賃貸スペースで出来ることがより明確になったところで、アイデアを絞り、発表準備に入ります。どんどんいいアイデアが浮かぶので、一つにまとめることができません。どのグループも議論が白熱し、会場内は熱気を帯びていました。なかなかやまないディスカッションですが、いよいよ発表です。

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スキット(寸劇)では東京スカイツリー役を演じたグループもいました

皆さん即興とは思えない演技力で、自分たちのグループのアイデアをスキット(寸劇)とカスタマーバリューチェーンを使って発表します。

0617_008.jpg0617_009.jpg0617_010.jpg0617_011.jpg左)国立研究開発法人情報通信研究機構 経営企画部 統括 島田淳一さん 右)東武タワースカイツリー株式会社 取締役社長 酒見重範さん
0617_012.jpg慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所 准教授 井上淳さん

審査員である、東武タワースカイツリー株式会社 取締役社長 酒見重範さん、国立研究開発法人情報通信研究機構 経営企画部 統括 島田淳一さん、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所 准教授 井上淳さんから、アイデアに対して、東京スカイツリーを使うメリットはどこにあるのか、高さをどう活かしているのかなどをメインに、様々な質問が出ました。

いよいよ、待ちに待った結果発表の時間です! 未来賞、シェア賞、東京スカイツリー賞、ソラカラ賞の順に発表されました。

0617_013.jpgThink the Earthと共にプログラム開発、当日のメインファシリテーターを担当した慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 神武直彦さん

全グループのアイデアの詳細は、東京スカイツリー公式ホームページで公開されていますので、下記URLよりご覧ください。
http://www.tokyo-skytree.jp/news/info/41

惜しくも賞には至らなかったチームのアイデアも、斬新なものから、実現性の高いものまで本当に素晴らしいアイデアばかりでした。

引越しをしてから特別な存在になった東京スカイツリーですが、今回のアイデアソンを通じて、今まで以上に好きになりました。この先、5年後、10年後、20年後、どんな賃貸事業が実現し、どんな未来を描くのかとても楽しみです!

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(曽我直子)

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2017年05月26日

クリエイターの視点で作られたNPOのポスターたちが勢揃い!ソーシャルポスター展

お知らせ

NPOの活動を伝える「ソーシャルポスター展」が5月24日(水)から日比谷図書で始まりました!
今回の企画は電通グループのクリエイター131人と日本NPOセンターが公募した69のNPOが参加し、各団体が向き合う課題や活動内容を表すポスターを制作。その数はなんと約220枚になります。

この企画にThink the Earthも参加し、電通のアートディレクターの大久保里美さん、コピーライターの壇上真里奈さんに、こんな素敵なポスターを作って頂きました!

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大久保さん、壇上さんには、昨年の7月にThink the Earthの活動の説明をさせて頂いてから、11月のお披露目会まで一度もポスターの確認などはなかったので、一体どんな作品になっているかドキドキでしたが(笑)自分たちの目線からは考えつかないようなポスターが出来ていて、感激しました。

自分たちがポスターを作る場合、「ああしてほしい」「もっとこうしてほしい」と色々とリクエストしてしまいますよね。でも、外部の人が自分たちの活動を知って、それを多くの人に伝えるための言葉とデザインをしてもらうことで、改めて自分たちがどう見られているのか、客観的な視点を持つことが出来ました。

Think the Earthの活動は多岐に渡るので、表現するのは難しかったと思うのですが、「考える。それは力になる。」というタグラインと自分たちが見える景色を別の視点で切り取るデザインで、うまく表現してくれました。(大久保さん、壇上さん、本当にありがとうございました!)

展示会に行ってもらえればわかると思うのですが、多様なNPOの活動が、それぞれ参加したクリエイターの眼差しと個性で、1枚のポスターに表現されています。

同じポスターでも、こんなに印象が違うのかという驚き。
そして、1枚のポスターという限られた表現エリアだからこそ、見る側にも分かりやすくメッセージが伝わります。

たとえば、これは産後ケアを取り組むマドレボニータのポスター。
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母乳をあげることはラグビー1試合分!?とビックリしますが、いかにお母さんが毎日大変か想像できますよね。

こちらは、精神障がいやこころの不調、発達障がいをかかえた親とその子どもを応援するぷるすあるはのポスター。

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一体なんのこと?と思う印象的なキャッチコピーに目を奪われます。子どもの心の声が、問題の深刻さをダイレクトに伝えています。

日本自然保護協会のポスターも、別の意味でおや?どういう意味?と興味を持たせられます。

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その他にも素敵なポスターがたくさん!
こんな短時間に69のNPOの活動を知れる機会はそうそうありません。
会期は5月30日までと短いですが、ぜひ日比谷図書文化館1階の特別展示室へ足を運んでみて下さい。

(笹尾 実和子)

ソーシャルポスター展
日時:2017年5月24日(水)~5月30日(火)10:30~16:30
会場:日比谷文化図書館1階 特別展示室(千代田区日比谷公園内)
東京メトロ 丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」徒歩約3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」徒歩約3分

【5月22日追記】
先月、日比谷文化図書館で開催されたソーシャルポスター展。期間が短く行けなかった方も多いと思います。facebookでは、各NPOのポスターが紹介されているので、ぜひ見てみてください。^^
ソーシャルポスター展facebookはこちら

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2016年10月06日

未来の働き方を考える 〜おもいやりの"スイッチ"を入れる人を増やす〜

プロジェクト裏話おすすめ infoお知らせ

自分の中で、新しい時間軸と関係のフレームが再構築された。

これからの働き方、企業に所属しながらの複業に関心がある人が増えている。
今回のラウンジスイッチでは、会社員でありながら、社会との関係に目を向け、仕事(会社)だけにとらわれない生き方を提案している一般社団法人Work Design Lab代表の石川貴志さんをゲストに、参加者と共にこれからの働き方を模索した。

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石川さんは、1978年広島生まれの38歳。現在、企業の経営企画室で働きながら、社外活動も含め7枚の名刺を持ちながら様々な活動をしている。3児のパパだ。奥さんも、働きながら、社外活動もしている。石川さんが仕事以外に目を向けようと思ったきっかけは2つある。

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ひとつは、32歳の時、子供が生まれ「父」になったこと。「今まで、自分中心だけの社会構造だった世界観が『親--自分--子供』という新たな時間軸の関係性ができ、子供に何を残せるかを考えるようになりました。それは短期的なことではなく、100年後の他人事が自分事に変わるという意識の変化になり、地域に関わりたいと思い始めたんですよね」。石川さん自身、『社会性が増した』と笑いながら話す。

もう一つは、その考えのもと、社外活動のひとつとして関わった「SVP東京」の存在だ。簡単に言えば、士業の人を中心にお金を出し合い、これからの社会に必要な団体に、お金と知恵を投資していくシステム。最近では多くのサラリーマンも参加しており、プロボノの上級編と言ってもいいかもしれない。社会課題を解決させていく事業を育て、社会にインパクトを与えていくやり方に石川さんの意識もどんどん社会性を増し、自身が実現したい活動への一歩を踏み始めていった。

石川さん自身が家族を持ち、会社以外の時間でも「未来」を考えるようになり、いままで希薄だった自分の中の「家族」・「社外コミュニティ」・「企業」・「地域」のフレームが新しくカタチ作られていったのだ。


今は、会社をやめなくても面白いことができる。

「スイッチの入った人を応援したいんですよ」。熱量高く、けど爽やかに話す石川さんのメッセージは次のことだ。「例えば、個人に想いがあって仕事をしているけど、そのやり方や成果は会社の通常ルールからするとNGで怒られる。けど、社会的側面からすると、とても必要でいいこと言っているケースってないですか?新しい事業開発や、未来のコミュニケーションを作り出す際によくあり、会社のリソースを活用しながら、どうやって実現できるかに悩む人が多くいるはず。そういった会社を辞めずに社会にいい活動を行う人を応援したいんです。」

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また、考え方の整理として次のようにも語る。「Work(仕事)、Life(家庭)、Social(社会)の3つの枠が重なるポイントに継続的で、現実的な個人の理想的な活動があります。想いが先行しすぎると、経済的に成り立たなくなるケースも多いため、個人だけ応援していくのではなく、関係性を見ながら解決していくことが大切なんです。いまそれをしている一部の企業人が、自分がやりたいことをきちんと会社の利益を考えて実行している人が出てきていると思います。」

企業・組織の枠を越えていき、一緒に解決していく時代がいま既に起きている。石川さん自身も、運営するWork Design Labの始まりである『働き方と組織の未来ダイアログセッション』を通じて、本業を活かしながらいまのあらゆる活動つなげている。


働き方の未来は、個人と組織の関係性にある。

Work Design Labのビジョンは『イキイキと働く大人で溢れる社会、そんな大人をみて、子どもが未来に夢を描ける社会を創る』こと。

活動のひとつである『働き方と組織の未来ダイアログセッション』では、まずは社会と会社の今を知ることで、参加者に勇気と気付きを生みだす場を作っている。様々なゲストを呼び、事例を知れることもあり平日夜開催にも関わらず100名以上集まる回も少なくない。場の特徴として、企業側と個人側で、"ルール違反者"のゲストを呼ぶ。(※違反者とは時代に必要で新しいコトに挑戦している人を指し、現状の会社ルールが合わなくなっていることを指す)。

「働いていて、個人のミッションと組織のミッションのバランスが完全に一致するケースってどれだけ多いでしょうか(笑)。お互いが描くイメージの円が一緒に重なればハッピーですけど、ズレ続けると、個人は転職したくなり組織との距離が遠くなっていきます。長い期間会社で働いている人は苦労をした経験は見に覚えはないですか?」会場の参加者はドキリとしつつ、深く頷く。

もうひとつの活動として、サラリーマンイノベーターネットワークがある。これはオープンな対話の場ではなく、出会いの中で知り合った各企業のイントレプレナー同士を引き合わせ、事業を起こしやすい仕掛けを研究していく場だ。まずは、フレンドリーな研究の場から事前に一緒に考え、お互いにいい時期になったら正式な事業として、きちんとした段取りや許可を取って会社のリソースを使いビジネスとして実現していく。会社を辞めずに、会社にも個人にも社会にも利益をもたらす準備と言い換えても良いかもしれない。まさに所属する会社との関係性を継続させながら、自己実現させるためのやり方だ。また、基本的には人事やCSR部の人に声をかけ、組織としての新しい挑戦として社会に同じタイミングでコトを仕掛けようとしているのが面白い。


複業を成立させるための"個人の法人化"とは?

活動から3年が経過して社会が変わってきたと石川さんは語る。石川さんのように企業で働きながら社会に貢献したい人が増え、働き方の変化が個人と組織間で起こっているようだ。「主観ですが、個人の変化では、ライフワークバランスのように、個人の時間のコントロールをしたい人が増えているんじゃないかと思います。一方で、組織の変化では、パフォーマンスが高い社員ほど、社会貢献の場に参加することが多く、個人にとって利用価値の高い「場」として会社が機能しないと人材流出する可能性が増えている。両方の立場に立って考えることがこれからは必要ですが、個人がやりたいことを実現するためには、企業と個人のWhat/How/Why の3重円を行ったり来たりして考え、その人の根本的な考え方のWhyを共有することが仕事をする上でとても大事になってくると思います」。

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石川さんは、会社というコンセプトを手放し、新しい組織の雛形をつくることで、「個人の法人化」が成立し、人材の適材適所や業界を超えたスキル共有が、これからのキーワードとなってくると見ている。

また、個人だけのメリットだけを考えるのではなく、変化と成長をするには、場に貢献し育てていくことがやはり大切であることが前提であることも、しっかりと語る。「幸せの価値観の多様化があるからこそ、うまくいかないこともあるし、思い通りにならないこともたくさんあります。でもそこをしっかり向き合うことで自分が成長させられるんだなと実体験として感じています。自己の主体性と他者との関係性を考えながら行動する。これがこれからの働き方と複業のヒントになると思っています」。

石川さんの実体験を元に、なぜ今それをするのかというWhyの部分の話は、同世代の参加者や組織での管理クラスにも大きな共感があり、後半のスイッチトークも大いに盛り上がった。今後の個人と組織の関係性について、興味があれば、ぜひWork Design Labの場に参加してみたらいかがだろうか。働き方の新しいスイッチが、きっとONになるに違いない。

(推進スタッフ 鈴木高祥)

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2016年07月17日

新ソーシャルアクション企画塾「ラウンジ・スイッチ」がスタートしました

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みなさんは「おもいやりライト」ってご存知ですか?
おもいやりライトは、交通事故が一番多い時間帯(夕方16時〜18時)にヘッドライトの早期点灯を促し、交通事故を削減するための運動です。おもいやりライト運動はなんと今年で6年目。そこで新しい領域を照らそうと、一歩踏み出す人を応援するための新しい活動が始まりました。その名も「ラウンジ・スイッチ」。これから社会のために何かしたい!というポジティブなエネルギーをもった人たちと一緒に学び、活動するためのノウハウやマインドを共有するソーシャルアクション企画塾です。先日その第1回目が3×3lab futureで実施されました。

オープニングトークは思いやりライト運動プロデューサーの山名清隆さんとThink the Earthの上田の対談からスタートしました。二人は、ラウンジ・スイッチの支配人として、全7回の授業に参加者のみなさんと一緒に参加します。

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プロデューサーの山名清隆さん(左)とThink the Earthの上田(右)

山名さんと上田が今、キーワードとして考える「逸脱力」。自分たちがソーシャルデザインの活動を始めた10数年前は、「何か変わったことをしている人」という立ち位置でした。言うなれば「はみ出し者」だった二人。会社以外に何かを新しい事を始めるハードルがとても高かった。でも、今はSNSなどの進歩により、誰もが情報発信したり、会社以外で仲間を見つけて活動できる環境が作りやすくなったと言います。そこで、今度はソーシャルな活動をもうあと一歩進めるためのアイデアや方向性について議論は進んでいきます。

例えば、パブリックスペースを考える上で今、重要視されているタクティカルアーバニズム(TACTICAL URBANISM)という概念。バンクーバー ビエンナーレの事例では、水辺の何気ないスペースに彫刻を置くことで、市民の憩いの場になっているそうです。ちょっとしたクリエイティビティを加えることで、町が変わったのです。
(詳しい記事はこちら

また、2014年からパリでは市民参加型の予算編成を始めました。住民からどんな町にしたいか意見を募り、その中から予算を使うプロジェクトを住民投票で選ぶ制度です。
実際に、市民の意見を聞くための部署が設置され、5000のアイデアが集まり、さらに500に絞ったアイデアの中から、投票で選ばれたプロジェクトがすでに始まっているそうです。まさに今までにない、公共セクターを超えた逸脱セクションの誕生と言えます。

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二人の話を熱心に聞く参加者のみなさん

そうして数々の事例とアイデアを話した後は実際に企業と社会の境界線を飛び越えて活躍している今日のゲストの話へと移ります。第1回目の講師「 前橋〇〇部 」の藤澤さんの登場です!

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藤沢さんのスライドの1枚。ご自身の写真を大胆に使ったデザインが印象的

藤澤さんが2011年に前橋に戻った時に、地元の人に面白い場所や人を聞いても何も答えが返ってこなかったことに「ヤバい!ここには何もない!」と焦ったそうです。前橋は歴史的な建物もなく、文化的な世代間の会話もなかった。そして遊びに行くなら高崎に出ればいい、という空気感。
この状況を何とかしたいと考えていた時に、前橋自転車通勤部と出会います。何をしているかと言うと、単純に自転車で通勤をしている人たちの集まり。でも、小さなコミュニティの存在がそこにはありました。

そこで、「 前橋〇〇部 」と題して、前橋でたくさんの部を立ち上げることを思いつきました。パズルが好きならパズル部。パフェが好きならパフェ部。特に許可や申請の必要はなく、ゆるーい部活動の促進を、最初は一人でfacebookで部の立ち上げ宣言をしていました。そこで、序所に反応があり、次第に人が集まるようになりました。

前橋〇〇部の次は「前橋○○特区45DAYS」。前橋を〇〇特区にしたい、という市民の声を集める活動と、週末にはイベントを開催し、市民が集う場を、前橋市と共催で実現しました。ロゴからフライヤーまで藤澤さんご自身で手がけました。

昨年のアーカイブ動画

そして、最後には前橋でアイドルユニット「ハイタッチガールズ」を結成するまでに至ります。アイドルが町にいることで、場が華やかになる、そしてアイドルに会いにファンが来てくれる!元々アイドル好きだった藤澤さんは、「ハイタッチガールズ」のプロデュースに夢中になっていきます。この時のことを「猛烈に楽しかった!」と振り返る藤澤さん。しかし、楽しいだけではありません。悩みもたくさんありました。それはここだけの話として聞いたので、詳細はお伝え出来ませんが、最後は会場からは藤澤さんを応援する声で締めくくられました。

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成功したことも、失敗したこともすべてを包み隠さすお話してくれた藤澤さん。とっても素敵な方でした。

このラウンジ・スイッチはまだまだ続きます!
次回のLOUNGE SWITCHは7月19日(火)19:00~21:00でパクチーハウス東京の佐谷恭さんにお越し頂きます。次回からの参加、第2回のみの参加もOKなので、気になった方はお気軽にご参加下さい。詳しくはこちら

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最後はみんなで記念撮影!

(笹尾実和子)


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